TRPGをやりたい!

電源・非電源ゲーム全般の紹介・考察ブログ

2016-04-01から1ヶ月間の記事一覧

シナリオ「糸に囚われて」が動画にされました!【リプレイ動画紹介】

ちょっと嬉しいことがありましたので、ご報告です。 私の書いたシナリオ「糸に囚われて」をリプレイ(風)動画化していただきました! シナリオを書いた私自身も大いに楽しめたこの動画シリーズ。完結を迎えたところで、この度投稿者の古笏さんから紹介の許…

【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】死者のストンプ【Part.4】

Chapter 2 into the Underground Community(裏社会) 4th. Feb. 1921at the backyard of the bar "Wonderful World".in Arkham, Massachusetts. 【ここまでのあらすじ】 ジョンの経営する違法酒場でレスターが酒を飲んでいたとき、知人のピート・マヌスコが…

【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】死者のストンプ【Part.3】

Scene 3 : Dear Policeman(親愛なる警察官様) KP:さてお二人。人が次々に押し合いへし合い飛び出してくる中に向かって、目星ロールをどうぞ ジョン:1d100<=25 Cthulhu:(1D100<=25) → 85 → 失敗 レスター:1d100<=90 Cthulhu:(1D100<=90) → 96 → 失敗 …

アパッチ・ロングボウについて語ろう

別に兵器マニアというわけではないのですが、最近訳あって自衛隊の兵装について調べる機会がありました。そこで戦闘ヘリ、AH-64Dアパッチ・ロングボウがどうにもかっこいいので、ひと記事分の分量だけアパッチ・ロングボウについて調べてみることにしました…

探索順にしばられない情報提供【クローズド構築ノート4】

クローズドシナリオの設計思想を技術別に整理して記録しておくシリーズ第4弾。今回もクトゥルフ神話TRPGのシナリオを書くのを前提に記事を書いていきます。 今回扱うのは、探索順にしばられない情報提供を行う「フレキシブル(柔軟性のある)シナリオ」とい…

【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】死者のストンプ【Part.2】

Scene 2 : Dead Man Stomp(シーン2:死者のストンプ) KP:まずやることがありますね KP:というわけで、この事態を前にした反応をSANチェックで確かめてみましょう(1/1d6) ジョン:1d100<=60 Cthulhu:(1D100<=60) → 34 → 成功 レスター:1d100<=75…

【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】死者のストンプ【Part.1】

Chapter1 Roaring Bar(狂騒の酒場) 4th. Feb. 1921at the bar "Wonderful World".in Arkham, Massachusetts. Scene 1 : Drink a toast to this "Wonderful World"(シーン1:この“素晴らしき世界”に乾杯を) あの忌まわしき禁酒法が施行されてからもう1…

地震の種類と発生メカニズム

熊本地震の被災者の皆様の一刻も早い生活の復旧を祈りつつ、この機会に地震について整理しておきます。 東日本大震災以降、原発との関連で急激に国民の地震知識レベルは向上しました。これまでの地震報道で「活断層がここを走っていて…」などという解説が挟…

【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】死者のストンプ【Part.0.5】

【前回のあらすじ】 テキストセッションのやり方を学びつつ、キャラクターシートを用意したうっかり(赤字)ときつね(青字)。続いてロールプレイの方法や、キャラクターの細かい設定を詰めていくことになる。そしていよいよ、シナリオのオープニングへと進…

雑記的反省会:シナリオに足りない要素を考えよう

というわけで、先日ひとつのリプレイが完結しましたが、どうにも弱い。「シナリオパワー」なるものがあるかわかりませんが、何かそういうものが弱いんです。 今日はシナリオの反省をしながら、TRPG日記カテゴリーで雑記を展開してみます。今日の教訓は改めて…

【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】死者のストンプ【Part.0】

はっきり言います。 面白すぎたんです。 今回、初めて公式シナリオのリプレイを執筆することにしました。あまりシナリオのネタバレになってもいけないと思い、他の方が書いたシナリオのリプレイは控えていました。しかし、あまりに面白かったんです。このロ…

【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】小島に潜む巨悪【Part.11】

【前回までのあらすじ】 森田とともに祠を再生して回る探索者たち。バウマンの企む謎の生物アニトの復活を阻止するために、最終決戦の舞台封印の洞窟へと向かうのだった。 KP「山道をガタガタと車を走らせたその先を塞ぐように、巨大な粘膜状の生物が現れま…

中国脳:脳とはいったいなんなのか?

というわけで、早速中国脳について扱っておこうと思います。 中国脳とは、だいたいの物は金と軍事力でなんとかなるし、国内の物は化学物質があったり作りが雑で危険なので、海外産のものを食べたり使ったりしたほうがいいという… 違います! 中国脳というの…

中国語の部屋:ジョン・サールのガバガバ思考実験

昨日の記事で人工知能を扱った際、ジョン・サールという言語学者が登場しました。この人、超有名人なんです。 ジョン・サールが示した有名な思考実験に、中国語の部屋というものがあります。なんというか、正直わりとガバガバ思考実験なんですが、どういうも…

人工知能と脱スキル化論

人工知能の発達が著しい時代です。 端的に言って、人工知能は人間を支配するようになるんでしょうか? 人工知能には二種類あるという伝統的な分類があります。 言語哲学者ジョン・サールによる分類で、「強いAI」と「弱いAI」です。 「弱いAI」とは、ルール…

知識経済の到来とこれから

商売して儲かる原理には様々な種類があります。 その昔、はるか西方の香辛料をはるか東方に運ぶことで利益を得る交易経済が最高の儲けを叩き出す経済と考えられていました。その方法は航海術の発達を経ても変わりませんでした。 しかし、蒸気機関を利用した…

クオラムセンシングとバイオコンピューター

生物は細胞から構成されています。 それゆえ、どうにかして細胞たちの間で情報を共有し、その分裂や活動を制御しなければなりません。 人間や他の多細胞生物の場合、ここで利用されているのはホルモン(内分泌物質)です。神経伝達物質はこれとは別のものと…

身体心理学とエリクソン催眠

「心」とはいったいなんでしょうか? この問いは認知哲学や心理学の領域で「心の哲学」と呼ばれています。 この問いかけに対して様々な回答が寄せられる中に、身体心理学という考え方があります。この理論では、心と体を切り分けることをしません。人間は、…

経済学の祖アダム・スミス

最近名前を思い出せなくて悔しくなっていたアダム・スミスについて、メモしておきます。 経済学の祖なんて言われていますけど、別に微分積分を使ってミクロ経済学やらマクロ経済学やらを立ち上げたわけではありません。 アダム・スミスは「国の富の総量」を…

【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】小島に潜む巨悪【Part.10】

【前回のあらすじ】 花子は死んだ。突然の愛牛の喪失にSAN値をすり減らす郁三。不定形の巨大な生物に襲撃された社会運動組織本部から森田とリンファを救出した二人は、情報を共有してこの島の謎を解き明かす。 郁三「森田さん、はっきり言って、バウマンさん…