2017-01-01から1年間の記事一覧
クトゥルフ神話TRPGのキーパリングをしていると、しばしば遭遇する事態があります。 すなわち、「プレイヤーたちが必死に相談するけれども、次の行動が決まらない」という事態です。キーパーの方からアドバイスをするべきなのか、あくまでプレイヤーたちに委…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4|2nd-5| GM:というわけで、自由の街、魔動機都市ムートランドの冒険者の宿から物語をはじめます。 GM:この街には軍隊がおらず、簡単な警察組織こそいますが、冒険者が多くを請け負う…
クトゥルフ神話TRPGのキーパリングには様々な方法があります。 今回は、多様なキーパリングスタイルを、「プレイヤーにいかなる能力を要求するか」に注目して分類してみます。 ゲームシステムに従う:ゲーム型KP ゲーム型KPの利点 ゲーム型KPの欠点 発想力を…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| ここまでのあらすじ 冒険が始まった街、ダインハイト要塞はその事実上の指導者ノイルの裏切りによって陥落した。難民を守りながら街を逃れた冒険者たちは、帝国領アイラットで復興支援…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| 前回のあらすじ アイラットで巻き起こっていた政治的混乱は、冒険者たちの物語と交わりながら、騎士団営所で大型魔動機が市民に発砲するという事件で急速にクライマックスへ向かった。…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| 前回のあらすじ 女に騙されて騎士団の営所で戦闘状態に陥ったカシウスは、そこでまた一人の女を落とし始めた。もう奴は病気としか思えない。そんなことだから女で苦労するし光の妖精さ…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| 前回のあらすじ とらわれていたレイラとコーラルを助け出したが、その後ろから現れた戦闘用魔動機クィンドゥーム。苦戦の末ようやく煙幕が晴れ、満身創痍ながらもクィンドゥームを半壊…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| 前回のあらすじ 要塞戦用大型魔動兵器クィンドゥームが起動した。その巨大な体躯に搭載された4門もの銃砲が立て続けに冒険者たちを襲う。ミカは魔動機のセンサーの性質を活用すべく、…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| 前回のあらすじ この街には狂った女NPCしかいないってのか!! カシウスを騎士団の野営地に送り込んだレイチェルは、そこで何かが起こることで自分たち帝国商会の力を強くしようと企ん…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| 前回のあらすじ 騎士の服を奪って逃げ出したレイラとコーラルは、侵入したカシウスたちと合流する。互いの状況を確認したところで、営所の外でなにやら騒ぎがおこりはじめた。状況を掴…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| 前回のあらすじ アークの首飾りを巡って暗躍する秘書官のミカ。フロンタは彼女の不審な動きに気づいていながらも、自分自身の判断が疑われて当然だとの考えから深く詰問することはせず…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| 前回のあらすじ レイラとコーラルは、以前騎士団に身柄を引き渡した暗殺者の手引きで脱獄に成功した。彼にマギスフィアを届けたのはレイチェル・ブラックバーン……つまり、以前の暗殺未…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| 前回のあらすじ 秘書官ミカの独断で監獄に収容されていたレイラとコーラル。コーラルを撃つことでレイラを脅し、首飾りの存在を認識したミカは、何者かに操られているかのように監獄を…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| 前回のあらすじ レイラとコーラルは地下牢に入れられていた。二人は絶望的な環境でガールズ・トークを繰り広げるが、一向に助けが来る様子はない。いったいどのような経緯でこんな場所…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| 前回のあらすじ レイラとコーラルは生きていた。自身が帝国商会の工作員だったと告白したレイチェルから、二人の生存を聞かされたカシウスたちは、レイチェルの提案する作戦に従って二…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3|2nd-4| 英雄志望と二つの剣 ここまでのあらすじ ごく普通の冒険者として歩み始めたアークたち5人の冒険者は、偶然から国家の要人とのコネクションを得る。しかし彼らの街は騎士団長の裏切り…
表題の通り、シナリオの性質を測るためのいくつかの定規(測定方法)を思いついたので置いておきます。 基本的には、シナリオの性質を測定し、ライティング・キーパリングの参考とするための手段として設計してみました。自分自身のシナリオに客観的な批評を…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3| クキバミ:「……我がフロンタ隊長から聞いた話はこれだけだ。いま、アークを中心に、この大陸が動き始めておる」 カシウス:「……わかった、ありがとう」 クキバミ:「……我はまだ付き合いも浅い…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3| 前回のあらすじ 精神に異常を来したアークをカシウスとクキバミが辛くも運び出した。遺跡の中にはレイラとコーラルが残され、その安否は不明のままだった。報告に戻ったクキバミはフロンタか…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3| 前回のあらすじ 自身の失敗を受け入れられないアークは精神に異常をきたしてしまう。カシウスが殴って気絶させ、クキバミとともにバイクで追っ手を振り切って遺跡を脱出した。急ぎ重症のアー…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3| 前回のあらすじ レイラは自らが犠牲となることで、アークとカシウスを生かすことを選んだ。しかしその決意は、自分の力でみんなを助けるとサラーに誓ったアークにとって別の意味を持っていた…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3| 前回のあらすじ 浮ついて連携のとれない冒険者たちに容赦ない攻撃が浴びせられる。ポーションを使い忘れた事故も重なり、コーラルが気絶してしまう。状況的に相手をすべて打ち倒すのは不可能…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3| 前回のあらすじ 一人駆け出したコーラルを追いかけると、壁を叩き壊していた。壊れた壁の向こうは以前通過した動く壁の廊下で、そこには魔神たちが出待ちを仕掛けていた。パーティがバラバラ…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3| 前回のあらすじ 以前農民を殴って騎士に従わせたことでサラーに咎められたことを振り切ることができないアーク。力で奪うことが正しいと極端な意見を言うコーラルの姿、それを真っ向から否定…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3| 前回のあらすじ 水場を渡った先の廊下で、天井につながっていた隠し通路を開いておき、水場を通らない帰路を作っておいた。その先の行き止まり、遺跡の最深部らしき場所で見つけたのは、魔剣…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3| 前回のあらすじ ヴァルブレバースとダスキーグレイスを退けた冒険者たちは、奥に逃げた小物くさい魔神を追うことなく、丁寧に回復処理をして1時間を費やした。遺跡の安全を保つという目的の…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3| 前回のあらすじ ヴァルブレバースは強力かと思ったが、そんなことはなかったぜ! コーラルとクキバミの範囲攻撃が炸裂し、ものの1ラウンドで強敵をしずめた冒険者たち。奥で指示を飛ばしてい…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3| 前回のあらすじ 発見された遺跡を探索していると、謎の装置を発見した。起動させて動く壁に閉ざされていた通路の奥へ進むと、そこで魔神語を使う敵対的集団に遭遇する。闇の中から現れたのは…
<前回 |第1シーズン|2nd−1|カシウス過去編|2nd−2|2nd-3| 前回のあらすじ クキバミを仲間に加えた冒険者たちは発見された遺跡に乗り込んだ! 内部の安全さえ確保できれば仕事はおしまいだが、果たして無事に冒険を終えることができるのだろうか……?
だんだんキャラクターデータを読めるようになってきて、フルスクラッチに挑戦して、ようやくコンセントレイトなしのキャラクター構築とかにも慣れてきた結果、見える世界が違いすぎることに気がつきました。 初心者向きの構築ルールであるコンストラクション…