TRPGをやりたい!

電源・非電源ゲーム全般の紹介・考察ブログ

2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ソード・ワールド2.5ルールブック全巻発売! どんなゲームなの?

1月19日、ついにソード・ワールド2.5のルールブック第3巻が発売され、ソード・ワールド2.5の基本ルールブック3冊が揃いました。今回はソード・ワールド2.5を知らない人のために、日本で最も伝統的なTRPGシリーズであるソード・ワールドの最新作がどんなゲ…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−7】

前回のあらすじ レイラは騎士団時代の友人アルミィと出会い、二人で再開の時間を過ごすことにした。一方アークとカシウスはシェリーに再開し、彼女が多くの知人を失ったことを聞かされる。多くの人を救った英雄として持ち上げられているアークに対して、自分…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−6】

前回のあらすじ コーラルは帝国から逃れてきた海軍兵や帝国神官に出会った。なにやら訳ありの人々が集まっているようだ。一方アークたちは戦利品の換金へ向かっていた。 <前回 |第1シーズン|第2シーズン|レイラ個別|3−1|3−2|3−3|3−4|

ゲームシナリオにおける〈崖〉と〈軌跡〉

シナリオの構造について改めて議論する連載の第2回です。今回はダンジョンの構造からさらに〈壁〉を取り払うことで、ダンジョンから〈経路〉を消失させようと思います。

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−5】

前回のあらすじ アークの成長を目にしていないノイはアークに期待することができない。一方のクキバミはアークに対する期待を抱きつつもツンデレ心で素直に物を言わなかった。英雄志望たちは明日の仕事に向けてそれぞれの時間を過ごす。 <前回 |第1シーズ…

【連載】ラインズ 線の文化史 を読む(6)

こんにちは、ハカセです。ラインズの最終章に当たる第6章を読んでいきましょう。 それにしてもここまで読み下すのに1ヶ月もかかってしまいましたね。ようやくこれで本書も終わりになります。本書を読んで思いついたシナリオ論などについては「ゲームシナリ…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−4】

前回のあらすじ クキバミが離脱した状態で、前回の冒険の戦利品の換金へ向かう冒険者たち。その道中、リンディンフォーデの掟である仕事をする者のみが滞在できるという約束に従って、ひとつの仕事を依頼された。その頃クキバミは…… <前回 |第1シーズン|…

ストーリー的なシナリオは〈壁〉と〈経路〉でできている

先日の記事で「迷路からダンジョンを作り、それが実は探索系のゲームでも通じるよね」という議論を展開しました。あのシリーズではあの調子で専用の語彙を作りながらどんどん議論を複雑化していく予定です。 しかしあんな調子で具体例なしに進み続けると、途…

【連載】ラインズ 線の文化史 を読む(5)

こんにちは。後半の山場となる第5章です。この章では再び文字と記述、そして印刷の問題に帰ってきます。 この章の主題は、「ただの線と記述は何が違うと言われてきたのか、そしてその違いは正しいのか」ということです。紙の上にしゅしゅっと適当に描いた曲…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−3】

前回のあらすじ 首飾りをフレデリックに返したアーク。もう一度それを貸して欲しいと頼んだが、フレデリックは自分の描くフィネアの未来を実現するためには、自分自身が魔剣を手にする必要があると主張する。アークは自らが何のために英雄になり、そして英雄…

心に救済を与えるアーティスティックパズル【GRISレビュー】

素晴らしいゲームをプレイしました。アーティスティックなデザインと配慮の行き届いたゲーム設計でプレイヤーの心に「美の力」を教えてくれる快作、GRISを紹介します。

【連載】ラインズ 線の文化史 を読む(4)

こんにちは。「ラインズ 線の文化史」もいよいよ後半戦です。 今回扱うのは「系譜的なライン」という項目です。かなり短い章なので、さっくりといきましょう。 そもそも「系譜」とはいわゆる家系図的なもので、祖先から子孫へという列を線的なものとして認識…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−2】

前回のあらすじ ドラゴンの背に乗ってたどり着いたリンディンフォーデは、砦として防備が整えられていたものの、相変わらずの調子のシン・イマオキが取り仕切っているようだった。帝都での難を逃れたフレデリックも滞在しており、長旅を終えたアークたちをリ…

ゲームシナリオにおける〈壁〉と〈経路〉

ヘンテコなタイトルに思われるかもしれませんが、今日は案外いい発見を報告できるのではないかという気がしています。TRPGに限らず、ゲームシナリオにおいてプレイヤーが通過する「経路」をどうデザインするかという課題は様々な側面から議論されています。 …

七クソ粥2019

毎年1月7日には、その前の年に遊んだクソゲーを無理やり煮込んだ「七クソ粥」を食べることで、その年に遊ぶゲームが全て神ゲーに見えるようになるという、古来から伝わる日本の伝統文化が存在します。 ……存在します!!!

【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−1】

前回のあらすじ 英雄志望たちは龍の背に乗って、旧ダインハイト領リンディンフォーデへ向かった。そこでは帝国側に逃げなかった市民や騎士がなおも村落を保持しているという。 <前回 |第1シーズン|第2シーズン|レイラ個別|3−1|3−2|3−3|3−4…

宇宙忍者はWarframeでハック&スラッシュ【無料ゲームWarframeレビュー】

TPS(サードパーソンシューター)型ハック&スラッシュ、宇宙忍者パルクールアクション、世界で最も遊ばれているフリー・トゥ・スタート、永遠のβテスト、無料で遊べるのがおかしいゲーム……Warframeを紹介します。

【連載】ラインズ 線の文化史 を読む(3)

こんにちは。今日も今日とて、「ラインズ 線の文化史」の第3章を読み進めましょう。 ここまでの議論で様々な概念が用意されました。ラインと表面、〈糸〉と〈軌跡〉がその代表的なものでしょう。この4つの用語が理解できているか、今日は初めに確認しておき…

【ソード・ワールド2.0リプレイ】幕間雑談【英雄志望と二つの剣3rd season 4−0】

前回のあらすじ サラーは帝国の使者サイラスと名乗り、アークたちに魔剣を引き渡すよう迫った。アークがこれを拒否したとき、サイラスの目にはわずかにサラーの優しさが覗く。英雄志望たちに極北の遺跡への長征を提案したスレイン公爵の言葉を信じてたどり着…

2019年 新年のごあいさつ

あけましておめでとうございます。 旧年中は本ブログをご愛顧いただきまことにありがとうございました。 どうぞ本年も引き続きお引き立てのほどよろしくお願い申し上げます。