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【ソード・ワールド2.0リプレイ】死者の街【英雄志望と二つの剣4th season 2−4】

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前回のあらすじ
ダインハイト公国騎士団の二番隊長でダインハイト陥落時の殿を務めたクリスティン・ヴェルチはアンデッドとなって街を徘徊していた。蛮族を斬りふせるのはもちろんだが、アンデッドとなれば生きるものすべてを攻撃してもおかしくはない。偵察任務を続けるためカシウスとコーラルはリィナとともに行動を続ける。

<前回 |第1シーズン第2シーズン第3シーズン4−14−2

GM:というわけで、探索の後半です。水路を通って左側の探索をしてみましょう。地図中オレンジの領域ですね

コーラル:ここ、冒険者の宿があるな。あたいじゃなきゃ寄っていきたいとこだが
コーラル:じゃぁ、カシウスを蹴り落とすところからはじめるか
カシウス:やめろ

GM:隠密判定ですが、水中適性がない場合はやはり-2の補正が生じると解釈するのが妥当かと思います
アーク:しまった、カシウス用にブーメランパンツ買っておけばよかった
コーラル:GMGM。あたい、一般技能で水夫4Lvとってんだけど、-2の補正に何か影響でないかな?
GM:なるほどね、確かにコーラルは明らかに水場は慣れてますね
レイラ:水中の行動は慣れてそうですよね
コーラル:海賊だからな! 航海師も2レベルあるぞ。まぁ、こっちはあんまり関係ないだろうが
GM:ではここではコーラルだけは-2はなしにしましょう。音を立てない泳ぎ方なんて知ってそう
コーラル:わーい、感謝!
レイラ:むしろ専門かもしれませんし

隠密判定 目標値13

コーラル:2d6+9 → (3,4)+9 → 16

コーラル:こうなるとカシウスいらんな。ついてくんな
カシウス:もう落とされたのに!?
アーク:おぼれ損のカシウス
GM:ww ファンブル以外成功なんですけどねw
コーラル:あ、そうなのか。じゃぁいいか。ペナルティがきついかと思ったが
GM:たとえ-4ついても固定値12あるんですよ、隠密変態ですから

隠密判定 目標値13

カシウス:2d6 → (6,6) → 自動成功

アーク:誰だこいつ
クキバミ:怖すぎて水の上走ったんじゃろうな
レイラ:たぶん怖すぎて水面歩いたんでしょうね
GM:ww ぶっ飛び解釈が一致する奇跡を見せるなw
クキバミ:汝は我…?

カシウス:「水はやめろっ がぼがぼ」
リィナ:「足着きますよ」
カシウス:「足がついても……! 水だぞ!?」
コーラル:「なんかカシウスの気配がねーんだけど、まさか死んだか?」
カシウス:「死んでない!!」
コーラル:「……生きてたか」
リィナ:「こんな状態でも気配だけ消すんだから意味がよく……ほら、カシウスさん加護をわけてあげますから」腕つかみ
レイラ:優しさが悲しい……
アーク:ラッキースケベだ
クキバミ:なるほど、エルフって時々便利じゃな
アーク:水中適正あったね、そういえば

リィナ:「溺れそうになったら掴んでくださいね。あと逃げるときとか」こうして女子はカシウスと絡むことになるのか……
コーラル:全力で抱きついて服が破けるところまで見えた
レイラ:煩悩クリティカルですね
アーク:あぁ、クリティカルしたから女子に抱き着く権利が……

GM:というわけで、水面を走るカシウスと無音で水場を進むコーラルとエルフの3人で進み
アーク:字に起こすとますます変態
レイラ:緊張からくる足の裏の汗の油が水を弾いているんです
クキバミ:違いないな

GM:堀を抜けて水路に入り、大通りの橋までたどり着き、そこで商店用の水路に入ったところで
GM:状況を確認します
コーラル:きょろきょろ

GM:隠密に成功していますし、危険感知の前に探索いきましょうか
GM:目標値12でいきます。危険感知なので水場の補正いりません
コーラル:おっけー

危険感知判定 目標値12

コーラル:2d6+7 → (1,4)+7 → 12
カシウス:2d6+9 → (5,2)+9 → 16

GM:では、他の生物の痕跡を見つけます
コーラル:ほう。どんな生物だ? セージはリィナか。わかるか?
GM:かなり大きな生物なのか、水路の石の壁に傷がついたりしています

リィナ:魔物知識 2d6+x → (2,3)+x → ???
GM:わかりませんね

コーラル:……ともかく、水路に傷がついてるってことは水棲生物かなんかか
GM:はい。体長は2mを超えそうです
コーラル:えぇい、このカシウス用ラッキースケベ要因め
アーク:カニだ!
レイラ:それはないと思いますよ(苦笑

GM:ともあれあちらの偵察時には発見できなかった明らかな異種族の痕跡なので、警戒感は高まるでしょう
コーラル:ていうか、この街、水路が割と重要なとこ囲ってるからな。当然の警戒といえばそうか
GM:実際珍しい種族ですが、クキバミ辞典には載ってそうですね
クキバミ:えっへん
コーラル:見つからないうちに早めに商店街区にあがろう。いくらなんでも水中戦は避けたい

リィナ:「すみません。なんの生物かまでは……ただかなり大きそうですね。水場での戦闘が苦手なら、上がっておくのも手かもしれません」
コーラル:「アタイは苦手ってわけでもねーんだがな。そいつがなぁ……」
カシウス:「よし、上がろう、な?」
リィナ:「ですね、さっきから握り締められた腕が痛くて……」
コーラル:「さすがのアタイも同情するぞ」
アーク:胸を握られなかっただけまし

コーラル:「んで、あとはこっち側の陸も確かめるんだろ? 冒険者の宿とかいったほーがいいのか?」
リィナ:「そうですね、上も見ておきましょう。陸の方が伏兵は多いでしょうから」
コーラル:「了解」 たたっ、と昇ってサササッと走ろう
カシウス:「助かった……」陸に上がって

GM:というわけで、陸に上がります。

GM:あたりは先ほどの街ほどは破壊されていません。しかしかえって、街だけが残って人がいなくなっているというのも奇妙な光景です
GM:この地区の人々の多くは西門から逃走に成功しており、遺体が放置されている数も目に見えて少なくなっています。
レイラ:脱出の際に助けた人の大半はここの住人でしょうね

GM:そしてそんな中に、かつての冒険者の宿クラウ・ソラスもそのままの姿で残っています
コーラル:「えーと…たしか、こっちの方にファンシーショップがあるんだよな…金目のもの残ってねーからなー」
コーラル:「それいったらブラックマーケットのがいいか?」
カシウス:「おい、盗みに来たんじゃないんだ、それに……」
コーラル:「それに?」
GM:実際すでに窓が割られていたりはしていて、野盗だか蛮族だかわかりませんが、荒らされてはいるようです
コーラル:「あー、なるほどな。うん、こりゃダメか」

カシウス:「……ここ、賑わってたんだけどな」
カシウス:カシウスはこのキャンペーンのオープニングでもあるアークとの馬車のシーンを思い出しつつ通りを見る
アーク:ここで買い物とか孤児院に寄付してたりしたっけ
コーラル:「…取り戻しゃーいいさ」

リィナ:「お二人とも声を抑えて……こっち……」手招き
コーラル:てててっと近寄り
GM:裏通りを覗くと、コーラルは因縁深い姿をした連中がそこでなにやら暇を潰しています
GM:青色の魔神と赤色の魔神です
コーラル:あー、あいつらかぁ
レイラ:赤い人?
クキバミ:でやがった!

コーラル:「げ。……あー、でも、今なら普通に勝てそうだなぁ…いや、さすがに向こうも強くなってるだろーし」

GM:二匹の魔人は何やら魔神語でブツブツとつぶやいています
コーラル:アタイ、魔神語わかんない
クキバミ:へへへ
レイラ:愚痴でしょうね
アーク:ウサギ図鑑に翻訳機能ってあったっけ
コーラル:そこのウサギはネイティブだよ
レイラ:なんであなたはそう蛮族よりの翻訳が得意なんですか……
クキバミ:ぐえっへっへ

リィナ:魔物知識判定 2d6+x → (1,5)+x → ???
GM:2人とも以前に戦っているので、ザルバードとグルネルだということはわかります
コーラル:ほうほう
GM:そのうえで、リィナが注釈を入れます
コーラル:聞こう

リィナ:「知ってるんですか? 体躯が明らかに標準種より大きい気がしますけど……」
アーク:経験点手に入れちゃったカー
コーラル:「うん。前に闘って負けた。次はぶっ殺すと思ってたからちょうどいいんだが……やっぱ強くなってんのかー」
カシウス:「言われてみれば、前見たときより強そうにはなってるな」
コーラル:「しゃぁねぇ。こっちも全員そろうまで待つか。」
リィナ:「なるほど……でも変ですね。魔神が蛮族の味方なんて……」
コーラル:「術者でもいるんじゃねーかなー。まぁ、とりあえず、作戦考えるのはアタイじゃねーしな。撤退撤退」
カシウス:「また、通るのか……」
リィナ:「はい、帰って作戦を練りましょ。カシウスさん、はい、おてて出して」

GM:というわけで、情報揃い踏みです。みなさんの選択次第でどうなるか説明します

作戦選択肢

パターン1 正面突撃
クリスティン・ハイレブナントと正面からぶつかり、第二城壁に到達する。
この戦闘で突入開始は敵に気づかれることになる。
魔神たちが側面攻撃を仕掛けて来るか、本隊との分断を試みるかは不明。

パターン2 完全排除
先に左側の魔神を攻撃して側面の安全を確保する。
魔神との戦いによって待ち構えるノイルが突入開始を感知するだろう。
第二城壁に到達するにはその後クリスティン・ハイレブナントと戦う必要がある。

GM:以上の選択肢を持ち帰り、作戦会議を行うことにしましょう


次回へつづく