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【ソード・ワールド2.0リプレイ】死者の街【英雄志望と二つの剣4th season 2−3】

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前回のあらすじ
ダインハイトの城門を破壊した英雄たちだったが、静まり返った城内を強く警戒する。偵察隊とともにカシウスとコーラルが先行調査に赴くことにした。レイラはかつての上司クリスティンの安否がわかる情報を同時に得られないか、カシウスに相談する。破壊の末に失われたかつての都市へ、二人は忍び込む。

<前回 |第1シーズン第2シーズン第3シーズン4−14−2
コーラル:んじゃー、そろそろカシウスの首根っこ捕まえていくか

隠密判定

コーラル:2d6+9 → (6,6) → 自動成功
カシウス:2d+16 → (6,3)+16 → 25

コーラル:完璧だな
アーク:カシウス固定値高すぎない?
GM:音もなく忍び寄る様は紛れもなく変態
アーク:ストーカー怖い
レイラ:ベッドの下に忍び込んで手とか舐めそう
クキバミ:つよい
カシウス:変なイメージをつけるな
アーク:イメージ……?
レイラ:イメージ?
カシウス:( ͡° ͜ʖ ͡°)

GM:城門から入り、カシウス・コーラルと補助の偵察部隊2人は散らばって視界を確保しながら、速やかに路地裏を進みます。
GM:はじめは窓や扉が壊れている程度だった建物ですが、しばらく進むとライダーギルドの前のあたりがほとんど原型をとどめないほどに破壊され尽くしています。かろうじて基礎が残っている建物もありますが、石が割れていて、瓦礫の山と言った状態です
コーラル:ひでぇことしやがる。お馬さんにツミはないだろうに
アーク:コーラルも馬肉として見てそう

GM:ちなみにこれ、ゴリさんがエーヴァを引き受けて戦っていたところであり
アーク:あ、ゴリさんのせいだ
レイラ:犯人はいつも一人!
GM:カミラが合流後に巨人がダイビングクラッシュした場所です
コーラル:あー、なるほど。じゃぁ、成敗し終わってたか
GM:カミラが死んだ場所であり、ゴリさんが命からがら遺体を担いで逃げ出して、シンに助けられたあたりということにもなります

GM:そこで嫌でも視界が通る一角を走ることになるのですが、ここで先ほどの隠密判定に成功したとしましょう。音も立てることなく、破壊された街を抜けることに成功します
コーラル:ヒュパパパパパ

GM:すぐに通りを挟んで寄宿舎というところまで移動しますが、このあたりから腐臭がします
レイラ:うわぁ……
GM:通りには蛮族と人属の死体が入り乱れていて、風雨にさらされて朽ちています
コーラル:衛生観念がほとんどねぇのか。せめて火葬くらいしとけばよいものを
レイラ:蛮族って伝染病ないんですかね
クキバミ:かかった奴が軟弱なのだ(第二剣並感
コーラル:まぁ、普通にあるだろうけど、かかったらかかったで死ぬだけでいいのかもしれない

GM:珍妙かもしれませんが、ここで遺体状態について応急手当て判定を実施してください。実際に応急手当てするわけじゃありませんが、情報が得られます

応急手当判定

コーラル:2d6+5 → (5,5)+5 → 15

コーラル:6ゾロの次は5ゾロか。戦闘がよかったな
GM:では、むろん4ヶ月前の遺体と思われるものもありますが、少なくともここ1ヶ月以内の蛮族の死体も転がっています
コーラル:ふむ……1ヶ月以内か……
レイラ:殺しあってるのか、殺されてるのか

カシウス:「ひどいな……」鼻を布で覆いながら「でも、逆にこんな場所、蛮族も隠れてられないだろ」
コーラル:「んー、蛮族側で何かあったんかな? まぁ、あとでクッキーとかフレッドに報告しようぜ。考えるのはアタイらの仕事じゃねーしな」
コーラル:新しい死体の殺され方とかはどんなもんだ?
GM:新しい遺体は明らかに剣でぶった切られてます

リィナ:「何かって、何かこれに……いえ、ええと、この遺体に変なところでも?」
コーラル:「んや。なんか、古いのも新しいのもごっちゃになってんだよな。しかも、新しいのは剣でだなぁ。これ、騎士とか使うような奴か? 蛮族の場合はドレイクとか、そーゆー奴? うーん……」
GM:振り下ろしの剣か振り上げの剣、いずれにせよ相手の手の位置は死者の肩より上肩口とか脳天とかから叩き斬るような強烈な一撃ですね
コーラル:んー…上から剣の技量がある攻撃となると、騎士かドレイクか

リィナ:「なるほど……ちょっと離れましょうか、ひとまず潜伏している敵はいなさそうですし……」というところで
コーラル:「だな。匂いがうつっちまうと潜入も難しくなるしな」

GM:聞き耳判定を実施します

聞き耳判定

コーラル:2d6+7 → (2,6)+7 → 15
カシウス:2d6+9 → (2,2)+9 → 13

GM:では二人とも、表通り側ではなく寄宿舎の裏手側から、馬の蹄と重鎧の金属音が聞こえます
GM:たった1騎です
アーク:きちんと人乗ってる?
コーラル:やっべ、隠れよ
GM:ではもう一度隠密判定を実施しましょう

隠密判定

コーラル:2d6+9 → (6,2)+9 → 17
カシウス:2d6+16 → (3,6)+16 → 25

クキバミ:本当にカシウスは隠密のプロじゃな
GM:では二人とも完璧に息をひそめられます。

GM:返り血に赤黒く染まった鎧をまとい、漆黒の馬にまたがった金髪の女性が姿を現します
レイラ:やっぱり来ましたか……
クキバミ:ぁ
コーラル:魔物知識判定するか
GM:ですね、魔物知識判定してください
コーラル:……できる奴いる?
アーク:……いない

魔物知識判定

コーラル:2d6 → (4,4) → 8
カシウス:2d6 → (1,3) → 4
リィナ:2d6+x → (2,3)+x → ??

GM:お二人は現れた人物がどれほどの強さを持つか判別できません。しかしすぐに見てわかることがあります。この女性の顔の右半分が明らかに肉が削げ落ちています
GM:しかしマイの判定が成功しているので、ハイレブナントであることは開示します

リィナ:「かなりのレブナントみたいね……気づかれてはいないし、帰って報告しましょう」
クキバミ:これって……
カシウス:「……いや、おい……あれ……ヴェルチだ。さっきレイラが言ってた」
クキバミ:鬼畜眼鏡……!
GM:というわけで、ダインハイト東はクリスティン・ヴェルチ・ハイレブナントによって無制限殺戮環境にあります
クキバミ:これじゃ掃除もできないわけだ
コーラル:ハイレブナントか……やれなくはないな

リィナ:「ヴェルチって……フレデリックさんの親族ってことですか?」
コーラル:「……あれ、今のうちに片づけておいた方がいいんじゃねぇか? あんなん、フレッドに見せたら、あいつ、どーにかなんぞ。いちおう大将だろ、あいつ」
GM:クリスティンは堂々とした出で立ちで巡回を続けています
コーラル:ん? てか、ハイレブなら会話できるか?
アーク:ほんとだ『交渉に応じることもあります』だって
コーラル:しかしなぁ……アタイ、あの人と会うのはじめてなんだよな
アーク:あ、『ただし怨念を晴らすことにしか興味はない』って
レイラ:女性にはカシウスさんと決まっていますが
クキバミ:死者にも適用できるのかどうか……
カシウス:さすがに戦闘技能持ちは怖いぞ
アーク:交渉するならフレッド、レイラあたりかな
コーラル:そうだな、生前に信頼があっただろうし
レイラ:……それでも不安ですね
アーク:だね。レブナント化してどう思考がゆがんだかによるし

リィナ:「あなた達の実力は信用していますけど、あの馬。あれだけでちょっとしたものですよ。私たちだったらゴリさんしか手が出ません」
コーラル:「へー…そいつは、ちょっと興味があんな。んじゃまぁ、今はスルーしとくか」
カシウス:「フレデリックにはこのことは伝えないでおこう。軍を進める前にアーク達と一緒に先に済ませておくしかないな……レイラにも、酷なことになるが」
コーラル:「まぁしかし、蛮族も切り捨ててるとなりゃー、変な話だな。蛮族側としても、あんなん普通放置しねーだろ。……なーんだかなぁ」
リィナ:「そうですね……たしかに腑に落ちません……ノイルって人、よほど狂ってるんですかね?」
コーラル:「レイラから神経質そうな変態ストーカーって話は聞いてる」
カシウス:「会ったとき殺されると思ったけど、レイラにキスしてぶん殴られてた」
レイラ:あいつは悪いやつです
リィナ:「……レイラさんお綺麗ですから分からなくもありませんけど」
コーラル:「今のレイラじゃねぇぞ。あれはアタイがコーディネートしたレイラだ」
カシウス:「公国騎士団のあのなんか作業服みたいなやつで……」
レイラ:私のいないところでやめてください!

GM:さて、ガシャガシャっと金属音を鳴らしながら、クリスティンはまた別の通りに姿を消していきます

アーク:あー、もしかして歪んだ思考って、『自分を殺した蛮族は皆殺し』系かな?
アーク:ん? ひょっとして『人も』?
レイラ:……思い当たることがあって
コーラル:なんだなんだ
レイラ:ノイルの裏切りで一族殺されたんですよ。だから……
クキバミ:残っている人間も裏切り者の一味か
レイラ:はい
アーク:じゃあ姉が守りになってるんだ。だから放置してる
コーラル:あんな立派な城壁があるのに外にしょぼい砦を作るわけだ
レイラ:ですから、騎士そのものに恨みを持っていそうで、私が行っても交渉は難しそうな気がするんです
カシウス:じゃあみんなで倒すしか道はないかもな。合流するか
コーラル:あん?

カシウス:「よし、終わったな。戻ろう。次にやることが決まった」水路から目をそらす男
コーラル:「そうだな。んじゃ、水路のほうにいくとすっかぁ」
アーク:カシウス、浮き輪は準備してあるよ!
カシウス:「やめろ! お前な、水だぞ!?」
コーラル:ヘッドロックしながら引きずっていく
リィナ:(私が手をつないだら水も大丈夫なんだけど……)
クキバミ:ほんとだ、エルフの剣の加護なんて使わんから忘れてた
コーラル:まぁカシウスには泳がせるくらいがちょうどいいって(投げ込み)
カシウス:やめろーーっ!


次回へつづく