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【ソード・ワールド2.0リプレイ】ダインハイト奪還作戦【英雄志望と二つの剣4th season 1−1】

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前回のあらすじ
蛮族の大侵攻により城塞都市ダインハイトは陥落した。市民を保護しながら逃げ出したアークたち冒険者一行は、奇妙な巡り合わせからこの地域に伝わる魔剣に関わる首飾りを借り受ける。幾多の苦難の旅の末、首飾りの持ち主フレデリックと雌雄を決する戦いが繰り広げられ、ついにアークは魔剣クラウ・ソラスの所持者として城塞都市ダインハイトの奪還戦に臨むこととなったのである。

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GM:いやしかし、いよいよ英雄志望と二つの剣シリーズも第4シーズンですよ
レイラ:ひゃっほーい
アーク:ついに魔剣だ(スリスリ
GM:なんとか全部のフラグを回収できるように頑張らないといけませんね

GM:ええと、魔剣ですが、必要なときに首飾りから稲光と共に姿を現します。これは鞘に収まった状態だと思って普通に処理してください。
アーク:普段は今まで通りスラッシャーを持ち歩いてるのか……あれ? これ投げ捨てたらどうなる?
GM:逆に鞘にしまう周りの処理も同じですが、首飾りに稲光と共に吸い込まれます。剣を手放して放置すると勝手に消えます。
アーク:つまり補助動作でさやにしまえるのか
GM:ということになりますね
コーラル:優秀だな
クキバミ:ばっちり盗難防止
レイラ:消えるターンは決まっていますか?

GM:その場合は3Rは消えません。その間、首飾りを持たないキャラクターでも人族であれば一応使用可能です。つまり思ったより神様の剣じゃありませんが、武器習熟が必要ですからね

GM:それから魔剣の使用ルールについてですが、共有したものに微妙に変更を加えます

GM:攻撃の対象を蛮族かアンデッドにした場合、同じ乱戦エリアに存在する蛮族かアンデッドの敵4体を追加で攻撃の対象として選択可能 と変更します。

アーク:薙ぎ払いじゃなくなったわけか
GM:はい。厳密な意味での薙ぎ払いではありません
アーク:蛮族・骨のみ複数対象選択可能ってことか

GM:というわけで、成長報告も済ませたので良しとしたいのですが

※成長報告のログがなくなっていたので、わかる分だけ報告します。

アークの成長報告
ファイター8→9 冒険者レベルアップ
戦闘特技 《魔力撃強化》習得
精神力+1 (ボーナス+1)

カシウスの成長報告
スカウト6→7 冒険者レベルアップ!
戦闘特技 《ディフェンススタンス》、《ファストアクション》を習得
リビルドを許可して《魔法拡大/時間》を《魔法拡大/距離》に変更
敏捷度+1
俊足の指輪4つを購入

レイラの成長報告
グラップラー7→8 冒険者レベルアップ!
器用度+1

クキバミの成長報告
マギテック7→8(おそらく) 冒険者レベルアップ!
知力+1 (腕輪込みでボーナス+1)

コーラルの成長報告
経験点を温存
器用度+1


GM:というところで、ようやく本編に入りましょう
レイラ:はーい
クキバミ:ユクゾ!
GM:みなさんの状況から説明していきます

GM:魔剣の獲得後、リンディンフォーデに帰投して、再び熱い歓迎をうけましたが、それからしばらくして、先日みなさんが蛮族撃退を支援した出城が完成します。これによって、ついにダインハイト奪還作戦の用意が全て整いました。
GM:つまり川の東西から同時に進行する拠点が整ったということです。

GM:みなさんとフレデリックは、この作戦についてすでにシンから相談を受け、第4シーズンは作戦が進行中の状態から開始しようかと考えています
コーラル:了解だぜ!
アーク:早く蛮族出てこい!

GM:第2シーズンの政変の結果、帝国側は奪還に動かないことが決まったというのも、この作戦を自分たちが遂行するというリンディンフォーデ側のモチベーションに繋がっています
クキバミ:なんだか奪還の要が我等だと思うと感慨深いものがあるな(しみじみ

レイラ:ちなみにダインハイトの様子は何かわかってる事はありますか?
GM:現時点では、おそらく蛮族とアンデッド(あと魔神)が要塞として活用しているだろうという予想だけです
レイラ:了解です
GM:それ以上のことはこのシナリオと次のシナリオでわかります

GM:そんなこんなで、本日の物語は、リンディンフォーデから北に15kmほど進み、1日目の野営地で翌日以降の作戦を再確認しているシーンから始まります

GM:というわけで、みなさんはおよそ100名の中央方面軍が陣を構えた川沿いの草原で、方々に焚かれている松明の明かりですっかりオレンジになっているとはいえ、よく視界の通る陣所の中央に控えた大きな木製の構造物に集まっております。

GM:表には戦象が1頭いて、これを丸ごと引くことでこの陣所は移動しています
GM:当然、今は止まっていますけどね
レイラ:象ですか
コーラル:7レベルだっけか
クキバミ:上位種もいたのでそっちやも
アーク:像……毒……矢……
クキバミ:あのときの! いやまさか

シン:「まずはここまでの被害を報告しておく」シンは集まった皆さんに対していつもと打って変わって冷静に報告を始めます
シン:「戦線を離れた者は2人だけ。それも市民混じりの隊でよくやっている方だろうね。この程度の損害なら、作戦に変更はいらないかな。念のため、作戦を再確認しておくよ」

GM:というわけで、この作戦がどういうものなのかをPLレベルでは初めてお伝えしますが、PCレベルでは2度目なので寝てるRP含めて自由に反応してください

GM:すでにエルフの冒険者を中心として、ダインハイト潜入隊が出発しています。彼ら彼女らは堀から用水路を通って内部の偵察を行う予定です。決死隊なのでどうなるかわかりません
コーラル:すぴーすぴー……
レイラ:そんな自爆特攻みたいな……
クキバミ:「恐らく、半数帰ってくるかどうかじゃな……」
シン:「リンディンフォーデ屈指の冒険者を集めたんだ。きっとやってくれるさ」

GM:ここは中央軍。象が引いているデモリッシャーという攻城兵器をダインハイト南西城門にぶつけます。ルミエルレガシィに掲載されています
クキバミ:ウィザーズトゥームにも古いデータかもしれんがおるぞ
GM:この中央軍の突撃を支援するのが左右両翼の軍です。とくに右翼はダインハイト東門からの敵兵をしのぐのが目標ですが、命知らずでなければとても右翼には参加できないでしょう
GM:一方左翼は帝国領アイラットとの連絡線を確保するのが任務です。帝国が協力的でないとはいえ、城門突破の知らせを届ければ支援が望めるのではないかとの憶測から、機動力のある少数がそちらに展開しています

レイラ:(犠牲はやむを得ないとはいえ……)複雑な表情
シン:「さてそして、この作戦の要は君たちだ。君たちにこの布陣の全体を何度も説明するのは……」

アーク:理解していない人物がいるからだな!
レイラ:3人ほど怪しいですもんね(苦笑
クキバミ:……これ我がお守りしないとダメぇ!?

シン:「君たちの判断に、全てがかかっているからと言っていい。たった5人の英雄隊の遊撃がうまく機能すれば、全方面の戦線の崩壊を防ぐこともできるかもしれない」
GM:地図の上に駒を並べていましたが、その中央に剣の形をした駒を配置して、正面や右に素早く動かします

レイラ:「戦力不足は否めませんね」
シン:「まったくだ。アイラットのドグラスとかいう総大将があてになればいいが……」
レイラ:「……保証ができない戦力をあてにもできません。魔剣の力に頼りきるのも同じことですが……」

GM:それから、今回のシナリオはこの布陣の中でプレイヤーたちの判断でタイミングを計って2箇所の戦線で戦います。頑張って勝利してください
クキバミ:生きねば
コーラル:殺せば勝てる

シン:「魔剣の英雄が持つ力は、ただ相手を薙ぎ払う力だけじゃない。そうだろ、“英雄”くん?」
アーク:「うん、任せてよ!」笑顔で答えよう!
シン:「君がその調子でいる限り、僕らは退かない。信用しているよ」自分の胸を拳で叩くハンドサイン
レイラ:(アークさんが魔剣で薙ぎ払えば士気も大きくあがる……伝説も使いようか)
レイラ:「アークさん派手に行きましょう派手に」
アーク:「うん!」
クキバミ:「こやつが吞気してられるようにしっかりサポートせねばな」コーラルの頭によじ登り
コーラル:「ふんがぐっぐっ……」
カシウス:「とにかく俺は敵を見つけてみんなに状況を知らせる。俺の役割を果たすよ」


次回へつづく