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【ソード・ワールド2.0リプレイ】魔剣クラウ・ソラス【英雄志望と二つの剣3rd season 5−18】

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前回のあらすじ
冒険者たちは頑強に抵抗するが、圧倒的な能力をもったゴリさんの拳とリィナの高い回復力に阻まれ、劣勢に追い込まれる。そこに炸裂したノイのグレネードはレイラに直撃し、激しい爆風にレイラは意識を失ってしまった。英雄を決める避けがたい戦いの中で互いに傷つけ合うかつての仲間たち。その行く末は、アークの太刀に委ねられていた。

<前回 |第1シーズン第2シーズンレイラ個別3−13−23−33−43−5
GM:さて、これで回避の目も残りました。せっかくの場面ですし、アークの条件を整理しましょうか。

GM:フレデリックの回避は確定で出目7以上。つまりクリティカルを除けば命中19、ダイスの出目にして7以上は欲しいところですね。
GM:さらにフレデリックの残りHPは29です。つまり防護点含めて34点の物理ダメージが必要ですね、アークの攻撃なら……クリティカルが必須になります

コーラル:かわされたらアタイのダウンまで考えるべきだな。ここで相手に回したら、このゴリラが全力攻撃にシフトしやがる。それにグレネードじゃさすがに……
カシウス:当てるしかないってことか
レイラ:そうなりますね

クキバミ:なんじゃ、つまり勝ったということじゃ
カシウス:そんな余裕のある場面じゃ……
クキバミ:我らが英雄に一度だけでもチャンスが巡ってきた。ならば勝つ。
コーラル:へっ……そうだな……そう信じるしかねぇか

アーク:よし……フレッドがその気なら、こっちもこの一撃に全部を賭ける!!!
コーラル:いっちまえ!
レイラ:お願いします……っ!!


第3ラウンド 冒険者サイド

アークの行動

アーク:俺は英雄に……!!

魔力撃宣言 対象フレデリック
 命中判定 2d6+12 → (2,1)+12 → 15
 回避判定 2d6+7 → (4,4)+7 → 15

アーク:よし、腕輪を割って一つ目を突破!

 命中判定 15+2 → 17 win!!

 威力31(C10)+21 →(4,1)→ 5+21 → 26

コーラル:足りないかっ!
アーク:まだまだ! 運命変転!!

運命変転! ダイス(4,1)を裏返し(3,6)+1へ
 威力31(C10)+21 →(3,6)+1→1回転!→(4,2)→ 10+6+21 → 37
 防護点5 フレデリックに32点物理ダメージ!(残りHP-3)


アーク:「俺の英雄を、これからはじめるんだ!!」
アーク:腕に装備した腕輪が砕け散って、運命すら切り裂く一撃を振り抜く!

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カシウス:ひゅーっ!
コーラル:決まったか
レイラ:おおお
クキバミ:これは主人公!

GM:レイラが穏やかに笑いかけ、一方でノイは苦く思いつめた顔になり、爆発でレイラが吹き飛び倒れたのを視界の隅に捉えたそのとき、アークはこの世界のマナの流れを感じ取れているかのような迷いのない瞳で、その一撃を繰り出します
GM:魔剣の暴力的な力を制御しきれていなかったフレデリックは、その攻撃を受け止めることはできません。その強烈な一撃によりついに魔剣を手放し、その身は石造りの祭壇の只中に崩れ落ちます


GM:戦闘終了です


アーク:勝った……
カシウス:ついにたどり着いたのか……
レイラ:アークさんが、英雄に


リィナ:「フレデリック!」最初に叫び、ノイも倒れたフレデリックを見て腕を下ろし、レイラのもとに駆け出します
ゴリさん:なおも拳を下げず、コーラルの出方を伺います
コーラル:なら武器は下げられないな
カシウス:「もういいだろ! 俺たちが戦う必要なんてない!」
コーラル:そうだな。カシウスの言葉を聞いて、血を払うように宙を一閃して武器を納める

アーク:アウェイクンでフレッドを起こすよ。あ、盾は使わないよ
カシウス:正しい使い方知ってたのか……

GM:アウェイクンによって傷だらけのフレッドが目覚めます
アーク:「俺の勝ちだ」手を伸ばします
フレデリック:「私の負けだ」手を伸ばさずに言います

フレデリック:「アーク、お前はなるのか? ……英雄に」空を見上げたまま、ポツリと問いかけます
アーク:フレデリックの腕をとって、引き起こすよ
アーク:「ああ、俺は英雄になる」力強く
フレデリック:「……」少し目を瞑り、指先で首飾りに触れる

フレデリック:「楽しい冒険だった」白く輝く宝玉がついた首飾りを外し、アークに差し出します
フレデリック:「これを頼んだぞ、アーク」

アーク:「うん、任せて」笑顔で受け取ります

フレデリック:「……アーク、私はな。いまいいことを思いついた」
フレデリック:「お前の生み出す希望に満ちた世界で、笑っている人々を見て歩くんだ。きっと楽しいだろうな!」
アーク:「うん、俺がみんなを笑顔にする」
フレデリック:「期待しているぞ、英雄」
アーク:「だから……」
フレデリック:立ち去ろうとしてその呼びかけに立ち止まります

アーク:「だから、俺が英雄になったあとのこと、任せたよ、フレッド」

フレデリック:言葉の意味を理解しかねますが、少し考え、アークの表情を見て、フレッドはハッとします


GM:というフレデリックの表情で、今回のシナリオを結びます。レイラとノイのやりとりについては、幕間で紹介しましょう。そして第3シーズンがこれにて完結です!
アーク:英雄になったぞー!!
カシウス:やったなアーク!
GM:経験点と報酬を整理して掲示しますね


報酬

経験点 目標達成 1200点 + 撃破 2120点 = 3320点
報酬  英雄へのカンパとして 一人6000G
    戦利品報酬3150G/5人 = 630G 計6630G
名誉点 ラプテラスの剣のかけら 29点
    追加の名誉点 魔剣の英雄 50点


アーク:名誉点合計494!
GM:これで500前後、旧ダインハイト市域では顔と名前が一致するような状態に到達しました
コーラル:おー、有名人じゃねぇか
GM:道ゆく人が「あ、あれ剣の英雄の仲間じゃ!」っていう反応します
クキバミ:ますます人気のマスコットになっちゃう
レイラ:パパラッチされちゃう!
GM:主にダインハイト難民を収容した、アイラット新農村、リンディンフォーデ砦などでは握手を求められたり応援の言葉をもらうようになります
アーク:英雄っぽくなってきた!!

GM:それでは今回のシナリオはここまで!
GM:ダインハイトの英雄からフィネアの英雄へと駆け上る第4シーズンをお楽しみに!


第4シーズンへつづく