TRPGをやりたい!

電源・非電源ゲーム全般の紹介・考察ブログ

2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

【ルールの勉強】睡眠回復と魔法の重ねがけ【ソードワールド2.0】

〈睡眠による回復〉 コンピュータゲームにおけるRPGでは、宿屋に泊まればHPとMPを全回復することができますが、TRPGソードワールド2.0ではそんなことはできません。 これまでのセッションでも、たびたび宿による回復値が問題にされていたのですが、しっかり…

大型セッションを終えて

合計プレイ時間が10時間以上になるかという大型セッションをひとつ終了させました。プレイヤーはキリトとあもちんぽで、舞台は前回と同じルテティア。政治劇を中心にした本格的なロールプレイングセッションで、参加者たちが対応を本気で話し合う場面など…

ソードワールド2.0のシナリオ公開の準備中

初めてのリプレイノベルも書き終わったところで、現在、リプレイノベルを書いたシナリオ、「はぐれ盗賊ザバン」のシナリオブックの整備を進めています。 すでにシナリオ部分は執筆が完了し、あとは演出表現や地図などの補助的な資料を用意しているところです…

【プレイ後雑感】四度目くらいのソードワールド

セッションを行いました。 オリジナルシナリオを使いましたが、これが、あまりうまくいきませんでした。 原因は様々なものが考えられます。しかし、シナリオをうまく組み直す必要があると考えさせられるセッションになりました。 これまでのセッションはおお…

【プレイ後雑感】初めてのソードワールド2.0

ここまでに記事にしてきた、山賊討伐ミッションですが、これは「はぐれ盗賊ザバン」という、私の作ったオリジナルシナリオです。 ある日の夕方、シナリオの用意を進めていることを友人に伝えてしまったために、その翌日にそのシナリオを使ってプレイすること…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:13(終劇)

翌日。冒険者たちはボスを失った山賊のアジトを攻撃した。それは昨晩の戦闘に比べれば、緊張感を欠くものだった。キリトにとっても、ボブソンにとっても、残党狩りは刺激的な戦いとは言いにくかった。 無事に全ての蛮族を血祭りにあげると、アジトに残されて…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:12(戦闘)

低い獣のような叫びをあげながら、体を大きく振った敵の動きに、キリトは後ろに飛び退く。確実に急所の一つを捉えた一撃にも動じない敵の姿は、忘れかけていた恐怖心をキリトに引き起こした。 敵の向こうから、ボブソンの声が聞こえる。 「レッサーオーガだ…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:11(決行)

拍子抜けするほどに、普通の男。もしも筋肉隆々だったり、顔に傷があったり、左腕が人と違っているなどしたら、どれほど冒険者たちの期待に沿ったことだろうか。しかし、彼は、ミーナの父親は、普通の男だった。 罠に差し掛かったところで、キリトとあもちん…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:10(作戦)

村人たちへの聞き込みを終えたあもちんぽたちが、ラビットとボブソンを迎えた。 「こっちの収穫は多いとは言えませんね。」 あもちんぽが情報を整理する。 「敵の総勢は20匹程度。コボルドとゴブリンが大半を構成していて、それを率いているのが、大斧を軽…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:9(少女)

村人に尋ねると、すぐにミーナの家の所在はわかった。人々は一様に、山賊の襲撃以来ミーナが怯えてしまって、親しくしていた人以外には扉を開いてくれないと語って、彼女の今後を心配しているようだった。 「どう思う?ボブソンくん?」 ラビットはすでに解…

サークル化の可能性浮上など

リプレイノベルを書き続けていましたが、国外で活動する都合、さまざまな通信関係ツールやスケジュール・資料の共有などのために、新しいウェブサイトを運営することになりそうです。 一応、当面はこのブログにおいてリプレイを書き続けますが、そちらの方が…

リプレイとノベライズの違いについて

表題の件、今気づきました。 このブログでやってるのはノベライズですね。 リプレイなら、ダイス判定とかちゃんと記録しておかないと、意味がありませんから。 タイトルを改変して、全て【SWノベル】というカテゴリに突っ込むことにします。 それから、初め…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:8(斜陽)

朝日が昇った。出発がいくらか遅れ、道中での交渉と警備行があったとはいえ、トーチまで丸一日かかるとは思いもよらなかった。結局、隊商は山賊に襲われることもなく、無事にトーチに到着することができた。 「こんなことなら、山賊に襲われたら50ガメル追…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:7(護衛)

日が沈んでしまった平原は、また一つ違った姿をキリトに見せてくれた。ルテティアと同じように空に光る星々と、白く光る月が、遠くに見える山々を曖昧に浮かび上がらせていた。その広大な薄暗さこそ、キリトがこれまでに見たことのない、異境としての壁外を…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:6(旅路)

キリトにとって、ルテティアの外に出ることは初めての経験だった。ルテティアの城壁を越えれば、そこは攻撃的な動物や、魔物、蛮族がうろつく危険な土地だと聞いていた。人間の住むところではないような、荒涼とした土地を想像していたが、城壁の向こうに見…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:5(商人)

翌朝。部屋から出たキリトの耳に、話し込むタツの声が聞こえた。相手は宿屋の主人だろうか。果たして、ロビーに出てみるとその通りだった。 「どうしたんだ?」 あくびをしながら面倒そうに尋ねると、タツが笑顔で応じる。 「ああ、旦那、おはようございます…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:4(復讐)

カイトの部屋を訪ねたのは、タビットだった。 「なんだ、冒険者さんか。」 扉を開いたカイトは、唯一理解がありそうなこのタビットの冒険者ラビットの訪問を歓迎した。カイトとタツが泊まる部屋は、冒険者たちの部屋に比べると随分と小さく、人がやっとすれ…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:3(掏摸)

「おい、タツのおっさん!やっぱりこんな奴らに頼むのはやめにしようぜ!金のことばかり言って、ロクに戦えもしない連中に頼むんなら、俺たちが戦った方がよっぽどマシだ!俺は初めから冒険者なんてお断りだったんだ!タツのおっさんはこいつらに守られて帰…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:2(依頼)

貧しそうな形(なり)をした男は、タツと名乗った。妙に腰の低い男で、手をもみながら、しきりに頭を下げている。 「ほんとうに、たくさんの報酬は用意できないのですが・・・」 そんなことはどうでもいい。キリトは苛立つ心をようやく抑えていた。そんなこ…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:1(導入)

いつもの夕時。仕事の依頼を受けていない冒険者たちは、誰からということもなく、一つの酒場に脚を運ぶ。ここルテティアの街ではよく知られた、冒険者と傭兵の集う酒場「いかづち亭」は、商業都市ルテティアにおける、情報の交易場だ。 若くして冒険者に名乗…

【うろ覚えSWノベル】山賊退治ミッション:0

はじめに このプレイを行った際、GMである私は、ソードワールドのルールブック第1巻を概ね読んでこそいましたが、世界観に合致した物語を作るほど習熟してはいませんでした。それゆえ、いくらかの設定が後付けで付け加えられ、このミッションを実際のソード…

【プレイ後雑感】初めてのパラノイア

初めてのTRPGは、まったく唐突に開催されました。 書店で友人と本を見ていて、日本のサブカルチャー本が置かれたコーナーに、ソードワールドのルールブックがあったことがきっかけです。 「ソードワールドのルール勉強しておくから、今度やってみようよ。」 …

【準備編3】手順をシミュレートしておこう

無事にTRPGに興味を持った「魂のTRPG同胞」を獲得したら、いつみんなのスケジュールが合致してもいいように、頭の中でやるべきことをシミュレートしておきましょう。 キャラクターメイクの時にはどんな資料が必要でしょうか?その時にどういう道具があるとス…

【準備編2】TRPGについてよく知っておこう!

僕が友人たちに声をかける少し前のこと。仲間のうちで、一番マニアックな趣味で話のあっていた人に、これまたこっそりと声をかけてみた。 「TRPGやってみたいんだよね。」 彼はその存在は知っていたものの、自分たちにはプレイできないと思っていたようだっ…

【準備編1】TRPGの面白さを伝えよう!

国外に住んでいる僕でも、先日一度TRPGをプレイすることに成功しました。 当時僕が住んでいた学生寮で日本人学生を寄せ集めて、最もルールが簡単な「パラノイア」を、Paranoia-Oをベースにしてプレイしました。 僕が発起人で、経験者がいなかったので、僕がG…

ブログの開設

この度ブログ「TRPGをやりたい!」を開設しました。 僕自身は、台湾に住んでいる日本人で、日本語の他には英語と中国語がかろうじて使える程度のしがない男です。 最近初めてTRPGをプレイし、その面白さにハマってしまいました。しかし、日本でのプレイ環境…