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【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】死者のストンプ【Part.2】

Scene 2 : Dead Man Stomp
(シーン2:死者のストンプ)

KP:まずやることがありますね

KP:というわけで、この事態を前にした反応をSANチェックで確かめてみましょう(1/1d6)

ジョン:1d100<=60

Cthulhu:(1D100<=60) → 34 → 成功

レスター:1d100<=75

Cthulhu:(1D100<=75) → 16 → 成功

KP:では、二人とも1だけ減少です。イニシアチブ表の処理をお願いします*1

 

レスター:描写に関係するからPLとして聞いておきたいんだけど、銃はどの方向から撃たれたとか、貫通しているかを知りたい(RP魂

KP:弾丸はレスター>ピートと座るその向こう、ピートから見ればレスターの反対側、入り口側から撃たれたようで、弾丸は貫通していません

KP:さて、平静を保ったので、ジョンはすぐにこう考えることができます

KP:店内で妙な騒ぎをおこしてしまうのはまずい と#

ジョン:周りの客は気づいてますか?

KP:いえ、あなたの招いているジャズバンド、ファイブスターの演奏に夢中ですね

レスター:「おいおい、旦那ぁ。飲み過ぎちまって倒れるのは勝手だけど、送ってくことになる俺を考えてくれよ」いつものこととばかりにコートをかける(無駄な気もするけど)

ジョン:見た目はどうでしょうか? 例えば明らかに変形したり欠損したりは?

KP:頭が一部削げてしまっていますね。それ以外には目立って外傷は。医学しますか?

ジョン:お、折角なので

ジョン:1d100<=50

Cthulhu:(1D100<=50) → 77 → 失敗

KP:では、ジョンの位置からはその外傷をしっかりと確認することができません

レスター:撃たれた方向を確認したいんだけど、技能いる?

KP:目星でどうぞ

レスター:1d100<=90

Cthulhu:(1D100<=90) → 32 → 成功

ジョン:おお!

KP:とっさに弾丸の放たれた位置を目にしたレスターは、懐に銃をしまう男と目が合います

KP:レスターとはっきり目があったことを認識した相手は、くるりと踵を返し、出口へ向かいます #

ジョン:こっちの処理はおそらく一人でできますが、追いかけるならしばらく単独行動になりそうですね

レスター:どうしようか、単独行動する気満々で文打ってたけど

ジョン:銃持ちに一人はまずいでしょうし、かといって今追いかけないと撒かれそうですしね

KP:(なお、追っても追わなくても、オープニングですから当然問題ありません)

レスター:んー、車あれば表路地に逃げられさえすれば危険はないから追いかけようと思うけども

レスター:「いやいやいや、これで逃げようって言ったって、そうはいかねぇぞ。ジョン、そっちは頼んだ。俺は出てくる。会計はツケでよろしく」

KP:では、レスターがギャングを追いかけようと歩み出し、ジョンは遺体をどうにかするためにカウンターから出る、と

ジョン:「レスター深追いはするな! 身の安全を優先しろ!」

レスター:「おいおい、これまで俺がどれだけあんなやつら乗せてきてると思ってる? 命を第一に考えねぇとやってらんねぇよ、あんなもん」

KP:では、先にレスターから処理をします

KP:レスターが店外に出ると、店の前の通りの反対側に、ライトをつけたフォード車。エンジンがかかっているその車の『助手席側に』先ほどの男が乗り込みます

レスター:「思いきり狙われてやがったのかよ、ピートの旦那…まぁいい、どっちにしろ追うのは変わらねぇしよ」玄関を出て車に向かうよ

KP:では、車に向かおうと視線を動かした瞬間です

???:1d100<=25

Cthulhu:(1D100<=25) → 70 → 失敗

ジョン:ダイス怖ッ!*2

KP:後部座席からトンプソンの乱射を受けます!

KP:幸い、とっさに身を隠して弾丸を受けずに済みます。

KP:車も無事ですが、その銃撃のなか、車は慌ただしく走り去っていきます #

レスター:で、見失う、と。うーむ、トンプソン持ってるって、いったい何ングなんだ・・・

ジョン:あとは相手が最低3人いるってことがわかりましたね

ジョン:運転手、店内で射撃して助手席に乗った人物、後部座席から乱射した人物

KP:ほう、お見事。

 

KP:では、ジョンのほうやりましょうか

ジョン:おうさ

KP:さて、ジョンがカウンターから出てその遺体(あるいは負傷体?)を処置しようとしたところで、ステージから見事なトランペットのハイトーンが響きます

KP:あなたも実力を認めるファイブスターのトランペッター 黒人のリロイが吹き鳴らしたその音をバックに、あなたは意識を失ったピートのもとに歩み寄るでしょう

ジョン:確認ですが、ピートが頭に銃弾を受けてるのは、ジョンは確認していますか?

KP:はい、おそらく頭を撃たれたのだろうということは把握していますよ

ジョン:走り出す前にレスターがコートをピートに掛けたんですよね?
医学に一度失敗してますが、もう一度傷の位置を確認して死亡の確認は可能ですか?

KP:いいですよ 今度はしっかりと見ることができるので、20%ボーナスしましょう

ジョン:1d100<=70

Cthulhu:(1D100<=70) → 36 → 成功

ジョン:成し遂げたぜ

KP:では、まだかすかに体温が残ってはいるものの《ピート・マヌスコは間違いなく死亡している》ことがわかります*3

ジョン:ふむ。では騒ぎにならないようバックヤードに運ぶために担ぎましょうか、肩を貸すような感じで

KP:そうですね、肩を貸すように見せかけるため、彼の腕を取ろうとしたところでイベントです

ジョン:お、おう・・・

レスター:うわ、もう生き返るのか

KP:あなたがピートの腕を取ろうとすると、その指先が陽気なジャズミュージックに合わせるように、リズムを刻んで机を叩いているのを目にします

ジョン:新鮮なノリノリ死体だぁ

KP:そして間違いなく死を確認したピートの遺体は、ぬらりと立ち上がります

KP:せっかくレスターが肩にかけてくれたジャケットは肩からずり落ち、こめかみに開いた穴は丸見えになってしまいます

KP:この現象を前にしたジョンさん、ここで当然SANチェックです(0/1D6)

ジョン:やったー(棒)

ジョン:1d100<=59

Cthulhu:(1D100<=59) → 79 → 失敗

ジョン:1d6

Cthulhu:(1D6) → 1

KP:おっと1ですか、鋼メンタルですね

ジョン:あぶねぇ!

ジョン:「なんてこったまさに天にも昇るカクテルだな・・・」

KP:しかし、あなたが小さく動揺したのは事実です。後退ったジョンの反応につられて、視線を向けた客の幾人かが、ピートの異常に気付きます

KP:ピートの目はすでに白眼をむいています 頬には真っ赤な血がべっとりとつき、音楽に合わせているのかいないのか、

KP:いくらかおぼつかない歩調で玄関を目指して、一歩また一歩と進んでいきます。

ジョン:気づいてない客に変わった反応はありますか?

KP:いえ、美しいジャズミュージックを聴いているだけで、まだ反応はありません。

KP:ただ、少しでも気付いた客がいる以上、すぐにこの店内でひと騒ぎが起こることでしょうね

ジョン:いつも演奏しているといいましたけど、その時と違った様子もないということですね?

KP:はい、特にいつもの店内と変わりありません

ジョン:傷が見えにくい位置に入って、ピートが歩くにまかせて外まで誘導かな

KP:では、ごまかそうとあなたがポジションを変えようとしたところで、ピートが大きくよろけ、机をたたきたおしながら、一度ぶっ倒れてしまいます

KP:客たちはさすがに事態の異常さに気づいてしまいます

ジョン:どうしてそこで諦めるんだ!

KP:というわけで、客たちが店内で発生した銃撃と歩き始めた遺体に気付き、椅子を倒すほど慌てながら、店の入口へと駆け出します

KP:ピートの横に入ろうとしたあなたにも、人々が次々にぶつかることでしょう

KP:そして再び立ち上がるピート・マヌスコ。その顔を直視してしまった女性客の悲鳴…

KP:一斉に客たちがジョンとピートのほうを振り返ります。そして逃げ惑う客たちの姿を認めると、すぐに銃撃事件の発生を理解します。

KP:いよいよ客たちは出口に向けて殺到します!

レスター:そこには入口に入ろうとして人の波に飲まれるレスターの姿が・・・

KP:ジョンもレスターも、ピートに近づくことができないまま、やがて店外に押し出されてしまうでしょう

ジョン:とりあえず客の誘導をせねば・・・(遠い目)

レスター:誘導できるかねぇ、これ・・・

 

 

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*1:慣れないプレイヤーと一緒に遊ぶときには、こういう風に動作指示を挟むことをおすすめします

*2:ダイスが転がる音はプレイヤーをどきりとさせます。なんの前触れもなく振ってみたり、もし当たってたら何が起こっていたかを示すためにダメージダイスだけを振ってみたり、うまく利用してセッションに緊張感を演出しましょう

*3:情報であることを強調するために《》などの記号を併用すると、プレイヤーに印象付けることができます。積極的に利用しましょう