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電源・非電源ゲーム全般の紹介・考察ブログ

【ソード・ワールド2.0リプレイ】弱くても、進む【英雄志望と二つの剣2nd season 4-10】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-32nd-4

 

前回のあらすじ

とらわれていたレイラとコーラルを助け出したが、その後ろから現れた戦闘用魔動機クィンドゥーム。苦戦の末ようやく煙幕が晴れ、満身創痍ながらもクィンドゥームを半壊させることに成功していた。さらにアークが飛び出してミカを斬り倒したと思ったが、彼女は執念で再び立ち上がる。

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【ソード・ワールド2.0リプレイ】弱くても、進む【英雄志望と二つの剣2nd season 4-9】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-32nd-4

 

前回のあらすじ

要塞戦用大型魔動兵器クィンドゥームが起動した。その巨大な体躯に搭載された4門もの銃砲が立て続けに冒険者たちを襲う。ミカは魔動機のセンサーの性質を活用すべく、煙幕で冒険者たちの視界を塞ぐ。勝利を確信するミカだが、煙に閉ざされた空間に目覚めたアークが剣を手に斬り込んだ。はたして最後に立っているのはどちらなのか……

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【ソード・ワールド2.0リプレイ】弱くても、進む【英雄志望と二つの剣2nd season 4-8】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-32nd-4

 

前回のあらすじ

この街には狂った女NPCしかいないってのか!!

カシウスを騎士団の野営地に送り込んだレイチェルは、そこで何かが起こることで自分たち帝国商会の力を強くしようと企んでいた。カシウスたちを抗議市民の代表に偽装することで、騎士団と市民の対立を演出したのである。そんな計画とは無関係に、何者かに操られているミカはその銃口をカシウスたちに向けた。

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【ソード・ワールド2.0リプレイ】弱くても、進む【英雄志望と二つの剣2nd season 4-7】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-32nd-4

 

前回のあらすじ

騎士の服を奪って逃げ出したレイラとコーラルは、侵入したカシウスたちと合流する。互いの状況を確認したところで、営所の外でなにやら騒ぎがおこりはじめた。状況を掴めないまま身を隠した4人は、営所の外の騒ぎに耳を凝らして状況を把握しようとする……

 

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【ソード・ワールド2.0リプレイ】弱くても、進む【英雄志望と二つの剣2nd season 4-6】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-32nd-4

 

前回のあらすじ

アークの首飾りを巡って暗躍する秘書官のミカ。フロンタは彼女の不審な動きに気づいていながらも、自分自身の判断が疑われて当然だとの考えから深く詰問することはせずにいるようだ。いよいよアークの身柄を受け渡さざるを得ないと判断したフロンタは、アークに「間違っても歩き続ける人間であろうとすることは間違ったことではない」と語りかける。自らの運命を悟りつつあるのか、アークはおぼつかない足取りで、再び立ち上がった。

 

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【ソード・ワールド2.0リプレイ】弱くても、進む【英雄志望と二つの剣2nd season 4-5】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-32nd-4

 

前回のあらすじ

レイラとコーラルは、以前騎士団に身柄を引き渡した暗殺者の手引きで脱獄に成功した。彼にマギスフィアを届けたのはレイチェル・ブラックバーン……つまり、以前の暗殺未遂事件は彼女の工作活動だったのである。思惑が交差する中、カシウスとクキバミは囚われた二人を救出するため、そしてアークとその首飾りを確保するために、騎士団の野戦病院へ向かう。

 

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【ソード・ワールド2.0リプレイ】弱くても、進む【英雄志望と二つの剣2nd season 4-4】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-32nd-4

 

前回のあらすじ

秘書官ミカの独断で監獄に収容されていたレイラとコーラル。コーラルを撃つことでレイラを脅し、首飾りの存在を認識したミカは、何者かに操られているかのように監獄を後にする。しばらくすると何者かの指示に従って小さなマギスフィアを手にしたかつての敵が二人を救出する。その音に気づいた監視の兵士が監獄に近づきつつあった。

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【ソード・ワールド2.0リプレイ】弱くても、進む【英雄志望と二つの剣2nd season 4-3】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-32nd-4

 

前回のあらすじ

レイラとコーラルは地下牢に入れられていた。二人は絶望的な環境でガールズ・トークを繰り広げるが、一向に助けが来る様子はない。いったいどのような経緯でこんな場所に閉じ込められてしまったのか。すべての事情を知る人物が、ついに地下牢に訪れる。

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【ソード・ワールド2.0リプレイ】弱くても、進む【英雄志望と二つの剣2nd season 4-2】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-32nd-4

 

前回のあらすじ

レイラとコーラルは生きていた。自身が帝国商会の工作員だったと告白したレイチェルから、二人の生存を聞かされたカシウスたちは、レイチェルの提案する作戦に従って二人の救出を試みる。それと同時に、アークを皇帝に引き渡さずに済むよう、首飾りの確保に向かうことになった。その前日、レイラとコーラルは地下牢で目を覚ましていた。

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【ソード・ワールド2.0リプレイ】弱くても、進む【英雄志望と二つの剣2nd season 4-1】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-3|2nd-4|

 

英雄志望と二つの剣 ここまでのあらすじ

ごく普通の冒険者として歩み始めたアークたち5人の冒険者は、偶然から国家の要人とのコネクションを得る。しかし彼らの街は騎士団長の裏切りによって蛮族が侵入し、崩壊してしまった。多数の難民とともに伝説の魔剣クラウ・ソラスのカギを握るヴェルチ家の末裔を保護しつつ、隣国レシトリア帝国の地方農村に避難した冒険者たち。しかし魔剣を狙う皇帝や帝国商会の政治闘争に巻き込まれてしまう。ヴェルチ家の末裔は帝都に召し上げられ、その警護として仲間の2人と別れることになる。このときアークはヴェルチ家に伝わる首飾りを託された。残された3人は防衛線構築を急ぐ騎士団の依頼で新たな仲間2人とともに遺跡調査を行うが、そこでレイラとコーラル、2人の仲間が行方不明になってしまう。そのことに深く傷ついたアークは精神を病み、昏睡状態に陥る。魔剣のカギを握る人物として、アークを拘束するよう勅命が下ったことを聞いたクキバミは、カシウスとともにアークの目覚めを待っていた……。

 

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シナリオを測量するいくつかの尺度について【クトゥルフ神話TRPG】

 表題の通り、シナリオの性質を測るためのいくつかの定規(測定方法)を思いついたので置いておきます。

 基本的には、シナリオの性質を測定し、ライティング・キーパリングの参考とするための手段として設計してみました。自分自身のシナリオに客観的な批評を加える一つの手段として、これらの方法を利用することができます。ただし、それぞれの尺度はカウントするときに主観も関わってしまうので、完全に客観的な尺度とは言えません。利用する際には自分の判断基準を意識して利用し、シナリオ上の表記にズレがないかを反省的に考えることを忘れないようにしましょう。

 

  • トリガー分析定規
    • トリガー分析の基礎概念
    • トリガー分析の方法
    • 間違えやすいポイント
    • トリガー分析の意義
    • トリガー分析の例(参考数値)
      • 悪霊の家(屋敷内を除く)
      • 悪霊の家(屋敷内のみ) 
      • 悪霊の家(全体)
  • 探索型分類定規
    • 探索型分類の基礎概念
    • 探索型分類の方法
    • 探索型分類定規の意義
  • 情報提示類型スコア定規
    • 情報提示類型スコアの基礎概念
    • 情報提示類型スコアの利用方法
    • 情報提示類型スコア利用時の注意点
    • 情報提示類型スコアの意義
    • 情報提示類型スコアの例
      • 悪霊の家:黙想チャペルイベントの評価
      • 悪霊の家:地下室コービット部屋突入イベントの評価
    • 情報提示類型スコアの課題
  • まとめ

 

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【ソード・ワールド2.0リプレイ】苦悩と昏迷のアーク【英雄志望と二つの剣2nd season 3-15】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-3

 

クキバミ:「……我がフロンタ隊長から聞いた話はこれだけだ。いま、アークを中心に、この大陸が動き始めておる」

カシウス:「……わかった、ありがとう」

クキバミ:「……我はまだ付き合いも浅い。アークが目覚めなかったとき、どうするのかは我には決められぬ」

カシウス:「ああ、わかってる」

クキバミ:「……」

カシウス:「それに、俺は信じてるよ。こいつは……アークは、俺の友達なんだ」

 

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