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【ソード・ワールド2.0リプレイ】弱くても、進む【英雄志望と二つの剣2nd season 3-3】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-32nd-4

 

前回のあらすじ

レイラとコーラルは地下牢に入れられていた。二人は絶望的な環境でガールズ・トークを繰り広げるが、一向に助けが来る様子はない。いったいどのような経緯でこんな場所に閉じ込められてしまったのか。すべての事情を知る人物が、ついに地下牢に訪れる。

 

コーラル:……食いもんがねぇ

コーラル:……仕方ない。靴を脱ごう

GM:まさか靴を食うのか

コーラル:もっちゃもっちゃもっちゃ

レイラ:「お、お腹壊しますよ!?」

コーラル:「もっと酷いもん食ったこともあっから平気だよ。腹減って我慢できねーんだもん」

レイラ:「だからって……」

コーラル:「あ、レイラも食うか?」

レイラ:「あ、あいにくお腹が減ってなくて(くさそう)」

コーラル:「省エネだなー」

 

GM:そんなやりとりをしているところに、人の声が聞こえます

人の声:「はい、それならこちらに」

聞き覚えのある声:「これ以上はいい。下がっておきなさい」

GM:カツカツと足音を鳴らして誰かが皆さんの牢に近づいてきます

コーラル:「あー、まじぃ……靴の味がする」

レイラ:「靴以外の味の方がコワイですよ……って、靴の味ってなんですか」

 

ミカ:「呑気なものですね」

 

コーラル:「まぁ靴だs……ぶふぅっ」ミカに盛大に吹き出す

コーラル:「あ、ごめん」

GM:ベシッと靴の皮がミカの胸に当たりますが、いつものごとく無表情のまま、それを手で払います

コーラル:「あー、ごめんごめん、まじごめん。ちょっと予想外すぎて。えーと、で、どっち?」

ミカ:「どっちもこっちもありません。私はラトヴィック卿を支える秘書官。ただそれだけです」

コーラル:「……」

レイラ:「ミカさんがいらっしゃるということは、ここは帝国騎士団の牢獄、ですね?」

ミカ:「はい、帝国騎士団の牢獄です。急ごしらえですけどね」

コーラル:「……おい、まさか、あのハゲ野郎が魔神と繋がってるってことか?」

ミカ:「あなたは少し黙っていてもらえませんか?」コーラルに

コーラル:「ハッ! もうすぐ死ぬ人間になーに言ってんだ? むしろワーギャー喚くぜ?」

ミカ:「たしかにコーラルさんはどうせ役に立たないので、ことが終わったら死んでいただきます、さようなら」

コーラル:「ひとつ教えたら黙ってやる」

ミカ:「なんですか」レイラを見たまま振り返らず

コーラル:「あのハゲ野郎はどこまで今回の件に関わってる?」

ミカ:「私の独断です。これで満足ですか?」レイラを見たまま振り返らず

コーラル:「……けっ」座って無言の肯定だな

 

ミカ:「さて、レイラ・フェルンホルムと言いましたかね」

レイラ:「私に何の用ですか?」

ミカ:「単刀直入に聞きます。あなたの仲間のアークという方は、魔剣の何を知っているのですか?」

レイラ:「彼が何か知っているように見えますか? あのアークさんが?(皮肉)」

ミカ:「では何かを持っている」

レイラ:「さあ、どうでしょうか。いちいち他人の持ち物まで私にはわかりません」

ミカ:「……」腰につけていた銃に手を伸ばし、引き抜くと同時に後ろに向けて射撃します

ミカ:命中判定 2d6+10 → (5,6)+10 → 21

GM:座り込んだコーラルの肩に弾丸が突き刺さります

コーラル:回避しない

ミカ:ダメージ 2d6-2 → (3,4)-2 → 5防護貫通

コーラル:「がっ……!?」

レイラ:「あなたは!!」鉄格子にかじりつき

ミカ:「何を持っているんですか?」

コーラル:「ふーっ……ふーっ……(不意打ちだとクソいてぇっ……!)」

 

レイラ:「……魔力を秘めた、ペンダントです」

 

ミカ:「よろしい」レイラに背を向けて、コーラルの方を向きます

レイラ:「どうする気ですか!!」

コーラル:「……ッ」

ミカ:「ことが済んだので、死んでもらいます」

レイラ:「やめろ!!」石投げられませんか?

ミカ:「待て」言うと同時に銃を腰にしまいます

 

ミカ:「その通りだ、事実かどうかを確かめてからでも遅くない。彼の身柄は預かっている。そうだ、その通りだ、奪ってからでも遅くない、お前たち二人も、彼も……」

GM:そこまで言うと、ミカの声の中に別の声が混じって聞こえます

ミカ:「「死ねば全てが思い通りだ」」

レイラ:「!?」

コーラル:「……」

GM:ミカは彼女らしからぬ満足げな、感情に満ちた笑みを浮かべると、踵を返して歩き去ります

 

レイラ:魔物知識判定か見識判定で何かわかりませんか?

GM:魔物知識判定どうぞ

 

レイラ:魔物知識判定 2d6 → (1,2) → 3 失敗

コーラル:魔物知識判定 2d6 → (3,5) → 8 失敗

 

GM:では、何かおかしいが何が起きているのかはわかりません

レイラ:「ここから! 出せ!!」パンチパンチ!

コーラル:「……」

レイラ:「コーラルさん! 無事ですか!?」

コーラル:ふらっと前のめりに倒れて、そのまま動かなくなる

レイラ:「コーラルさん? コーラルさん!!」

コーラル:悪いなレイラ、演技なんだ……

レイラ:「コーラルさん! 誰か!! コーラルさんが!! 出せ!! ここから出せ!!」動物園のゴリラがごとく暴れてやります!!

GM:ゴリラここに極まれり

コーラル:1日これで何もなかったら動くしかないな。ひとまず演技のために口に血をためておこう

 

GM:さて、暴れるレイラにどこからか声がかかります。これは聞こえますが、人影は見えません

謎の声:「騒ぐな」

レイラ:「うるさい! 誰ですか!!」

謎の声:「弾丸一発で倒れるほど、やわな冒険者ではなかったはずだ」

GM:少し考えると、この声には聞き覚えがあります。

レイラ:「その声は……」

暗殺者:「話は早い方がいい。撃たれた方は動けるか?」

GM:シナリオ2-2『動き始めた歯車』で戦った暗殺者です。皆さんが騎士団に身柄を引き渡しましたからね

レイラ:「そういえば、あなたも騎士団の牢に入れたんでしたね」

暗殺者:「主人の指示に従って救助する。少し音がするぞ、耳をふさげ」

レイラ:「!」とっさに耳を塞ぎます

GM:鋭い爆音が響きます。ノッカーボムで彼自身の牢の鍵を吹き飛ばし、扉が開かれると、囚人服の暗殺者が姿を現します。黒い鳥が肩に乗っていて、カァと一つ啼くと、牢の間から飛び去ってしまいます

コーラル:口から血が出て床に広がって、まるで傷口が開いたような演出しつつ(使わなかったけど

コーラル:耳キーン

レイラ:倒れてるふりなんてしてるからですよ

 

暗殺者:「小さなマギスフィアだけを渡されて逃げろとはな……」

コーラル:「ンだよ、アタイの華麗な演技の邪魔しやがって」

暗殺者:「下がれ、爆破する」ボム! ボム! 二人の牢の扉の鍵が吹き飛びます

レイラ:「助かりました……が、味方と考えていいんですね?」警戒しつつ牢を出ます

コーラル:「あー、レイラ。とりあえず、そいつは後にしようぜ」

レイラ:「そうでした、急がないと」

コーラル:「いや、最初のノッカーボムからもうしばらくたった。そろそろ来るぞ」

暗殺者:「人使いの荒い主人を持つと辛いな。ひとまず……」バタバタと足音が聞こえてきます

足音1:「何の音だ!」

足音2:「知らないわよ! 配属初日にこれなんだから!」

コーラル:「ちゃんと代金請求しとけよ」肩をぐるぐる回す

コーラル:入り口の扉の横に体を寄せて待ち伏せするぜ、逃すと厄介だ

レイラ:そうですね、一緒に移動します

GM:では暗殺者は反対側に控えましょう

コーラル:しかし……素手か

レイラ:やるしかありませんよ

GM:若い二つの声が近づいて、飛び出してきたところで戦闘開始です!

 

 

次回につづく