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【ソード・ワールド2.0リプレイ】魔剣クラウ・ソラス【英雄志望と二つの剣3rd season 5−7】

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前回のあらすじ
水流の試練に身一つで挑んだアークが溺れかけたものの、救助には成功した。レイラが人形なら呼吸がいらないことに気づいたものの、それを目標地点まで運ぶ方法がなく、試練の克服は困難かと思われた。

<前回 |第1シーズン第2シーズンレイラ個別3−13−23−33−43−5

カシウス:「あ、おい……ジャック豆なら近づけるぞ」
クキバミ:なるほど! 面白い!
コーラル:ジャック豆いいんじゃないか?
アーク:どれくらい近づけるの?
カシウス:一番長くて20mだな
コーラル:……クッキー、ワイヤーアンカーの最長射程は?
クキバミ:30mだな。少なくともアークが潜ったときに溺れても安全に救えることは保証できる
コーラル:いままで何のために持ってたかわからないジャック豆がこの時のために!
アーク:よし、カシウスお願い!

レイラ:ん? いえ、待ってください、カシウスさん
カシウス:どうした?
レイラ:風の妖精とは契約してるんでしたよね?
カシウス:ああ、そうだが……
アーク:あ
コーラル:カシウスお前……
カシウス:……

カシウス:「そうだ、忘れてた。俺、自分だけだったら浮けるぞ」

アーク:「そうなの?」
カシウス:「ああ、風の妖精の力を借りたらな」
レイラ:「なら、私の魔法でクキバミ人形を動かしますから、あそこまで持って行ってゆっくり落としてもらえますか?」
クキバミ:あ、我もホバーブーツなんてものが
アーク:あ
コーラル:クキバミお前……

クキバミ:「それでいいなら我もあそこまでなら行けるぞ」

レイラ:ならワイヤーも使えるしクキバミさんが行くのがいいかもしれませんね
GM:ただクキバミだけが行くと筋力が7しかないので引き上げられませんね
アーク:あ、そうか……
コーラル:だとよ、カシウス
レイラ:男を見せるときですね!
コーラル:カシウスの根性が試される
レイラ:ホバリングの効果時間が3分ですし、それ以上かかると沈んじゃいますねwww
カシウス:笑い事じゃねぇ!!

GM:では、順次処理しましょう。何を重りに使いますか? 重りに利用するものの条件は、必要筋力11以上の重みと、引き上げるならカシウスとクキバミの筋力を合計した24以下ということですね。
アーク:僕のラウンドシールドは?
コーラル:いや、あれ軽いんだ。必要筋力8だろ
アーク:ほんとだ
コーラル:だが重い装備なんてアタイら二人しか持ってないからなぁ。なんかあるか? 最悪帰ってこなくてもよさそうなもの
アーク:うーん……あ、ヘビーメイスがある。必要筋力15
レイラ:持ってましたね、そんなのw
アーク:これなら大丈夫そう。どの人形にくっつければいいの?

GM:レイラのコマンドドールの番ですね。人形は何を使いますか?
レイラ:え、もちろんクキバミ人形ですよ
クキバミ:我が夜なべして作った人形を!!
レイラ:このために登場したようなものですからね
アーク:絶対違う……

GM:では、コマンドドールの行使をどうぞ
レイラ:行使判定 2d6+7 → (1,3)+7 → 11 成功(残りMP24)
レイラ:「クキバミさん、クキバミさんお借りしますね」
クキバミ:「なんじゃ、それで最後じゃから大切に扱えよ」ほい
クキバミ人形:「WRYYYYYYYY!!」
レイラ:かわいらしくわさわさ動き出します
コーラル:……それ一般語としてのかわいいだよな?
カシウス:思い描く光景がものすごくずれてそう……
クキバミ人形:「メッシァーーー!!」

GM:あとはクキバミとカシウスの浮遊魔法ですね、それぞれ行使しましょう
クキバミ:行使判定 2d6 → (6,4) → 10 成功
カシウス:行使判定 2d6 → (6,4) → 10 成功(残りMP31)
クキバミ:ホバーブーツフワフワ
カシウス:「頼む……頼むぞ……大丈夫、大丈夫……」ぶつぶつ
コーラル:「大丈夫だカシウス! 失敗しても藻屑になるだけだー!」
レイラ:「では、カシウスさんお願いします」ヘビーメイス持ったテンション高い人形わたしつつ
カシウス:やりたくねぇっ!!! ますますやりたくねぇっ!!
アーク:「カシウス…頑張って!」いい笑顔!
カシウス:「妖精の力を……妖精の力を信じろ……頼む……頼む……っっ!!」青ざめて歩き出し
レイラ:「お二人ともがんばってー」

クキバミ:「まったく、ガキの使いじゃないんじゃぞ」ふわふわ
クキバミ人形:「ないんじゃぜぇぇ!」
GM:二人は中央まで主にカシウスのせいで恐る恐る進み、位置を見極めてメイス付きのテンションの高い人形を手放します
カシウス:「ここで……頑張って掴んでくれよ、掴むだけでいいんだから……」ドボン
クキバミ人形:「ごぼごぼ」
GM:しばらくして、メイスが底にあたる振動がカシウスとクキバミの手に届きます
クキバミ:掴んだか?
GM:二人でそれを引っ張りあげると、青色の宝石を抱えたクキバミ人形が姿を現します

レイラ:水流でコーラルがむしってた首流れててもいいですか?
GM:クキバミ次第w
クキバミ:「ぬわあああああああ! 我が半身があああああ!」
GM:許可されたみたいwww
アーク:ホラーだ
カシウス:「落ち着け! 落ち着けって! 早く戻らないと落ちるから!」
レイラ:じゃカシウスの腕の中で弱弱しくサムズアップして、人形ががくっと動きをとめます
クキバミ:「うっ、うっ、あんまりじゃ……」フラフラ
カシウス:「落ち込むのは水の上じゃなくて床の上にな? な? 水だぞ?」
アーク:カシウス……実は自分が壊したことがばれたくないからって
カシウス:俺じゃねぇだろ!!
コーラル:Zzz ……

GM:というわけで、ウルトラCの解決策で青色の宝石を獲得です!
クキバミ:「帰ったら頭を作ってやらないと・・・」
GM:こうして宝石と、首のなくなったクキバミ人形を抱えた二人が扉を出ると、高音が響いて青の扉が圧壊します
コーラル:よし、2個目GET!
レイラ:やりましたね!
カシウス:「い、生きた……」へなへな

コーラル:さっきの炎といい今度の水といい、ドワーフとエルフなら楽勝だったろうなぁ
アーク:この流れだと風の試練は……大穴だろうなぁ床なしじゃホバーもできないし……
GM:さて、残るは土と風の試練。きっとまたわけのわからん解決策を思いつくでしょうし、とりあえず課題の内容を見てみましょうか、どちらからいきますか?

コーラル:アーク、またお前が決めてくれ、お前の遺跡だ
アーク:うーん……ちょっと空飛ぶのは難しそうだから、僕人間だし土属性に行ってみる
レイラ:この世界って人間土属性なんでしたね、そういえば
クキバミ:運命変転が使える試練だといいがな……


次回へつづく