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【ソード・ワールド2.0リプレイ】魔剣クラウ・ソラス【英雄志望と二つの剣3rd season 5−5】

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前回のあらすじ
回りくどい物言いをするマンティコアの言葉を汲み取ると、どうやら4つの宝石を集めれば道は開くらしい。さっそくアークたちは課題に取り組み始める。

<前回 |第1シーズン第2シーズンレイラ個別3−13−23−33−43−5

GM:さて、というわけで4色の扉に挑みます
GM:それぞれちょっとした試練がありますので、属性を土・水・火・風から選んでください
アーク:とりあえず赤毛族っぽく赤!
GM:では赤から行きましょう

GM:アークが会話を待ちきれず、うずうずして赤い扉を開くと
アーク:だってマンティコアの会話まるで理解してないからね!
GM:壁に接していない扉にも関わらず、その扉の向こうは長っぽそい一直線の通路になっており、天井もそう高くなく、ただただ石の廊下がまっすぐに100mは続いています。
GM:そしてその先で赤い石が輝いています
アーク:ああ、うん……横に火炎放射器でもある?
GM:はい、横と天井になんか口がところどころあいてます
アーク:上下かー……体力で突破する場所かな?

レイラ:「いかにも罠って感じですね」
GM:罠の全容を把握するためには、この時点なら構造解析ですかね、目標値18くらい。でも奥まで進んだら嫌でもわかります
クキバミ:任せよ。炎ならこの前やった炎完封コンボでいけるはず!
アーク:うん、いけそう
レイラ:把握してからでもいいんじゃありませんか?
アーク:そうだね、まずは判定してみようか

クキバミ:そこそこ難しめじゃな、この機構は魔動機文明のものか?
GM:いいえ、魔法文明です
クキバミ:アナライズは使えないか……調べてみよう

構造解析判定 目標値18 全員失敗

カシウス:「アーク! ひとまずどういうことなのか調べないと危ないんだ、早く行きたいのはわかるが……」
アーク:「走ればいいんじゃない?」
クキバミ:「炎は炎なんだろうな、それぞれの扉が属性を表しているならそうじゃろう」
カシウス:「妖精の魔力っていうことなら、たしかに赤は火属性だが……」
クキバミ:「しかしあの変神(へんじん)のことだから何かひねくれてる可能性もありそうじゃがな」

コーラル:さてどーするか。アークが人間で土属性だから、土の課題で有利になるかもしれねぇって考えると、ここはアタイが行ってもいい気がするが
アーク:うーん、回復もすれば大丈夫だと思うんだよなぁ
レイラ:サーマルコートがあるので私が行ってもいいですよ?
アーク:いや、炎だったら生命抵抗判定だと思うから、僕かコーラルがいいと思う
コーラル:そうだな、サーマルコートは貸してもらえると助かる
クキバミ:(これは我が手を挙げてどうぞどうぞの流れか……?)
GM:ww

コーラル:最終判断はアークに任せる
アーク:じゃあせっかくだし、コーラルが行ってみる?
コーラル:よしきた、ならいかせてもらおう
GM:では、コーラルさん、覚悟を決めて通路に入りましょうか
コーラル:んなわけあるかよ、みんな、最大限の火属性ダメージ軽減をくれ
GM:あれくるのか……

クキバミ:我からはレジストボム。なんとオプション付きで-6点じゃ感謝せい
クキバミ:行使判定 2d6 → (1,4) → 成功
レイラ:私からはサーマルマントとプロテクションですかね(MP-1)
レイラ:行使判定 2d6 → (6,3) → 成功
アーク:フィールド・レジストで火属性を指定するよ(MPを-5)
アーク:行使判定 2d6 → (5,3) → 成功
カシウス:……俺からは何もないな。水属性と契約してないし、炎耐性呪文は使えないんだ
コーラル:いや十分。これで……何点軽減だ?
アーク:まって、フィールドプロテクションも使えた(MP-1)
アーク:行使判定 2d6 → (5,6) → 成功

コーラル:クキバミのが6点で、アークのが3点と1点で……
レイラ:マントとプロテクションで2点ですね
コーラル:12点軽減か
GM:では12点軽減状態で

コーラル:「っし……! ご指名頂いた以上は期待以上の活躍をしてみせねーとなぁっ!」
カシウス:「迷路になってたらやばかったが、まっすぐならひたすら走れば問題ない……回復はこっちで用意しておくからな」
クキバミ:有効かどうかはわからんが、レイラのカウンターマジックも入れておくか?
コーラル:生命抵抗っぽいけどなぁ
アーク:MP消費いくつだっけ?
レイラ:1ですね。私あまりMP使いませんし気にしなくていいくらいです
コーラル:ならお守りと思ってうけとくか
レイラ:わかりました
レイラ:行使判定 2d6+7 → (2,6) → 成功 精神抵抗+2
コーラル:さんくす!
クキバミ:あとは我がオートモビルを作り出せば……
コーラル:操縦できんわ!

GM:では、コーラルさん、通路に入りましょう
コーラル:では、クラウチングスタートからの……ダッシュ突入!!
クキバミ:がんばえ!
コーラル:「おっ……らぁああああああああぁぁぁぁぁあああ!!!!!!!」
GM:コーラルが通路を猛ダッシュしますが、何も起こりません。声が虚しく響きます
クキバミ:「おおー、行った行った 今ドア閉めたらどうなるじゃろね」
GM:そしてものの10数秒にして、お目当の赤い結晶にたどり着きます

コーラル:「ああああ……あれ? なんも起きねぇっつーか、熱くもねぇ。……なんでぇ、楽勝じゃねぇーか」
レイラ:「コーラルーがんばれー」プールサイド並感
コーラル:「なんもねぇみたいだぞ! ……はぁ、気合いれて損したか?」
コーラル:だが赤い結晶に罠チェック
GM:了解です、では近づいたので目標値9で罠感知どうぞ
コーラル:2d6+7 → (2,1)+7 → 10 成功
コーラル:あぶねっ
GM:宝石を手に取ったら何かが起動します。同じ場所に戻せば起動を止められそうですが、別のものに入れ替えても無駄そうです。なお、コーラルが現在いる場所付近には例の噴出口めいた穴は開いていません
コーラル:肩透かし喰らってやる気がウセてたぜ……そうこなくっちゃな
クキバミ:判定があるならスカウトのコーラルが行ってよかったかもな
アーク:たしかに

コーラル:「うーん……これ、とったら発動するくせーなぁ…………よっと」一回とりはずしてみよう
GM:コーラルの背中に熱風が押し寄せます。一方、扉の外で見ていた皆さんの視界から、一瞬にしてコーラルが消えます
コーラル:「うおっ!?」
GM:コーラルが振り返ると、そこには眩しくてとても目も開けられないほどの火炎が通路全体を覆っています
GM:それぞれの口から勢いよく噴出しているらしく、通過する際には全力移動のような猛ダッシュはできなさそうです。押し寄せる火炎の風圧に耐えながら、通常移動で抜ける必要があります

コーラル:「……ひゅぅ~♪ 火の試練らしいじゃぁねぇか。バーベキューになりそうだ」額に汗かきつつ苦笑
クキバミ:ぐ、こっちから回復をかけるのは厳しいか……!
アーク:射程も視界も届かないんだね
レイラ:「コーラルさん! 大丈夫ですか!?」
コーラル:声は届いていいのか?
GM:構いませんよ
コーラル:「おーう! ちぃっと気合が必要そうだが、なんとかなるわー!」

GM:通過中は1ラウンドあたり炎属性魔法ダメージを受けますが、生命抵抗判定18に成功すればダメージを半減することができます
アーク:コーラルの通常移動は24だから、4回? 5回?
GM:5回目は端数なので、自動的に生命抵抗に成功とするということにしましょう
アーク:これがドワーフだったらのっしのっし歩いて来るんだろうな
GM:そういうことになりますね
クキバミ:なるへそ、剣の加護は便利なものよ

GM:さて、どうしますか、コーラルさん
コーラル:「さぁて。そんじゃぁ、突っ込むとしますかねぇ。なぁに……アタイはもっと熱い海を渡る予定だぜっ」
コーラル:正面から突っ込む!
GM:了解です。では1回目。熱風の中を24m進むコーラル、吹き付ける火炎が全身を痛めつけます
GM:生命抵抗判定どうぞ
コーラル:生命抵抗判定 2d6+9 → (6,2)+9 → 17
コーラル:……
アーク:結構難易度高いな
コーラル:ダメージ量を見ておきたいな。ここは陽光の魔符を破く。1回目で今後がわかるからな
コーラル:生命抵抗に+2で達成値19。抵抗成功だな
GM:では、陽光の魔符を消費して、火炎に対する守護を一瞬生み出します
GM:ダメージ 2d6+10 → (3,4)+10 → 17 →抵抗半減→ 9 → 属性防御12点→適用ダメージ0点
GM:……ノーダメージですね
アーク:バフつえぇwwww
コーラル:よし! これなら問題ない!
コーラル:「はっ! なかなかの炎だな……だがこの程度! 仲間にチカラぁもらったアタイの敵じゃぁねぇっ!!」
GM:コーラルは火炎の中で陽光の魔符による守護を消費したものの、これなら行けると確信します
レイラ:神の祝福も人の果てしない知識欲には勝てないんですね

コーラル:生命抵抗 2d6+9 → (5,1)+9 → 15 失敗
GM:ダメージ 2d6+10 → (6,2)+10 → 18 →属性防御12点→6点炎属性魔法ダメージ
コーラル:6点ダメージで残りHP49! あと2回ならいける!
コーラル:生命抵抗 2d6+9 → (3,4)+9 → 16 失敗
GM:ダメージ 2d6+10 → (2,4)+10 → 16 →属性防御12点→4点炎属性魔法ダメージ
コーラル:4点! 残り45!
GM:抵抗判定は次で最後です
コーラル:生命抵抗 2d6+9 → (1,3)+9 → 13 失敗
GM:ダメージ 2d6+10 → (5,2)+10 → 17 →属性防御12点→5点炎属性魔法ダメージ
コーラル:うっし、40点も残った。余裕だったな
GM:いえ、最後に距離端数分のダメージをだします。抵抗は自動成功です
コーラル:あいよ、半減すりゃこの防御は抜けねぇよ
GM:火炎の熱をあらゆる魔力による保護とマントがしのぎます
GM:ダメージ 2d6+10 → (5,3)+10 → 18→抵抗半減→9→適用ダメージ0点
コーラル:弾いたな、15点、まぁ軽いもんだ

コーラル:じゃ、炎の中を駆け抜けてきたところでサーマルマントを脱ぎ払い、火の粉の中でニヤリと笑うぜ
コーラル:「おまちどぉっ!」
アーク:「おかえり!」ハイタッチ
コーラル:いえーい
レイラ:「相変わらず派手ですね」呆れ顔
コーラル:「おめーらの魔法のおかげで余裕だったからな! マントもあんがとよ!」
クキバミ:「ふん、我のレジストボムがあったのじゃから当たり前じゃ……まあ、よくやったと言ってやろう」
GM:さて、コーラルが通路を抜けて扉の外に出ると、どこからか高音が鳴って、一瞬にして赤の扉が圧壊します

カシウス:「お疲れ。回復薬は必要ないか? こんなのがあと3つもあるんだろ……?」
コーラル:「回復は……とりあえず大丈夫だ。様子見するとしようぜ」
コーラル:「思ったより熱くなかったからな。ま、もし魔法もらってなかったら今頃アタイはバーベーキューだろうがよ」
コーラル:「っし。次の扉、いってみよーぜ!」
カシウス:「そうだな、次は……」さあアーク、どれだ!
アーク:「熱かったし、涼しそうな青にしよう」
レイラ:「妖精でいうと青はなんなんですか?」
カシウス:「……俺が持ってない色だな」
クキバミ:「回りくどいな。水・氷じゃろ?」
アーク:「あー」
レイラ:「あー」
コーラル:「なんだ、お前まだ水怖がってんのかよ?」
カシウス:「い、いい、いやまさか、み、水くらいでさ、そんな……」
アーク:「とりあえず中見てみようよ。さっきみたいに何もないかもしれないし」青の扉オープン!


次回へつづく