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【ソード・ワールド2.0リプレイ】魔剣クラウ・ソラス【英雄志望と二つの剣3rd season 5−6】

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前回のあらすじ
遺跡へ侵入し一つ目の炎の課題をクリアしたアークたち。次は青の扉を開け水の課題に挑む。

<前回 |第1シーズン第2シーズンレイラ個別3−13−23−33−43−5

GM:さて、では青に向かいましょう。青の扉を開くと、いつか聞いたような激しい水流音を聞きます
GM:中は薄暗いのですが、すぐに目の前に巨大な円形の部屋があり、そこで激しい渦が巻かれているのだとわかります。そして渦の中央の底で、かすかに何かが光っているのを見ることができます
アーク:今度はエルフ用だよね
コーラル:泳げと言われているようにしか見えない
GM:渦の部屋の半径は50m、深さは10mです。いやぁかなりの距離ですね
クキバミ:水に対応できる魔法はLv8から……普通にやるしかないな

GM:水泳の難易度について説明します。水泳の難易度自体は14で、冒険者レベル+敏捷度ボーナスを基本値とします
GM:しかし移動距離が長いのでかなりの回数判定に成功する必要がありそうですね。距離を縮める方策をとるのが無難かもしれません
GM:さらに渦の中央で潜るのは至難の技です。ここでだけ目標値が17に引き上げられます。ここを超えるだけでいい状態にするのが理想でしょう

レイラ:またコーラルさんですかね
クキバミ:海賊じゃしの。カシウスはどうなんだ?
アーク:カシウスは水につかると死ぬ病気だから……
コーラル:敏捷度は高いが冒険者レベルがな。アークかアタイがいくのがいいだろうな。……ただ、アタイはHP残量が高くないから、溺れたときのもがける時間が短いな。最悪気絶する
レイラ:じゃあ私が行きましょうか?

カシウス:「……よし、この部屋はやめにしよう。な?」
コーラル:「そーゆーわけにもいくかよ。ま、水ってんならアタイがもっかいいってもいいけどな。海賊としちゃ、泳ぎは得意だぜ」
アーク:「次は僕が行くよ、泳ぎは得意なんだ」いつか見たすっぽんぽん
カシウス:「アークよく見ろ、水だぞ!?」懐かしいw
コーラル:「泳ぎが得意ってアタイほどじゃぁ……うごほっ!?」
アーク:「え?」準備運動中
コーラル:「げほんげほんっ……てめぇっ、いつの間に脱いだ!?」
レイラ:「なぜ脱ぐ!」目をそらしつつ
クキバミ:「む、なかなか将来有望……」
アーク:じゃあいくよー

GM:さて、それでは水泳判定のルールは完全にルールブックに従って処理します。1ラウンドに移動力の1/5だけ移動できるとあるので、1ラウンド4mですね
アーク:ルル、ブ……?
GM:122ページです。渦を巻いていますが、水流を純粋な円形とみなし、水泳距離は50m、その後直下に10mとして扱います。
GM:とはいえ、最初ダッシュジャンプで飛び込みすることを許します。その距離を減らした後、残りを4で割って判定回数を決めましょう

GM:というわけで、まずは飛び込みましょうか
アーク:どっぼーん
GM:冒険者レベル+敏捷度Bで跳躍してください。荷物なしの助走ありなので+4ですね
アーク:あ、パンツの中に魔符だけ仕込んでおく!
GM:了解です

アーク:跳躍判定 2d6+11+4 → (2,4)+11+4 → 21
GM:10で3m、そこから2増えるたびに跳躍距離が1m増えるので……8m50cmの超跳躍ですね
レイラ:化け物ですね
クキバミ:にん……げん……?
アーク:人間だよ!
レイラ:あー、あれですよね、サルの親戚の

GM:アークは高々と舞い上がると、空中で姿勢を巧みに調整し、見事に着水します。残り距離は41mなので、水泳判定を10回成功させる必要があります
アーク:多いなぁ
アーク:水泳判定×10 2d6+11 → 成功 → 成功 → 成功 → 成功 → 成功 → 自動的失敗
アーク:あ……
GM:ラック消費しますか?
アーク:うーん……溺れるよりはいいかな。ル=ロウド様お願い!
アーク:水泳判定×5 2d6+11 → 成功 → 成功 → 成功 → 成功

GM:はい、これで無事、中央までやってきました
アーク:全然無事じゃない……
GM:渦に翻弄され、一度波に流されかけましたが、何かの力がアークを助けます
レイラ:「あぶない!」
カシウス:「アーク……!」

GM:さて、ここで至難の渦中素潜りです。往復で5回成功させる必要があるようですね。とはいえ、3回目まで成功すれば、宝石をつかむこと自体はできそうです。溺れた後に引き上げられれば回収も可能でしょう
アーク:リソース削られるなぁ……よし、潜るぞ!
アーク:水泳判定 2d6+11 → 自動的失敗
アーク:……よりによって1回目で
レイラ:しかも私たちの場所から一番遠い場所じゃないですか
アーク:溺れたらどうなるの?
GM:生命力の値と同じ距離は溺れながらでも進めますから、25mまで近づけますね。誰かが迎えに行くなりなんなりでアークを引っ張り上げる必要がありそうです
アーク:う……運命変転したらいけなくはないけど、それでも失敗したらもう打つ手はないし、使い損になっちゃうし……
クキバミ:戻って策を練ろう。25mも泳げればワイヤーアンカーで引き戻せる
コーラル:そうするか。自分たちの持ち玉を全部検討してみよう
アーク:わかった。クッキー回収お願い

GM:ちなみに水泳の面白いところは、溺れてもHPが減りません。気絶するだけで回収できたなら問題はありません
アーク:……この世界窒息死どうなってるんだ
GM:アークが気絶するとアウェイクンがないので、回収後ポーションなりレンジャーの判定なりで気付しないといけませんね
アーク:ひとまず20m移動してクッキーのワイヤーで引っ張ってもらいたい。そこから1ラウンド10m引っ張ってもらえるから、合計で23ラウンドで戻れるし、気絶しないで済みそう
クキバミ:任されよ!

GM:というわけで、中央に向かうまでは順調だったアークですが、中央で潜ろうとした時に激しい波に飲まれて安定を失います。そこから必死に渦の中で外側に向かって泳ぎながらジタバタとしますが
クキバミ:行使判定 2d6+7+4 → (5,6)+7+4 → 22
クキバミ:「まったく、手間かけさせるわ」ばひゅーん!
アーク:右手で何とかつかむ!あと5秒で気絶しちゃう!
GM:そこにクキバミがワイヤーを投射し、パンツに引っ掛けて引っ張り上げます
アーク:パンツ脱げちゃう!

カシウス:「おい! アーク! アーク! 大丈夫か!!」助けに飛び込めなかったやつ
GM:アークはかなりゲホゲホ言いながらクキバミたちに引っ張り上げられます
レイラ:「大丈夫ですか!?」背中トントンしながら
アーク:「うう、足つった……あんなに準備運動したのに……」
コーラル:「生きてるかー? まったく。泳ぎってのは大変なんだぞー」
カシウス:「よかった……ひとまず休め。何か方法を考えよう」なお無策

アーク:さて、どうしようか。ダイス次第では行ける気がするし、もう一回僕が行ってみる?
クキバミ:ううむ……一個アイディアがある
レイラ:なんですか?
アーク:なんじゃらほい
クキバミ:レイラは水中適正のゴーレムの材料は持っておるか? 時間こそかかるが……
コーラル:なるほど。材料さえあればいけそうだな
アーク:その材料って何?
レイラ:いえ、ごめんなさい。そもそもレザーフィッシュはまだつくれないんです
クキバミ:ぐ、コンジャラー1レベル足りない……!
アーク:だめだった……

クキバミ:ならカシウスじゃな。何か召喚できる妖精は?
アーク:カシウスが水と契約してないから……
カシウス:すまない、水の精霊とは相性が悪くて……
クキバミ:ぐぬぬ

GM:ここで突然、幻獣マンティコアが語りかけます
幻獣:「不可能を可能にする策はない。宝石と剣と、いずれが未来をひらくかは、剣を持つものが決めなければならぬ」

コーラル:よし。なら今度はアタイがいくか?
アーク:うーん、結構何度もトライできそうだし、誰かが行くなら基本値が高い僕が行くよ
コーラル:そうだな

レイラ:あ、ちょっと待ってください。人形はどうですか? コマンドドールで操ります。息がいりません
コーラル:コマンドドールは人形相応の行動しかとれないからな。泳ぐのは無理だろうなぁ
レイラ:いえ、泳がせないんですよ。真上から石を重りにして沈めて、ただ宝石を掴んでもらうんです
クキバミ:たしかにそれだけなら溺れ得んし或いは……?

GM:ちょっと待ってね、コマンドドール見てみます

……

GM:はい、泳ぐことはできないので、真上から落とすなら許可します。また、浮上については誰かが重りごと引き上げてください。重りとしては、だいたい必要筋力にして10以上。そのうえで引き上げる人の筋力以下なら容易に引き上げられるとします
レイラ:よかった! これなら誰も危険な目に遭いませんよ
クキバミ:しかしどうやって50m先の直上に立てばいいのか……
GM:特にその手段がない場合、投擲系武器として扱い、目標値22で命中判定をしてもらいます
コーラル:さあ命中力の確認だ
アーク:♪めいちゅうたかいのだぁれ?
アーク:僕12
コーラル:アタイ11にキャッツアイで12
レイラ:グラップラーなので投擲は……
カシウス:フェンサーだから必要筋力10は投げられないな

アーク:……飛び込むか
コーラル:だよなぁ


次回へつづく