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【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−4】

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前回のあらすじ

クキバミが離脱した状態で、前回の冒険の戦利品の換金へ向かう冒険者たち。その道中、リンディンフォーデの掟である仕事をする者のみが滞在できるという約束に従って、ひとつの仕事を依頼された。その頃クキバミは……

 

<前回 第1シーズン第2シーズンレイラ個別3−13−23−33−4

 

GM:フレッドとノイが滞在に使っている同じような木組みのロングハウスの一室です。二人以外にも滞在者がいるようで、荷物はわりと多い状況です

クキバミ:「意外と普通の部屋じゃな、もっと果物たっぷり浴室で従者がいっぱいーみたいなのを想像しておったが」クソ失礼

コーラル:それはセレブというか、成金だな

レイラ:風呂に札浮かべてるタイプの人ですね

フレデリック:「一度としてそういう生活はしたことがないぞ。帝国商会ではそういう輩が多かったのか?」

クキバミ:「いや、そんなことはありませんでしたな……もっと酷かった」

レイラ:w

 

クキバミ:実際の帝国商会はどんな感じなんじゃ? レイチェルの父上はまともだったが

GM:まともに見せかけてるってのが正しいですね

クキバミ:じゃあこんな認識でも大丈夫そうじゃな

コーラル:アタイはまともとは思ってないが、アタイのまともの基準も少しおかしいからなぁ

レイラ:バナナの葉っぱて扇がれながらブドウとか食べさせてもらってそうですよね

クキバミ:分かりみが深い

コーラル:まぁたぶん、部屋の装飾は悪趣味だと思う。無駄に金色っぽい……ブラックなのに

クキバミ:www

 

ノイ:「帝国商会なんてそんなものだろうね。それで? なんでこっちに来たの? レイラたち、仲間なんでしょ?」

クキバミ:「元より我の目的は魔剣じゃし、こっちについた方が近付ける気もしたから、ってのが本音じゃな」

ノイ:「へえ。私は別に嫌いじゃないよ、そういうの。私も似たようなものだし」遠征用の装備を整えつつ

クキバミ:「建前としては仲間だから置いてきた、あいつらなら追ってくるからな そんなところじゃ」本当は建前と本音が逆なツンデレ

ノイ:「……そうかな? 私はあんまり期待できないけど」

レイラ:ノイさんは立ち直ったアークさんを見てませんもんね

クキバミ:「来るさ あいつら頭悪いからのう、夢を諦めきれるほど人間出来ていない。だから信じて待つ、年長者の辛いところじゃまったく」やれやれ

 

レイラ:(実はカシウスさんが年長なんですけどね……)

クキバミ:えっ

アーク:カシウス19歳、正直意外

レイラ:カシウスさんとサラーさんが同い年の19才ですよ

クキバミ:びえー、カシウスおにいちゃんだった

ノイ:のいさんじゅうごさい

コーラル:まぁ、イヌネコは人間年齢×7歳くらいだから、ウサギもきっと×何歳なんだろう

クキバミ:なら心は我が年上じゃな

 

フレデリック:「だとしても、これを渡すわけにはいかないがな。そうなったときは……」

ノイ:「……クキバミはサラーって人に会った? ひょっとしたら、サイラス・ホーエンシュヴァンって名乗ったかもしれないけど」

クキバミ:「む、レイラの想い人か そやつがどうかしたのか?」

ノイ:すこし目を丸くします

ノイ:「レイラって、そういうこと自分でわかるようになったの?」

レイラ:べべべべべべ別にそういうんじゃじゃないでごあす

クキバミ:「えー! ヤダー、レイラってそんなにうぶなの? なれそめ聞きたい―」コイバナモード

レイラ:www

ノイ:「いやーそれがさ、あの子自分で好きになってるのもよくわかってなかったみたいでさ、もう見てるこっちがもどかしいんだよ」

クキバミ:「マジ尊いんですけどー!」

ノイ:「倒したモンスターの体液がついたらそれとなーくサラーのマントで拭いたりしてさ、もう構ってほしい気持ちでちゃってるじゃん!」

アーク:ここまで長い付き合いだけど、クッキーのキャラがわかんない

コーラル:なにこのJKのノリ

レイラ:了解道中膝栗毛とかいいそうですね

クキバミ:「きゃー!(≧∇≦) マヂゾッコンじゃーん!」

ノイ:「あとさ! あの髪に巻いてたやつ!」

クキバミ:「うんうん!」

ノイ:「あれ、もとはチョーカーだよね? 私の目には狂いはないはず。あれサラーからもらったやつだと思うんだよね」

 

ノイ:「……って、そうじゃなくてさ」

クキバミ:「はい」

 

ノイ:「アイラットで別れる少し前、サラーって人がフレデリックとアークに聞いたの。『お互いと戦う覚悟はあるのか』って」

ノイ:「……フレデリックは『魔剣をどちらが持つかを争うときには戦う』って答えた。でも、アークは答えられなかった」

クキバミ:「……」

ノイ:「さっきもそうだった。アークはいつも答えられない。私たちが本当にアークらしさを求めてるときに、答えてくれない……」

ノイ:「だから今回もダメじゃないかな。嫌いじゃないんだけどね。英雄って器じゃないよ」そこまで言うと、ちょうど自分の荷物をまとめ終わります

 

GM:何か反論しておきたかったらどうぞってところですね。特になかったら、他の仲間がいるから移動するという運びになります

クキバミ:答えはアークが魔剣を取りに来た時直接見せてやろうぞ、今は仕度を進めよう

GM:了解です

レイラ:多弁なのに多くを語らない男

クキバミ:それがウサギの生きる道よ

 

ノイ:「よし。じゃあフレッド、私ちょっと買い出しに行ってくる。クキバミも来る? たぶんリィナとも会えると思う。一緒に行くエルフ」

クキバミ:「あ、面白そうじゃし付いてくぞー」ぴょんぴょこ

 

GM:さて、どうしようかな。クキバミは自分から戻るんじゃなくて、最終的に森の中で待ってます?

クキバミ:そうします!

GM:了解です。ではシナリオかなり工夫します

レイラ:それがかっこいいですよね

 

 

 

次回へつづく