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【ソード・ワールド2.0リプレイ】ダインハイト奪還作戦【英雄志望と二つの剣4th season 1−11】

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前回のあらすじ
ダインハイト城塞の門外に建設された蛮族の砦を突き進む冒険者たち。その一番奥で待ち構えていた指揮官のオーガウィザードは人質を二人吊るして停止を迫る。しかし英雄隊は風を切るように走り込み、オーガウィザードに肉薄し、カシウスは人質の救出を開始した。

<前回 |第1シーズン第2シーズン第3シーズン4−1

※引き続き戦闘処理を描写で置き換えます。

オーガウィザードが何か聞きなれない言語(オーガ語)で指示を飛ばす。

レイラ:やっぱりどちらか紛れてますね
クキバミ:カシウスと我しかおらん!
カシウス:とりあえずどっちかわかるまで助けはするぞ!

解放した人質が瞬間的に変貌し、オーガの姿をとって魔法を唱える。
さらにまだ縛られていた人質も体が肥大化して縄が弾け飛ぶ。
人質などはじめからいなかったのだ!
救出作業にあたっていたカシウスに立て続けに魔法攻撃が加えられるが、
魔法防御魔法の甲斐あってカシウスの傷は浅く済んだ。

カシウス:「やられた! どっちもオーガだ!」
クキバミ:「やはり偽物か!」見破ってたもん
アーク:嘘だ!
クキバミ:「だがただのオーガだ! そう強くはない!」
アーク:「じゃあ思い切り戦えるね!」
レイラ:「こっちは私が!」
アーク:「じゃあ後ろは僕!」

オーガウィザードはドレインタッチでレイラに接触。
わずかに体力を吸い取るも、その接触を許すのがレイラの狙いだったことには気づいていなかった。
魔法で分身を作り出していたオーガウィザードも、レイラの至近距離での連撃に対応できない。
鋭く繰り出された拳はオーガウィザードの重心を捉え、その体を城門前の橋の上まで弾き飛ばす。

レイラ:威力10(C9)+23 →(5,5)→1回転!→(6,5)→2回転!!→(2,4)→ 5+6+3+23 → 37
レイラ:「卑怯な真似をするからです……!」

その一撃を見る前に反対側に走り出していたアークはもう一度高々と落とし穴を飛び越える。
掲げられた魔剣にはすでに電撃がほとばしっていた!

アーク:威力45(C10)+38 →(4,3)→ 10+38 → 48
アーク:威力45(C10)+38 →(6,4)→1回転!→(4,6)→2回転!!→(2,1)→ 12+12+4+38 → 66
GM:どちらも一撃で撃破です……
レイラ:wwww
クキバミ:わはー
アーク:これで全滅! ちょうどいい感じに目立ったでしょ!

GM:ニタマゴくんの頭上を飛び越え、着地と同時に振り抜いた魔剣が再び稲光を轟かせると、意表をついたと思い込んでいたオーガたちの背を電撃が貫きます。カシウスに攻撃の手を向けていた二匹ですが、見事に吹き飛び、その間からカシウスが恐る恐る顔を上げ、アークに驚きの混じった複雑な笑顔を見せることでしょう

アーク:「これで道は開けた!!」さあ、デモリッシャーによる城壁攻撃だ
カシウス:「切られる側から見るとすごいぞ、それ」
アーク:「英雄だからね!」
クキバミ:「さて、爆弾を確認してみようか。本当にあるかの」

GM:では、こちら側での戦線はここで一度結びます。短時間の回復が可能です。このラウンドに行動していない人だけ行動可能とします

クキバミ:我とカシウスとコーラルか。回復しておこう
アーク:魔剣の代償が重くなってきたからMPがほしい……
コーラル:次がボス戦ならアタイもほしいんだが
アーク:ならコーラルでいいよ。まだ2回は振れそう
レイラ:2回で十分な威力っていうのおかしい発想ですけどね……
クキバミ:ならコーラルに7点やろう
カシウス:妖精のターンが余ってるから、全員に回復しておくよ。13点だ。
アーク:助かるー

GM:さて、後方から象が走ってきて、その後ろにはデモリッシャーとその指揮をとるシン、フレデリックの姿があります

シン:「快進撃お見事! 爆弾の確認は潜入隊で間に合いそうだ。それより右翼を頼む!」
レイラ:「何かあったんですか?」
シン:「おそらく本隊だ! ノイのシグナルバレットが上がった!」
フレデリック:「あのメンバーで保てん本隊となると大物もいるかもしれん、急いでくれ!」
アーク:「任せて! みんな、行こう!」
レイラ:「もちろんです!」
コーラル:「大将首ならアタイがもらうぜ?」

GM:では戦場を移動しましょう。みなさんここまで合計で5カウントしか戦場カウントが進んでいません。お見事ですね
アーク:もっと進んでたらどうなってたの?
GM:右に現れた敵が本陣に迫ってました
コーラル:移動の手間が省けるな
レイラ:それだけ被害が出ていたかもってことですよ
コーラル:なんにせよ、味方の被害も少なく済んで、大将首を取りに突っ込めばいいんだろ?
クキバミ:まったく血の気が多いのぅ
カシウス:右にはマスターとかノイもいるから、被害は少ないと思うんだが……

GM:というわけで、移動で5ラウンドを消費しますが、ニタマゴくんの移動力が抜群に遅いので、同行するなら8ラウンド消費したことにしようかと思います
レイラ:いります?
アーク:置いていくか……
コーラル:バーチャルタフネスとタフパワーが9ラウンド残るか6ラウンド残るかか
クキバミ:大差ないな
アーク:戦場カウントは変わるの?
GM:いえ、ここまででカウンターストップです。変化ありません
レイラ:なら連れて行きましょうか。保険になりますし
アーク:そうだね、状況が悪くならないなら補助魔法は6ラウンドで十分
GM:では、全員揃ってボス戦に向かいましょう


GM:右翼に向けて草原を走っているうちに、明らかに聞き覚えのある足音が地面を揺らしているのにいやでも気がつきます。むろん、知っているのは3人だけなのですが
アーク:特にカシウスには因縁深いだろうなぁ
コーラル:アタイは完全にしらんなぁ
レイラ:無駄にでかいなぁ

GM:皆さんの視界に見えてくるのは、赤や黒、緑の体に泥を塗った蛮族の雑兵の群れです。しかしそんな雑魚たちの只中に、3人にとっては見覚えのある巨大な体躯が、その味方さえ踏み潰しながら姿を現します
GM:巨人は冒険者たちが築いた防衛線にぶつかりますが、そこには遮るものなどないように人々を巻き上げるように弾き飛ばし、軽々とそれを突破します
GM:皆さんの視線の先で、防衛線が突破されたことを意味する、ノイの赤いシグナルバレットが打ち上がります

レイラ:「防衛線が突破されました!」
クキバミ:「……あいつに暴れられると厄介だ、ぶった押して橋にしてやろう」
コーラル:「そいつぁ、派手でいいなぁ! 任せとけ!」
アーク:「うん、今度は倒してやる!」