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【ソード・ワールド2.0リプレイ】ダインハイト奪還作戦【英雄志望と二つの剣4th season 1−5】

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前回のあらすじ
アークが魔剣を解き放った。その雷の一撃は重装備のケンタウロスたちをひと薙ぎに撃ち払い、魔剣の英雄がダインハイトに現れたことを知らせた。

<前回 |第1シーズン第2シーズン第3シーズン4−1

ここから戦闘描写を地の文で処理していきます
敵は残り3波。騎兵隊・大砲牽引部隊・魔法部隊。冒険者たちはこれを順に撃破していくことになる。

ケンタウロス騎兵隊の第2波が魔法部隊ともにコーラルに集中攻撃を仕掛ける。
しかしコーラルは魔法に抵抗したうえケンタウロス騎兵隊の3連撃を全て回避した。
ほとんど無傷のコーラルは大斧を振って吠える!

コーラル:「さぁて……アタイの役割は英雄の盾ってか? カッカッカッ! ただの犯罪者が、今じゃ立派な英雄の一翼ってか、笑えるぜ! だがそういうのも悪かねぇ。さぁさぁさぁ、ここは戦場!! 歌舞いて行こうぜ敵も味方も!! 手柄首が欲しけりゃ、かかってきなぁっ!!! アタイは、セルニーシア海賊団特攻隊長にして、英雄の盾!!」

コーラル:「”鮫牙の戦姫"コーラル・セルニーシア様だっ!!」

クキバミ:「ふん、流石海賊 戦慣れしておるわ」
コーラル:戦場なんて水を得た魚みたいなもんだからな、アタイ
コーラル:華麗に、時に豪快に戦場を泳ぎ、時に鮫のように一気呵成に襲い掛かるぜ!


さらに牽引されたウォードゥームの機関砲がコーラルに掃射を仕掛ける。しかしかすめるような弾丸を見極めるコーラルは次々に回避してデスサイズを一振りすると最後の数発を払い落とす。


レイラ:「あの攻撃をさばききりますか! さすが!」走りながら
コーラル:「悪いが時間切れだぜ。お遊びはこれで終わりってね。アーク!!!」

アーク:もう一撃魔剣開放だな! 任せろ!
コーラル:おうよ! 次の連中まで23m! またアタイは突っ込むからな!

アーク:「一人で目立ちすぎだよ! 英雄の盾なのに英雄より目立ってるんだもん!!」


アークが再び魔剣の力を解放する!
震天動地の一撃はケンタウロス2騎を一振りのうちに弾き飛ばした。


アーク:「俺が“魔剣の英雄”だ! 盾がいれば剣だっているんだよ!」

コーラル:「ひゅーっ、魔剣様はご機嫌みたいだ、十分目立ってるぜアーク!」


そこにレイラがなだれ込んで生き残った最後の1騎に容赦ないクリティカルヒット!


GM:全滅ゥ!? 6騎のヘビーナイトが全滅!? 3ラウンドも持たずにか!?
レイラ:「遅れはとりませんよ。コーラルさん、これで次に!」
コーラル:「言われなくてもっ!」
カシウス:「待て!」 「今のうちに頼む!」妖精語


カシウスの指示でアーク・コーラル・レイラの傷が癒える。


コーラル:「気がきくじゃねぇか、カシウス! これなら遠慮なくいけるぜ!」


全回復したコーラルが再びデスサイズの薙ぎ払いで最後のケンタウロス騎兵2騎とウォードゥームに殴り込む!


アーク:「……ねぇ、盾が一番突っ込んでるんだけど、あれ槍の間違いじゃない?」
レイラ:「まぁ……楽しそうですし?」


クキバミはアークと同じラインまで全力移動で前進し、ポーチからアークの補給用の魔香水を取り出す準備に入る。

そんな状態を相手も見逃さない!
フェイスレスたちは尋常ではない破壊力を持った魔剣の持ち手であるアークに攻撃を集中することを選択。アーク自身には抵抗され半分程度を削るにとどまる。しかし周辺を巻き込む範囲魔法でクキバミとレイラにもダメージが通る。
そこにウォードゥームの機関砲が動いた!


クキバミ:「ちょ、我は盾じゃないんですけども!?」


クキバミに26点魔法ダメージが叩き込まれ、残りHP2で辛くも耐え切る。
予定通り魔香水を取り出してアークを回復し、さらにカシウスの指示で妖精による回復で全体がことなきを得た。


クキバミ:「よし、行ってこい!」
カシウス:「頼んだぞ、二人とも!」


背中を押されて二人が駆け出すも、コーラルの乱戦エリアまでの距離は遠い! それぞれあとわずかに届かずターンを見送る。


コーラル:「つまりこいつが虎の子なんだろ、蛮族さんよぉ!」


それでも前線で大立ち回りを続けるコーラルの薙ぎ払いがウォードゥームに突き刺さった。
横合いから金属装甲を貫いた一撃を突き刺すと、コーラルはその巨体を蹴り脱いて引き裂いてしまう。機関部が破壊されたウォードゥームは煙を吹いて大破しその動きを止める。


コーラル:「これで勝ちは決まったな! こっちの象はもう止められねぇ!」
クキバミ:「よくやった! 残りも蹴散らすぞ!」


相手はさらに魔法攻撃で最後の抵抗を試みるも、完全に抵抗され打つ手なし。ヘビーナイトの攻撃も再びコーラルがそのすべてをはじき返してしまう。

逆にコーラルの薙ぎ払いが襲いかかるも、相手を削りきることはできない。さらに1騎にはファンブルしダメージを与えられない。しかしそこにレイラが駆け込んで片方を沈める。


レイラ:「お残しですよ! 貸し一つです!」
コーラル:「とっととぉ、悪いなレイラ!」

GM:……おい、もうケンタウロス1騎しかいないじゃないか
コーラル:ニヤァ
アーク:そこにコーラルとレイラがいる。1vs2で進路妨害は不可能
GM:や、やめろ! くるな! くるんじゃない!!

アーク:通常移動! 乱戦エリアを無視して後衛のフェイスレスに乱戦宣言!
アーク:「逃がさない!」


アークは通常の魔力撃でフェイスレス魔法部隊に切り込む。これで相手の逃走さえも不可能になった。
蛮族たちは最後の抵抗を試みるも、回避と抵抗が相次ぎ、しまいにはアークのクリティカル抵抗で万事休す。


クキバミ:「ようやく打てるわ、焦らしおってからに!」
コーラル:「こいつはアタイらが仕留める! レイラはあっち頼むぞ!」


クキバミのグレネードとコーラルの全力攻撃で最後のケンタウロスヘビーナイトが力つきると、レイラを遮る敵はいなくなった。視線の先には魔導師2人を相手に剣を振るうアークの背中!


レイラ:「助かります! アークさん! 加勢しますよ!」
アーク:「レイラ、そっちを!」

レイラ:「ハァァァッ!」

GM:回避判定 2d5+9 → (1,1) → 自動失敗
アーク:あっ
レイラ:www

GM:防御ファンブル表(5) 合算ダメージ2倍

GM:……ダメージどうぞ
レイラ:威力10(C9)+25 →(5,2)→ 3+25 → 28
GM:2倍で56点、防護点7で49点抜けます
アーク:一撃ww
コーラル:ワンパンですねぇ!
GM:ええと、49点くらうとね、生物は死にます
クキバミ:えっぐいw

レイラ:「アークさん! あとはお願いします!」急所をひと突きです!

アーク:「僕はみんなに見せるって決めたんだ……英雄がここにいるってことを!」

GM:アークの最後の魔力撃がフェイスレスを捕らえると、戦場に現れた大量の敵は全て沈黙します

アーク:「これで……俺たちの勝利だ!」魔剣を掲げるよ!

コーラル:余裕だったな!(残りHP12、MP2)
クキバミ:快進撃じゃな(残りHP15)
GM:これ5ラウンドの戦闘だったので50秒間のできごとです

アーク:……まじか
コーラル:www
レイラ:なんですかこれww

GM:ましてや1ラウンド準備したので、会敵からはたったの40秒。みなさんは現れた小隊をものの40秒で軽々と打ち破る様を部隊全体の前で示したことになります。まさに鎧袖一触、はたから見ればただ走っただけのような勢いですね
クキバミ:破竹の勢いというやつじゃな

アーク:でもこれでわかったことがある。みんな韋駄天ブーツ(移動力+5)を買おう
レイラ:そうですね、戦場では移動力が命みたいです

GM:……君たちもっと強くなるの?


次回へつづく