【ソード・ワールド2.0リプレイ】ダインハイト要塞、陥落【英雄志望と二つの剣5-2】
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あらすじ
市民の逃走を助けながら逃走手段を確保することになった冒険者たち。蛮族の猛攻にさらされる東門が騒がしくなるなか、決死の活動が続く。
第5ラウンド
アークは混乱する市民たちを鎮静する!
命中判定 2d6+8 → (4,6)+8 → 18 成功
回避判定 固定値14(治安レベル1)
威力30+12 → (1,1) → 自動失敗
アーク:・・・
カシウス:・・・
ノイ:なんかファンブル多くない?
サラー:今日は荒れるわね…アタシがフォローするわ。ラックはとっといて
サラーが人を貼り付けにした弓矢をチラつかせて治安維持
命中判定 2d6+10 → (3,5)+8 → 16 成功
回避判定 固定値14(治安レベル1)
威力28+9 → (5,3) → 8+9 → 17(治安スコア5点最低値)
レイラは逃走用の馬を探す→12(乗り物ポイント41 馬の確保)
カシウスとノイの市民誘導→30人の市民を保護
ラウンド終了 治安スコア倍増→10点
カシウス:「今ならまだ西門が使える! そっちから逃げろ!」
レイラ:「馬が見つかりました! これならもう少し粘れるかもしれません!」
GM:と、そのとき、東門で地が裂けるようなただならぬ音が響き、続いておびただしい砂埃が上がります。
カシウス:「…っ!? なにが起こってるんだ?」
GM:砲撃音がなっていましたが、轟くような砲撃はもはや続かず、ただ小さな銃撃音が立て続けに響きます
サラー:「…クリスティン様、カミラ姐様、ゴリさん…どうかご無事で…」
第6ラウンド
カシウスの市民誘導→(1,1)→9人の市民を救出
カシウス:ふっ…やっぱり俺が(1,1)出さないと始まらないな…
レイラ:さ、さすが?
サラー:絶好調ね
ノイ・サラーは市民を誘導→32人の市民を救出(ラウンド41人、合計267人)
レイラ・アークは引き続き逃走手段を探す→32(乗り物スコア73)
ラウンド終了 治安スコア倍増→20点(治安レベル1)
第7ラウンド
アークの治安維持
命中判定 2d6+7 → (1,4)+7 → 12 失敗
回避判定 固定値14(治安レベル1)
GM:市民の混乱は収まりません
サラー:アタシがフォローするわ
サラーの治安維持
命中判定 2d6+8 → (4,3)+8 → 15 成功
回避判定 固定値14(治安レベル1)
威力28+7 → (6,3) → 9+7 → 16(治安スコア5点最低値)
レイラはさらに乗り物を捜索→12(乗り物スコア85、キャリッジの発見)
カシウスは市民を誘導→(6,6)→19
アーク:誰だお前!!
サラー:アーク、バニッシュして!
カシウス:おい! なんなんだよおまえら!
レイラ:魔力撃!
カシウス:レイラのはやめろ! 2発で人が死ぬんだぞ!
ノイ:わたしも市民誘導しとくね
ノイの市民誘導→14(ラウンド合計33人、合計300人)
ラウンド終了 治安スコア倍増→10点(治安レベル0)
GM:さてと、いよいよ砲撃音、発砲音共に少なくなります。東城門の砂埃は未だおさまっておらず、凄まじい破壊がおこったことを物語っています
カシウス:「こっちだ! 急げ!」
GM:ちょうど300人ですね。皆様にお伝えしておきますと、これで冒険者一人あたり1500Gの収入が確保できました。ボーナス3Rがなければ次が最終ラウンドでしたからね
アーク:あとはいつ逃げるかってことだね。でも11R目まであと4Rあるからまだ大丈夫かな
カシウス:これ以上残るなら、チャリオットが欲しくなるな。戦いながらじゃないと市民が守れない
レイラ:私が見つけてきます!
第8ラウンド
レイラは乗り物を捜索→13(乗り物スコア98)
アーク:あと2か…僕も手伝うよ!
アークは乗り物を捜索→15(乗り物スコア113、チャリオットの発見)
GM:では、レイラとアークはそれぞれに軍用のチャリオットが残っているのを発見し、確保した馬につなげます
カシウス:やったぜ
サラー:あとは市民をどれだけ助けられるかの勝負よ!
カシウス・ノイ・サラーの市民誘導→40人を救出(合計340人)
ラウンド終了 治安スコア倍増→20(治安レベル1)
GM:さてみなさん、ここで東の空に異常が生じます。内門の上に、何か巨大な人型の生物がのそりと登って現れます
レイラ:「アークさん! あれ!!」
アーク:「でっかい!!」
ノイ:「なに、あれ……」
サラー:魔物知識判定よ!
魔物知識判定→全員失敗
GM:少なくとも、見たこともない強力な蛮族であることは推測できるでしょう
カシウス:まさかキャンペーン終盤のボス…
アーク:あんなのと戦うの…?
レイラ:「あんなのが侵入してくるなんて! …ヴェルチ殿ッ!」
GM:巨大な生物は低い地鳴りのような声で、理解できない言語で何か声をあげています
サラー:汎用蛮族語ではないのね
アーク:巨人語かな…
GM:さて、この状態で第9ラウンドをはじめましょう。いつ逃げてもいいですからね
第9ラウンド
アークの治安維持→成功(治安スコア5点最低値)
カシウス・ノイ・レイラ・サラーの市民誘導→56
GM:さてと、では例の巨人のすぐ横、剣の神殿の上に何者か登っているのを発見します。よく見れば、それがノイルだとわかるでしょう
レイラ:巨人さん、そいつです! 潰してください!
サラー:気持ちはわかるけど望み薄よ、レイラちゃん…(苦笑
GM:ノイルはその手で南の方を指差します。それに応じて巨人がまた何かゴロゴロと声を出し、巨人は城門の上を2、3歩走ると高く跳躍して棍棒を振り上げます。その巨大な体躯の放物線は商店街の南口へ吸い込まれていき…
アーク:そっちにはゴリさんの店が!
カシウス:へあっ!?
GM:着地の衝撃で地面が揺れると同時に、そこで再び凄まじい砂埃がおこります
レイラ:「ノイル・フォン・ダインハイトォォォッ!!」
GM:その叫びのこだまする空には、自信満々の顔で西門を見下ろすノイルがいます
ノイ:(レイラ…)
サラー:ノイルが首謀者なのに、どこか小物感が抜けないのよね…まさか…
ダインハイトを去るときがきた
カシウス:「大丈夫だ、みんな振り返るな、西門に行くぞ!」誘導してる市民たちがパニックにならないように
アーク:「フレッド! もう商店街のところまで来てる! 限界だよ!」
サラー:「アタシもここが潮時だと思うわ」
フレデリック:「しかし…しかしまだ人が…」
ノイ:「レイラ、御者任せていい? わたし、クロスボウなら昔使ったことがあるの」
レイラ:「ノイル…いつか必ず…ッ!」
ノイ:「レイラ、冷静になって。逃げるよ」
カシウス:「さっきの音はなんだ? そろそろ逃げるのか?」西門から逃がしたところで合流
フレデリック:「わたしはまだここに残るぞ! 一人でも多く助けるんだろ!?」
アーク:お姫様抱っこだ!
フレデリック:「うわっ!?」
アーク:そしてチャリオットにポイッ!
サラー:「行きましょ。アークとレイラちゃんが御者を。アタシとノイちゃんは砲手に着くわ」
カシウス:「俺は?」
サラー:「遊撃? 別のチャリオットからじゃ指示出せないから、考えて行動してねみんな!」アークの方に乗るわ。フレッドと3人ね
カシウス:「また俺ばっかり仕事なしかよ…」じゃあレイラの方かなノイと一緒か
アークが見てきた悪夢の光景
GM:さて、アークがフレッドを叩き込み、みんなが次々にチャリオットに乗り込もうとしているとき、アークはこの混乱する街と西から差し込む夕日の赤さに思い当たる節があります
アーク:……夢
GM:第4シナリオの直前、いやそのずっと前から、繰り返しアークが見てきた悪夢の光景。御者台に手をかけていたアークの背に、宿命じみた予感が走ります。
アーク:振り返って空を見るよ…
GM:街が破壊されて立ち上る砂埃の只中、ノイルの立つ鐘楼よりもさらに遠く。一つの黒い影が浮かんでいます。
GM:その手にはおよそ人には持ち得ない大きな黒い剣。そして頭には大きなツノを生やし、そして漆黒の翼を左右に大きく広げます
アーク:「…あれは……夢で…」魔物知識判定してもいい?
GM:いいですよ。ついでに全員どうぞ
魔物知識判定→全員失敗
サラー:「アーク?」振り返って見てみるわ「…あれは…?」
GM:ではみなさん、少なくともあれがドレイク種だということしかわかりません
レイラ:「なん…ですか…あの…」
カシウス:「蛮族…なのか?」
ノイ:「ドレイク…だろうけど…あの剣は…?」
サラー:「ノイルが黒幕ってわけじゃないようね…ドレイク種なら蛮族の貴族階級…どこまで…」
アーク:「逃げよう。あれはね、あれは『死』だよ。あれがここにきたら、みんな死んじゃう。逃げなきゃ…逃げなきゃみんな死んじゃう」
カシウス:「そうだ、避難!」
レイラ:「こっちは用意できました!」
サラー:「それにしてもずいぶんな代物を引っ張ってきたわね…ありがたく使わせてもらおうかしら」
GM:サラーとノイが太矢を込めたチャリオット*1備え付けの大型クロスボウ…なんと威力50固定値8です
アーク:威力50!?
ノイ:なんだこれ!?
サラー:ちょ、ちょっといいかしら?
威力50+8(C10) → (6,6) →1回転→ (2,5) → 15+10+8 → 33
ノイ:なにこれ…ちょっとわたしも
威力50+8(C10)→(6,6)→1回転→(5,5)→2回転→(1,3)→ 15+13+6+8 → 42
カシウス:なんて威力!
GM:それくらいの威力がないと、今からはじまる逃走戦で戦えないということですよ
レイラ:あの、まさかと思いますけど…
サラー:今の発言で察したわ…今回のボス…
GM:はい、あの巨人ですよ(にっこり
*1:ルミエルレガシィ147ページ