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【ソード・ワールド2.0リプレイ】少年は海を目指す【英雄志望と二つの剣 1-1】

ここまでのあらすじ

ストレートポンコツのアークとクール系ポンコツのカシウスは、メイド少女のノイ、真面目な騎士様レイラ、そして最強無敵のオネェ・サラーとともに冒険者パーティを結成する。みんな大好きなケーキを食べながら、冒険者たちの活躍が今幕をあける!

 

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GM:若々しい少年の声が次のように響きます

少年:「ここに来れば冒険者がいると聞いた! 喜べ! 仕事を依頼しに来たぞ!」

 

カシウス:「俺たちがお求めの冒険者だが、依頼か?」

少年:「ん? なんだ弱そうだな。駆け出しか?」

ノイ:(駆け出しも駆け出しなんだよね、お坊ちゃん)

カシウス:「たしかに駆け出しだ。今さっき正式に冒険者っぽくなった気がする」

サラー:「カシウスくん、それだと冒険者じゃないって感じよ?」

ノイ:「そういうのは契約結んだ後に言わないと安く買い叩かれるの」

カシウス:「む? そうなのか?」

アーク:「アハハ、カシウス叱られてる」

 

少年:「私はフレデリック・ダヴィド。冒険者に仕事を恵んでやろうというのだ。しかしこんな調子ではな…店主! 他にもっと優れた者はいないのか!」

 

フレデリック・ダヴィド 人間/12歳/男性

裕福そうな身なりをした少年。高慢な態度がいちいち鼻につくが、駆け出しの冒険者たちに手頃な依頼を持ち込んできた依頼者であり、大切に保護しなければならない。なお、なぜ一人で急に冒険者の宿に現れたのか、そもそもどういう家系のお偉い子供なのかなど、実は謎が多い。

 

ゴリさん:「そいつは仕事の中身によりますぜ、お坊ちゃん。何をしようっていうんです? 暗殺でもやるんですか?」

フレデリック:「そんなわけがなかろう! 私は海を見たいのだ」

アーク:「海!? 僕も見たい!!」

フレデリック:「ふむ、お前は話がわかるようだな」

アーク:「村で一番賢いって褒められたくらいだからね」

カシウス:(その村大丈夫なのか…?

フレデリック:「この私と話が通じるのだ。その賢さは誇っていいぞ」

アーク:「えへへ、ほめられたよ」

 

フレデリック:「よし、褒美をやるから、私が海を見に行く警護をしろ」

ノイ:「行く行かないはおいといて、報酬について…

アーク:「うん、いいよ! 僕も海が見たいから!」

サラー:「アーク、あなたのせられてるわよ」

アーク:「そうなの?」

カシウス:「ププッ、アーク叱られてる」

フレデリック:「金ならひとり500Gの報酬と、拘束時間分の20Gでどうだ?」

 

レイラ:海までの道に危険は少ないんですか?

GM:はい、川沿いの農村地帯を抜けて街道沿いに進めばそこまで危険ではありません。

GM:街道が途切れたところから海沿いまでもそう遠くありませんから、目立って危険があるという話は聞きませんね。

ノイ:「南にまっすぐでいいの?」

フレデリック:「もちろんだ、旅程は短いほうがいいからな」

ノイ:「なら引き受けてもいいんじゃない? 危険の少ない仕事のほうが確実でしょ?」

サラー:「そういうことなら、アタシは問題ないわ。みんなは?」

アーク:「じゃあ早く海を見に行こうよ!」

レイラ:「海まではそう危険ではないと聞きますからね。その辺りを見て回れるなら、私も賛成です」

カシウス:「みんな本当に冒険者初めてなのか?」たじたじ

フレデリック:「では、交渉成立だな!」

 

第1シナリオ「少年は海を目指す」

依頼者 フレデリック・ダヴィド

  私は海を見たい。海まで私を警護しろ!

報酬 500G(+手間賃20G)

成功条件 3日以内に海とダインハイト要塞を往復

失敗条件 フレデリックの死亡・契約から4日が経過

 

サラー:「レイラちゃん」ちょっと呼びかけるわね

レイラ:「はい?」

サラー:「あなた騎士様ね。それも公国*1の騎士団じゃない」

レイラ:「あらためまして、北レシトリア騎士団所属、レイラ・フェルンホルムです。よろしくお願いします」

サラー:「ええよろしく」

レイラ:「現在交換訓練のために公国に身を置いています」

サラー:「なるほど、交換留学ってわけね。それで、どうして冒険者のパーティに?」

アーク:「なんかね、騎士団クビになったんだって」

サラー:「そうなの!!?」

レイラ:「違います!! 転属の手続きを待っている最中に、周辺の地理を学ぶためにも冒険者と行動するように、と」

サラー:「違うのね、びっくりしたわ。じゃああなたにとっては訓練の代わりみたいなものなのね」

レイラ:「はい、腕がなまってもいけませんからね」

サラー:「一時的とはいえ仲間になったんだから、楽しくやりましょ。せっかく可愛い顔してるんだから、女の子がそんなに硬い顔してちゃダメよ」

レイラ:「…私は騎士です。性別は関係ありません」

サラー:「あら、気に障ったならごめんなさい。でも仲良くしたいというのだけは覚えておいてちょうだいね」

レイラ:「し、失礼しました」

サラー:「じゃ、ノイちゃん。アタシ準備してくるからちょっと待っててね」と言って荷物を取りに二階に上がるわ

サラー:そして去り際の階段で「…帝国騎士、か。懐かしいわね」とこぼしておきましょう

 

GM:今の台詞聞こえておきたい方います?

アークノイレイラ:はい

GM:では聞き耳判定目標値7でどうぞ

アーク:2d6 → 5 失敗

ノイ:2d6 → 8 成功

レイラ:2d6 → 8 成功

GM:では、サラーの思わせぶりな台詞はノイとレイラの二人が聞きこぼしていません。

GM:ちょうどそれまでに話していた二人ですし、意識が向いていたのでしょう。

 

ノイ:「さて、他のみんなは準備はいいの?」

レイラ:「もうしわけありませんが、すぐに出発というわけには…冒険者と行動するよう指示されたのはほんの2時間ほど前のことで…」

カシウス:「実は俺もちょっと道具の買い忘れがあるんだ」

アーク:「じゃあ先にお買い物に行こう!」

フレデリック:「わたしはここから動かんぞー」

レイラ:「ノイさんは用意はいいんですか?」

ノイ:「わたしは大丈夫。3人で行って来なよ。子守りは任せて」

アーク:「アハハ、子守r…

カシウス:「なんでもありませんよ、ダヴィド様」口を塞いで

 

GM:では、ポンコツコンビとレイラがお買い物、ノイとサラーがフレデリックとともにそれを待つということで

一同:あいさー

 

 

つづく

*1:第1シーズンの舞台、ダインハイト公国。この地方全体の東部に位置し、蛮族との戦いの最前線にあたる土地。