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【ソード・ワールド2.0リプレイ】幕間雑談4−1【英雄志望と二つの剣4th season 】

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前回のあらすじ
リンディンフォーデから出発した英雄隊と冒険者たちは、蛮族の野戦部隊と奇襲に現れた巨人を打ち破り、ダインハイト要塞の南西門を確保した。

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GM:というわけで、ダインハイト奪還作戦前半が終わりです。いよいよ次回、本丸であるノイルを倒しに向かいます
コーラル:結局ヤツは何がしたかったんだ……
レイラ:それも明らかになるんじゃないでしょうか
カシウス:ただの気が狂ったヤツだと思うけどな

GM:さて、ひとまず経験点やらの発表をします

シナリオ4−1 ダインハイト奪還作戦 報酬

経験点 1000点+シーズンボーナス300点+撃破点1600点 計2900点
報酬  4000G
名誉点 剣のかけら19個→ダイス結果 90点 + ボーナス10点 計100点

アーク:名誉点100点!
レイラ:すごい活躍ぶりでしたからね
GM:ほんとに縦横無尽でしたね。課題を完璧にこなしたので10点プレゼントです
アーク:名誉称号つけちゃうよ!
クキバミ:ついにきたか

アーク:魔剣の英雄! 「魔剣」が表にないんだけど何点使えばいい?
GM:10点でいいですよ。これでデータ的にも魔剣の英雄ですか
レイラ:みんなからそうやって呼ばれるんですね
GM:すでに旧ダインハイト公国影響圏では赤髪の冒険者と見れば「魔剣の英雄」じゃないかと駆け寄ってくるような状態でしょうね
アーク:そうやってみんなを笑顔にするのが僕にできることだからね!
クキバミ:良い方向に成長したのぅ

GM:さてと、このキャンペーンも残るところ4シナリオですね。ここで再び政情を確認しておきます
レイラ:また帝国の腐敗のターンですね
コーラル:あいつらはもう滅ぶしかねぇからな

GM:ダインハイト要塞南部のリンディンフォーデ砦から北上した有志によるダインハイト解放隊が野戦に勝利した頃、帝都から出発したスカーレット・ヒューリー旗下の精鋭部隊がアイラット開拓農村を武装占拠しました
コーラル:はじまったか
クキバミ:クーデターじゃろ?
GM:はい、議会派に掌握されていた指揮統帥権を皇帝派が取り戻すために、虎の子の魔動スカイバイク部隊を基軸にした旗下の精鋭をアイラットに送り込み、議会派だった指揮官ドグラス・ベンハートを拘束しました
レイラ:こんなときにも内ゲバですか……
コーラル:まぁ伝統芸だな

GM:これによってダインハイト難民を収容していたアイラット開拓農村に集結していた帝国騎士団の2個大隊が皇軍の指揮下に入ります
レイラ:それをあと3ヶ月早くやってほしかったですね
クキバミ:それができる国ならダインハイトはとうに人間の街だっただろうな
GM:これに前後して皇帝派の残存部隊の出陣式が帝都で執り行われ、大通りを行進して騎士団がダインハイト奪還のために出陣しました。指揮官は先の皇帝の息子、サイラス・ホーエンシュヴァンです
コーラル:けーっ、見栄えだけでもってか
レイラ:サラーさん、体良く使われてるんじゃ……
クキバミ:案外2段階クーデターかもしれんぞ
カシウス:なんだそれ?
クキバミ:クーデターを実行した将軍が、クーデターを指揮した大将を裏切ってクーデターで実権を掌握する。大統領令で軍部が議会を占拠したのに、次には大統領府が占拠されるなんてことは珍しくもあるまい
レイラ:サラーさんはそういう人ではないとは思うんですけど……
クキバミ:可能性の話だな

アーク:うーん、よくわかんないけどダインハイトを取り戻せばいいんでしょ?
カシウス:お前は変わらないなw
レイラ:そうですね、正直、皇帝制の維持のために遠慮する必要はないと思います
コーラル:おっ、レイラもこっちの側に来たか?
レイラ:同じにしないでください
クキバミ:国民を守らない権力者に意味などない。そういうことだろう?
レイラ:はい。議会の妨害とかあったんでしょうけど、そんなもの叩き潰してでも早く動くべきだったんです
コーラル:よし、議会も皇帝も叩き潰そうぜ!
レイラ:私たちが動いた頃にやっと決断したって遅すぎますよ。もし必要となったら、私は帝国とも戦います
クキバミ:我は戦わんぞ。権力怖い
レイラ:クキバミさん!!

コーラル:ま、その前にダインハイトであぐらかいてる御大将だろ?
アーク:変態!
レイラ:ですね、まだ1回しか殴ってませんから
アーク:ファーストキスの恨みだ!
レイラ:言わないでください!
コーラル:それに城の中も気になるからな。ほとんどカラだって
カシウス:敵の作戦だろ? もう見破ったし問題ないだろ
レイラ:いえ、相手はあの周到なノイルです。油断はできませんよ

アーク:何があっても切り開いてみせるから大丈夫!
クキバミ:冗談じゃなく心強い
レイラ:たしかにw

GM:では、次回、「死者の街」お楽しみに
アーク:アンデッドじゃないか!!!!!


次回へつづく