シナリオがない!【SWをやろう!】
さて、キャラクターを作って、戦闘ルールも覚えたところで、いつでもセッションができる準備が整いましたね。
あなたが一緒にソードワールドをプレイできる友人がいて、卓を囲むあたりまでは行けそうだ、と前提しましょう。その時に問題になるのが、シナリオがない、ということです。
もちろん、はじめてのシナリオはサンプルシナリオを使うことができるでしょう。問題は、その次です。世の中にはなかなか無料の充実したシナリオ集というものがなく、素人が扱うにはいくらか資料不足だったり、のめり込むにはストーリーが淡白すぎたりするのです。
そんなあなたにオススメしたいのは、まず、私が運営しているこちらのサイトです。
配布資料や敵データ入力欄、背景設定など、プレイをする上で必要な情報・資料を全て整えたシナリオを、こちらで公開しています。あなたがGMとしてソードワールドをプレイするなら、大いに助けになるはずですし、あなたがPLとして参加するなら、シナリオがないと言うGMにサイトを紹介してあげてください。月に三つ程度はシナリオを公開していくつもりですので、プレイするには十分すぎる量のシナリオがストックされていくはずです。
他にも、様々なサイトで、シナリオが公開されています。
(1)ゴスペラードTRPG研究班
http://www.geocities.jp/gosperadotrpg/sinario/sinario.html
TRPGサークルによるウェブサイトです。すでにたくさんのシナリオが公開されているので、レベルにあったものを選択して、プレイしてみてはどうでしょうか。
(2)宇津志成男のソードワールドRPGシナリオ集
http://seesaawiki.jp/w/utsusinario/
こちらでは、私も好きな、鬱シナリオがたくさん公開されています。ちょっと味のあるシナリオじゃないと満足できないタイプのプレイヤーたちなら、ここのシナリオはちょうどお気に召すのではないでしょうか。
(3)あとは散発的に
そのほかのサイトでは、単独で十分な、選べるほどの量のシナリオが置いてあるわけではありません。しかし、Google先生に任せれば、そうした散発的なシナリオを集めて十分量のシナリオを用意することができます。この方法の難点は、それぞれのシナリオ作者さんの特徴とか傾向とかがわかるほどには量がないということです。つまり、同じようなシナリオを2回目、3回目とプレイしていくには、シナリオが足りていないのです。
結局のところ、シナリオを買うというのが最適な方法なのかもしれません。しかし、私はそんなことは言いません。
最終的に私が推奨するのは、シナリオの自作です。
私自身、全員で初プレイしたシナリオの段階から、様々なことを調べて、自分で作ったシナリオでプレイし、成功を収めています。その後も、基本的にはオリジナルシナリオを1.5週に1つ、3週で2つ程度書いて、プレイを続けています。
この方法を勧める理由は、TRPGの持つ魅力の一つ、「あなたたちだけの物語」を紡ぐことができる、という点にこそあります。以前出てきたNPCが再登場したり、PCたちを騙したキャラクターといつか再戦を待ち望んだり、そういった展開がゆっくりですが確実に蓄積されていくのです。
そうしたストーリーの蓄積を楽しむために、シナリオは是非とも自作するべきです。
でもどうやって?
シナリオの自作は、もともとストーリーテリングを趣味にしているような人でなければ難しいところがあります。
次回、私の場合、どうやってシナリオを作成しているのか、その手順を整理してみようと思います。