【ソード・ワールド2.0リプレイ】帝国商会襲撃事件【英雄志望と二つの剣2nd season カシウス過去編5】
前回のあらすじ
帝国商会本部に忍び込み、無事に妖精との契約の宝石を取り戻したカシウスたち。しかし運悪く犯人に見つかってしまった。レイチェルを傷つけられたカシウスは我を失って剣を振るう。
魔物知識判定
2d6 → (3,3) → 6 正体看破
山賊の突撃兵*1カシウス:HP20もありやがんのか!
先制判定
2d6+5 → (2,2)+5 → 9 成功
戦闘! vs警備兵(山賊の突撃兵データ)
第1ラウンド カシウスの行動
補助動作 ガゼルフット(回避力+1、3R、MP-3)
命中判定 2d6+3 → (1,4)+3 → 8 lose…
回避判定 2d6+3 → (5,3)+3 → 11
カシウス:「おっと、やるじゃねぇか」
第1ラウンド エネミーの行動
警備兵:「どうりで弱いわけだ! できそこないのナイトメアが!」
命中判定 2d6+4 → (3,3)+4 → 10
回避判定 2d6+6 → (1,4)+6 → 11 win!!
警備兵:「ちいっ!」
カシウス:「悪いが速さには自信があるんでなぁ! こっからが本番だぜ人間風情が!」
第2ラウンド カシウスの行動
カシウス:騒ぎが聞きつけられる前に決着をつけたいところだな
命中判定 2d6+3 → (5,4)+3 → 12 win!!
回避判定 2d6+3 → (2,2)+3 → 7
威力5+3(C9) →(5,4)→1回転!→(6,3)→2回転!!→(6,4)→3回転!!!→(4,5)→4回転!!!!→(2,1)→17+3→20
防護点3点 20-3 → 17点物理ダメージ(残りHP3)
カシウス:「おせぇおせぇおせぇ!! そんなんじゃ俺の速さには着いてこれねぇぜ!」敵の首もとをひと突きだ
警備兵:「うぐっ……貴様っ……」
カシウス:「そいつは昨日の分だ、とっときな」
第2ラウンド エネミーの行動
命中判定 2d6+4 → (5,6)+4 → 15
回避判定 2d6+6 → (4,2)+6 → 12 lose…
ダメージ 2d6+2 → (2,5)+2 → 9
防護点3 9-3 → 6点物理ダメージ(カシウス残りHP12)
警備兵:「雑魚だと思って油断したがなぁ! お前は勝てないんだよ!」
第3ラウンド カシウスの行動
命中判定 2d6+3 (2,5)+3 10 win!!
回避判定 2d6+3 (1,1) 自動失敗
警備兵は運命変転を宣言! ダイス(1,1)を裏返して(6,6)へ
回避判定 (6,6) → 自動成功
カシウス:「往生際の悪い!」
レイチェル:「カシウス、そんなに音を立てたら!」念のため回復行使しておきます
キュアウーンズを行使 2d6+4 → (4,3)+4 → 11 成功
威力10+4 →(3,5)→ 4+4 → 8
カシウスのHPが全回復
第3ラウンド 警備兵の行動
命中判定 2d6+4 → (4,4)+4 → 12
回避判定 2d6+6 → (5,5)+6 → 16 win!!
カシウス:「音を立てずに戦えったって無理だろうが! とにかく早くこいつを仕留めて逃げるぞ!」
警備兵:「ええい! なぜ当たらん!」
第4ランド カシウスの行動
補助動作 ガゼルフット(回避力+1、3R、MP-3)
命中判定 2d6+3 → (4,6)+3 → 13 win!!
回避判定 2d6+3 → (3,6)+3 → 12
威力5+3(C9) →(4,1)→ 1+3 → 4
防護点3 4-3 → 1点物理ダメージ(残りHP2)
GM:さっきの威力はなんだったんだ!
カシウス:これが俺の本当の実力だ!
カシウス:「これはさっきの俺への攻撃の分ってことで勘弁してやるよ」
第4ラウンド エネミーの行動
カシウスが回避
GM:舞うようにかわし続けるカシウスくん
カシウス:俺もこの強さに心底驚いてるぜ
第5ラウンド カシウスの行動
命中判定 2d6+4 → (1,1) → 自動失敗
カシウス:おかえり
GM:正直安心しました
第5ラウンド エネミーの行動
命中判定 2d6+4 → (4,4)+4 → 12
回避判定 2d6+6 → (1,2)+6 → 9 lose…
カシウス:ファンブルからのカシウスだぜ!
GM:カシウスやめて! あなたが本領を発揮する必要はないの!
ダメージ 2d6+2 → (4,6)+2 → 12
防護点3 12-3 → 9点物理ダメージ(カシウス残りHP9)
GM:勢いに乗っていたカシウスですがここで相手の強烈な斬撃を受けます
カシウス:「ぐあっ!?」
GM:レイチェルの回復も次で最後です
カシウス:つまり次の攻撃で仕留めりゃいいんだろ?
第6ラウンド カシウスの行動
命中判定 2d6+3 → (4,5)+3 → 12 win!!
回避判定 2d6+3 → (4,2)+3 → 9
威力5+3(C9) →(2,4)→ 2+3 → 5
防護点3 5-3 → 2点物理ダメージ(残りHP0)
警備兵:「う……ぐ……」
警備兵:生死判定 2d6+4 → (5,2)+4 → 11 気絶・生存
戦闘終了! カシウスの勝利!
カシウス:「殺してやりたいが……後で面倒だ、ま、俺ほどの雑魚に負けるようじゃ、ここもクビだろうがな」
レイチェル:「カシウス、大丈夫!?」
カシウス:「このくらいどうってことはねぇが……ちと時間をかけすぎたな。急ぐぞ」
レイチェル:「わかった! 急がないと……っ」倉庫の入り口の扉に向かいます
カシウス:「言われなくてもわかってる!」異貌状態のまま手を引いて急ごう
駆け抜けるナイトメア
GM:では、エンディングに移ります。
GM:カシウスがレイチェルの手を引いて扉を開くと既に左のほうから3人の衛兵がこの部屋に迫っているのを確認できます
カシウス:「ちぃっ! かたずけるのは面倒だ! こっち行くぞ!」
GM:カシウスはレイチェルの手を引いて反対側に駆け出します。一つの角を曲がり、その正面に見えた商人の一団がわっと声をあげてその向こうの衛兵たちが振り返ります
カシウス:くっ
GM:カシウスは窓のあるところまで向かうのは難しいと判断し、今度は階段を登ることでしょう。しかし2階の廊下にもすでに衛兵が待ち構えていました
カシウス:「こっちだ! 窓から飛び降りてでも逃げるぞ!」
GM:しかしカシウスが窓のある廊下に差し掛かったとき、後ろから追ってきた6名の衛兵と正面に待ち構えた3人の衛兵に進路をふさがれてしまいます
カシウス:窓には届かないかっ!?
GM:はい、残念ながらその逃走経路は予想されてしまったようです。正面の3人は窓よりも手前に陣取り、じりじりとさらに間合いを詰めてきます
衛兵:「投降しろ侵入者! 会議所*2が何を企んだか知らないが、すでに暴動は鎮圧されている!」
GM:さて、投降しますか? それとも戦いますか?
カシウス:……バカなやつだぜ。もちろん戦うに決まってんだろ? ここまでやったんだ。投降するくらいなら、最後まであがいてやろうじゃねぇか!
GM:なるほど、しかし相手は腕利きの傭兵級です
カシウス:敵う相手じゃねぇな
GM:したがってこれは最後の足掻きになることは違いありません
カシウス:……じゃ、仕方ねぇ。宝石をレイチェルに預けるっきゃないな
カシウス:「……チッ。さすがは本部の警備兵ってとこか。統率がはんぱじゃねぇな……」
レイチェル:「もう無理だよ、カシウス……」カシウスの背に隠れながら
カシウス:「無理でもやんだよ。ここで引いたら水の泡だ」
光の妖精:「あんたバカじゃないの? あんたじゃ勝てるわけないってわからないの?」(妖精語)
カシウス:「レイチェル、お前なら俺に人質にされてたって説明がつくだろ? こいつのこと頼んだぜ」宝石の入った袋を押し付けて預けよう
レイチェル:「これ……カシウスが自分で届けないと!」
カシウス:「いいか、そいつには俺の一生の相棒も入ってんだ、絶対奴らに取られるなよ。そいつを預けたからには、俺は絶対に取りに行く」
カシウス:「甘いもん買って持ってきてやるから、おとなしく待っとけよ」(妖精語)
光の妖精:「ああああっもう! バカ! バカバカバカ!」(妖精語)
レイチェル:何も言わずに、袋を受け取って、両手でギュッと握ります
カシウス:「さて、待たせたな……行くぜてめぇら! この俺を止められるもんなら止めてみやがれ!」
GM:カシウスはそう言い放って精鋭達に向かって一人駆け込みます
カシウス:最後の悪あがきだ!
GM:カシウスが正面の3人組に斬り込むと同時に、後ろから追ってきた兵達はレイチェルを確保します。
GM:カシウスは何度か相手と太刀を交わし合い、相手に幾つかの傷を負わせることができたかもしれませんが、レイチェル確保後に合流した追っての衛兵にまで取り囲まれ、抵抗虚しく、ついに制圧されてしまうことでしょう。
GM:取り押さえられたカシウスは、泣きながら歩き去るレイチェルの姿を見ることもできません。
カシウス:(あとはレイチェルに任せるか……今度会ったときには、ちゃんと俺もお礼言わないとな……)
GM:さてこの事件ですが、カシウスが2週間の投獄から解放されたときには、次のような事件として民衆の耳目を集めることになっています。
帝国商会襲撃事件
帝国商会の体制に反発する交易促進会議所の武闘過激派が起こした暴動事件。帝国商会本部の正門で騒ぎを起こしたのち、その一部が商会本部に侵入して居合わせた商会役員の娘を人質にとりつつ、警備兵複数名に重軽傷を負わせた。幸いにして死者はなかったものの、この事件で交易促進会議所の過激派6名が拘束され、さらに騒動に参加したことが確認されたとして20名以上が手配された。
この事件をきっかけにして、進行中だった交易促進会議所と帝国商会の交易自由化交渉は頓挫。帝都での商業取引は帝国商会が独占することとなり、帝都を拠点にしていた交易促進協会側の商人の多くが大損害を被ったのである。
主犯とされたカシウス・クレイヴの名は公にはされなかったものの、交易促進会議所のメンバーの中では公然の秘密であり、特に富を失った商人達は「ナイトメアの小僧」に対して強い恨みを抱いたのであった。しかしカシウス・クレイヴは2週間の拘束ののちに罪に問われることなく解放された。この奇妙な解放にはなんらかの取引があったものと考えられる。
そして現在(事件から2ヶ月後)
カシウス:(……あのときなんで釈放されたかは俺もよく分からない。レイチェルに聞いても何も教えてくれなかったし、誰も知らないみたいだった)
カシウス:(帝国商会なんて信用できないんだが、フレッドを引き渡して大丈夫なんだろうか……)