【ソード・ワールド2.0リプレイ】幕間雑談2−1【英雄志望と二つの剣2ndseason】
ここまでのあらすじ
要塞都市ダインハイトに集まった冒険者たち5人。しかし要塞都市ダインハイトは公国騎士団長ノイルの裏切りにより蛮族の攻勢を受け陥落してしまった。祖国を失ったダインハイト公国の公王の末子フレデリック・ヴェルチを保護した冒険者たちは、彼を伴って帝国最西端の農村アイラットに身を寄せていた。馴染みの商人ラマンの提供した屋敷で彼をかくまいながら一仕事を終えたところで、遅ればせながら帝国側がフレデリック・ヴェルチの帝都での保護を提案する。
GM:というわけで第2シーズン第1シナリオ及びカシウス過去編が終わりました
カシウス:俺らしくない大活躍だったな
レイラ:ほんとですよ
GM:というわけで、まずは皆さんの成長報告を頂いて、そのうえで一つ報告事項がありますので、まずはいつも通り成長報告をお願いしましょうか
アークの成長報告
アーク:かつらを担保にしてカシウスにお金かしてもらった!
カシウス:お金を貸したらなぜかカツラをもらった……
アーク:以上!
GM:……お金をなんに使ったのかの報告がないんですが、盾の加工のようですね
アーク:そんなことは些細なことさ!
GM:とはいえ、そんなこんなで今は盾が加工待ちなのでやや弱体化ですかね。皆さん頑張ってフォローしてください
カシウスの成長報告
カシウス:フェンサーをレベル2から一気にレベル4にしたぜ
GM:なんと
カシウス:アークに借りてた金を返してさらにお金を貸したらかつらをもらった。被ったらツノで破けるから被らないけどな(被りたくもないが)
カシウス:あとは魔晶石5点を購入しておいた
アーク:割るの?
カシウス:今度は割らないからな!
レイラの成長報告
レイラ:グラップラーを5に上げて、戦闘特技〈頑強〉を習得しました
レイラ:これでHPが上がったので、ようやく皆さんに心配をかけずに済みそうです
GM:ハイマンなのに頑強とはこれいかに……
レイラ:私たちに回復役がいないと気づいたんです。前に立つだけで不安視されていたらこの先の厳しい戦いに生き残れませんからね
なんとまぁ一大事である
消えたノイちゃん
GM:……なんか成長報告の数が少ない? そうなんですよ!
サラー:別にアタシはいるんだけどね
GM:なんとノイちゃんと連絡が取れません! ノイちゃんを見かけたら教えてください!
カシウス:それは本格的に消えたってことか?
GM:そうなんです。セッションとしては2−1を遊んでいた頃、リプレイとしてはたしか1−3を公開している頃だったかに連絡がつかなくなりました
サラー:悲しいじゃないの……
レイラ:せっかく仲良くなれたんですが……
GM:まぁおそらくここでの不和が原因ではなく、ちょっとよそで諸事情重なってのことと推測できたりはするんですが……
アーク:ここでは別に喧嘩してなかったもんね
GM:一身上の都合ならやむを得ないでしょう。残念ながらノイちゃんはここでPCからNPCに立場が変わってしまいます
それでどうする
GM:というわけで、彼女のこれからの動きを私の独断で決めさせていただきました。今回のシナリオの冒頭でフレデリックの迎えがやってきて、彼は帝都に匿われるんですが、ノイはこれに同行します。彼のメイドということにすれば同行も可能でしょう
レイラ:プレイヤーが1人減るんですね。魔法火力がなくなるのは長い目で見れば痛いかもしれません……
GM:ですがここで、もう一人帝都に同行したいと相談を持ちかけた仲間がいます
アーク:まさか
レイラ:えっ……
サラー:それでアタシの成長報告がなかったってワケ
カシウス:サラーがいなくなるのか……それは、困るな
GM:サラーさんは帝国の中枢にかなり近い関係を持ったキャラクターとして作ってくださっていたので、これはむしろ当然の決断と言えます
サラー:みんなには悪いけど、ちょっと“あの人”に直接聞いておかなきゃならないことがあるの
レイラ:でも、3人でキャンペーン継続はきつくないですか?
アーク:それに戦力は事実上…ry
カシウス:なんだアーク、俺の過去編を見なかったのか?
GM:そうなんですよ、僕としても3人で続けるのは辛いよねと思うんです。それにサラーさんがいなくなってもサラーさんのプレイヤーさんは残るんです。ならもちろんやることはひとつじゃないですか
新しい冒険者の補充!
GM:というわけで、こちらに新しいプレイヤーをお招きしました
PL6:どうもです
カシウス:用意が早いというべきか、淡白というべきか……
GM:詳細はシナリオが始まってから公開しますが、新プレイヤーさんはこの世界では「クキバミ」さんと呼ばれます、よろしくクッキー!
クキバミ:よろしく頼もう
レイラ:よろしくお願いします
アーク:よろしく!
クキバミ:我の導きに従えば、主らも冒険者として大成しよう……
カシウス:(……あれ? なんかキャラ濃くない?)
レイラ:(この人、私以上に固くありません?)
GM:それから、サラーさんが離脱した後に同じプレイヤーさんが「コーラル」さんとして参加を継続してくれます
サラー:アタシとは違って頼りにならないキャラクターだから、ここからはあなたたちの力で切り抜けなさいよ
レイラ:あぅ……大丈夫なんでしょうか……
アーク:サラーがいなくなったら、僕はコンプレックスを持ったまま……
カシウス:実際サラーに頼りっきりだったもんな
サラー:とはいえ、次のシナリオのオープニングまではちゃんといるわよ。その後も、なにやらGMが楽しげに裏での展開を設定していたようだから、時々アタシの動きはあなたたちの耳にも入るかもしれないわ
GM:むしろこの物語はここでサラーが離脱することによって数段面白くなりました。おめでとうございます(にっこり
カシウス:(GMが国滅ぼすとき特有の笑顔)
アーク:いったい幾つ滅ぼせば気がすむんだ!
実は非常に重要な課題の再発見
GM:ところで、みなさんはダインハイトが陥落したあのときからというもの、フレデリックを守るという目的のために今まで一緒に行動してきました。
アーク:うん、そうだね
GM:しかし、そのフレデリックを失うのが次回シナリオです。もう皆さんが一緒に行動する理由はないかもしれませんね
レイラ:仲良くなったサラーさんもノイさんもいなくなるんじゃたしかにそうかもしれません……
GM:この一件はみなさん冒険者がいったい何のために冒険を続け、なぜこのメンバーでなければならないのかを見つけていく物語を始める、重要な契機かもしれませんね。みなさんのロールプレイに期待しておきます
カシウス:俺なんてもとはただ仕事がなくなっただけだったしな……
アーク:僕もロマン求めてたけど、もうそんな場合じゃないし……
レイラ:私に及んではまだ冒険者という自覚もなくて……
GM:さて、というところで、フレデリックとラマン、そして冒険者5人のシーンから開始して参りましょうか
この5人での冒険が見納めになってしまうとは、誰が想像しただろうか……