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【ソード・ワールド2.0リプレイ】彼方に望む風景【英雄志望と二つの剣3rd season レイラ過去編2】

<前回 第1シーズン第2シーズンレイラ個別

 

前回のあらすじ

レイラがまだ騎士になる前。故郷でレイラは穏やかな暮らしをしていた。騎士団の入隊試験を受けに出発する前日、兄と最後の手合わせをして、夕食の用意へ向かった。

 

GM:ではせっかくですし、のどかな食卓のシーンでもやっておきましょう

レイラ:今日の夕飯はラムチョップのローストがメインで、あとは副菜にエンドウ豆のピクルスを添えて、主食が穀物入りのパンですね

GM:レイラは食事をあらかた用意し終えますが、いま父親は自室におりますので、この場には弟のサミュエルだけがいますね

レイラ:「サミュエル、食器出すの手伝って」

サミュエル:「はーーーーーーーーーー」と元気に返事を伸ばしながら走ってきて

サミュエル:「ーーーーーーい」どーんとレイラに軽く体当たりします

レイラ:「うわっ! 料理してるときは危ないって言ってるでしょ!」

 

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 サミュエル・フェルンホルム/男性/エルフ

レイラの弟でいたずら好きの少年。物心つく頃には母親が亡くなっており、お姉ちゃんっ子として育った。兄や姉と違って奔放な性格。

 

サミュエル:「へへへ ねえねえ、今日お肉なんでしょ?」

レイラ:「つまみ食いしないでよ」

サミュエル:「やっだなぁ、ねえちゃん」やれやれポーズ「つまみ食いはねえちゃんがやるんだろー?」言いながら手を伸ばしてます

レイラ:「味見と一緒にしないで」手をつまみつつ

サミュエル:「いででで にーちゃーん! ねえちゃんがいじめるよーーー」

シェイン:これには兄貴も苦笑い

レイラ:「はいはい。これ、テーブルに持っていって」ラムの皿渡しつつ

シェイン:しれっと手伝う兄貴

レイラ:やさしい

サミュエル:「はーい。でもいいよなー ねえちゃんたちは今度からこんな豪華なご飯食べ放題なんだろ?」

レイラ:「別にご飯食べに入隊するわけじゃないんだから」苦笑い

サミュエル:「え? でも仕事ってご飯食べるためにやるんじゃないの?」

レイラ:「騎士団はみんなを守る大切な仕事だよ。お父さんも言ってるじゃない」

サミュエル:「みんなを守って、それでお肉食べるんだよ! うっひゃー」変なテンションで自分の席に向かいながら

レイラ:「まったく……」やれやれ顔で首振り

 

ジークフリート:「用意ができたようだな」自室からパパ登場

 

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ジークフリート・フェルンホルム/男性/エルフ

北レシトリア騎士団の地位ある騎士。物静かで不器用な父であり、敬虔な騎士神ザイアの信徒でもある。妻亡き後、3人の子供を育てた。

 

レイラ:「はい、お待たせしましたー」

シェイン:「はい。サミュエルも手伝ってくれましたよ」

ジークフリート:「では、祈りを捧げようか」席に座って

GM:私たちの世界でいう敬虔なプロテスタントの父親ですね。騎士神ザイアの礼儀で祈りを捧げると、静かに食事を始めます

レイラ:父が食べ始めたのを見てから、食事を始めます

 

GM:しばらく静かな食卓ですが、珍しく父親が口を開きます

 

ジークフリート:「シェイン。訓練の首尾はどうだ」

シェイン:「はい」珍しいことに驚きつつ「私もレイラも、順調に腕を上げています。今日は思い切ってレイラの魔力撃を受けてみました」

ジークフリート:「そうか」しばらく間をおいて「レイラ。シェインに当てられたか?」

レイラ:「はい。結局負けてしまいましたが、2回は当てられました」

ジークフリート:「そうか」しばらく間をおいて「よくやった」

レイラ:「ありがとうございます」笑み 珍しく褒められると嬉しくなりますね

ジークフリート:「……」黙々と食べる

サミュエル:うずうず

シェイン:「父さんのご指導通りでした。試験では必ず、兄妹とも良い結果を残します」

レイラ:「必ず入隊を決めますね」

ジークフリート:「うむ」レイラとシェインの顔を見て、それから食事だけが並べられたリリィの席を見て

ジークフリート:何か思うところがあるように、それでも静かに食事を続けます

レイラ:お父さん……不器用すぎですよ……

サミュエル:一方サミュエルはお肉むしゃぶりつきタイムしてます

レイラ:「……手がベタベタじゃない」お手拭き渡しつつ

サミュエル:「いま拭いてもどうせ汚れるから最後でいいよ」あむあむ

レイラ:「まったく」畳んでサミュエルの手元にお手拭きおきます

 

GM:このような愛のある食事風景を終え、レイラはこの家ではしばらくやることはないだろう食事の後始末をし、その周りでサミュエルが走り回ったり覗き込んだりおちょくったりするのに困らされながら

GM:そんな平穏な時間が過ぎ、いつの間にかその辺で寝ていたサミュエルをベッドに運び、陽が沈んだ室内がランタンの灯りだけになる頃、この不器用一家に就寝時間が訪れます。

 

レイラ:こざっぱりして殺風景な部屋に置いてあるうさぎの人形に、明日の決意を言ってから寝ようかな

GM:うさぎ好きでしたもんね

レイラ:亡くなる前にお母さんが作ってくれたんです、うさぎのぬいぐるみ

GM:いい話じゃないか……

レイラ:「明日、がんばってきます」

 

GM:……レイラの美的センスって母親譲りじゃないよね?

レイラ:母親はセンスいいから安心してください

GM:よかった。本当にうさぎの形してるか確信持てなかった

 

=====翌朝=====

 

GM:さて、あなたの人生の中で、クーファの慣れ親しんだベッドで目覚めた最後の朝です

レイラ:朝ご飯も作らないと

GM:いつもの習慣である早朝ランニングもありますから、まだ薄暗いのかもしれませんが、それでも季節は春から夏にかけての時期ですから、朝に慣れたレイラにとっては十分暖かな朝でしょう

GM:朝食の用意はシェインも手伝ってくれますが、サミュエルは珍しく少し遅れて起き出してきます

レイラ:心配だけど試験に出発しないといけないし……

GM:そのうえサミュエルは食欲がないとか珍しいことも言います

レイラ:腹痛ですかね?(すっとぼけ

GM:そんな慌ただしい朝の時間が終わり、いよいよ出発のお時間です。

 

シェイン:「では、いってきます」

ジークフリート:「ああ」

サミュエル:「……」

 

レイラ:「いってきます。サミュエル、お父さんの言うことちゃんと聞いて、いい子でね?」

サミュエル:「……やだ」

レイラ:かわいいw

レイラ:ちょっとかがんで、サミュエルと目線を合わせて「どうしたの?」

サミュエル:「……」目を伏せたまま「やだ」

レイラ:「そんなんじゃ立派な騎士になれないよ?」頭なでつつ

サミュエル:「……いいもん……ならなくて、いいもん……ひっぐ……」

サミュエル:「ねーちゃんもにーちゃんも……ならなくて、いいもん……」

GM:サミュエルは両手をぎゅっと握ってやっと声を絞ります

 

レイラ:頭を抱いて、頭と背中を撫でてあげます

レイラ:「みんなを守る大切なお勤めなんだよ。それに、しばらくは難しいけど、休みになったらすぐに帰ってくるから」よしよし

サミュエル:「ぶええぇぇぇぇぇぇ」嗚咽まじりの鳴き声をあげます

レイラ:落ち着くまで背中ぽんぽんしててあげます

サミュエル:「うあぁぁぁぁぁ や゛ーーーだーーーー ね゛ーーーーぢゃーん い゛がないでーーーーー」

レイラ:かわいいなww

GM:兄と父は困って為す術を知りません

レイラ:「次の休みには帰ってくるから、ね、約束」

ジークフリート:「サム」レイラの言葉に続いて、サミュエルの体がぐいと持ち上げられます

ジークフリート:「遅れてはリリィに顔向けできない」そう言って、サミュエルを肩に担ぎます

サミュエル:「うわぁぁぁん」じたばた

シェイン:「そうですね。レイラ、サミュエルも心配だけど、そろそろ行かないと」

レイラ:「サミュエル、行ってくるね」担がれてるサミュエルにおでこくっつけつつ

ジークフリート:「二人とも。自信を持ってやるんだ」珍しく

レイラ:「はい、いってきます!」

シェイン:「いってきます!」

 

GM:というわけで、二人は歩き始めます。牧草地帯の中を歩き、しばらく進むと

シェイン:「レイラ、それ」レイラの胸のところを指さします

GM:そこには、サミュエルが泣きついたところに涙か鼻水かのシミがついてしまっています

レイラ:「あ、うーー時間がないからこのまま行くしか……」若干まんざらでもない

シェイン:「まぁ、それで試験に落とされるってことはないよ」苦笑い

GM:と、二人が言葉を交わしたところで、背中に大きな声が投げかけられます

 

サミュエル:「ねーーーちゃーーーん にーーーちゃーーーーん がんばって 騎士に なってねーーーー!!」

サミュエル:「かっこいい 騎士に なってねーーーー!」

 

GM:そう大声を張り上げて、サミュエルが必死に飛び跳ねながら手を振っています

 

レイラ:「いってきまーーす! サミュエルも 身体に気をつけてー!」笑顔で大きく手を振ります

シェイン:「まかせとけーー!」シェインは荷物をくくった槍を掲げて応じます

 

GM:というところで、また一つシーンを区切りましょう

 

 

次回へつづく