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【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】糸に囚われて【part.0】

クトゥルフ神話TRPGオリジナルシナリオ、「糸に囚われて」は、初心者向けのショートパニックホラーとして執筆されたシナリオです。今回は、探索要素が少ないこのシナリオを、サクッとプレイしてもらった記録を書いていきます。

 

マスタリング時の反省としては、ちょっとお助けキャラが分かりやすすぎたかな、とは思いましたが…まぁこれにはとある事情も重なっていますし、概ねいい感じになったんじゃないかな、とも思います。

 

そして、プレイ時には、シナリオと無関係のところで随分遊んでしまいました。まぁそれも結構シナリオの中で笑に結びついたりして、楽しかったかな、と。

 

というわけで、いつものリプレイとは違って、今回は全編コメディテイストです。

パニックホラーシナリオのくせにコメディテイストのリプレイをどうぞ。

 

 

 

超心理学者 松山けんいち 爆誕

KP(ハカセ)「というわけで、今日はクトゥルフ神話TRPGに付き合ってもらいます。」

松山「どうもー。」

KP「テンション低いですよ!張り切って行きましょう!」

松山「キャラクター作りましたよー。超心理学者の松山けんいち、30歳です。」

KP「おい、完全にプレイヤーが一致してるのがわかっちゃうじゃないですか、それ。」

松山「えーっと、カンフースターの伏原さんと、テシュノートで共演しました。」

KP「えっ、超心理学者じゃないの?」

松山「収入ダイスがmaxで、芸術(演技)も25、武道(空手)にもいくらかふっているので、結構マルチな活動をしている感じでお願いできません?」

KP「なるほど。つまり、超心理学者として本を出版したり、バラエティにも出演して、それがきっかけでカンフー映画出演ですか。なかなかのもんですね。」

松山「そしてAPPは5。」

KP「はぁっ!?APP3の伏原さんとAPP5の松山さんがポスターを飾った映画なんて見たくないですよ!?」

松山「ブス専歓喜。コアなファンが付きますよ。」

KP「うわー、ファンの方とはあまり仲良くなれなさそうな気がします。」

松山「人の性癖は自由だろうが!」

KP「いや、そりゃそうですけど(苦笑)」

松山「ところで、収入ダイスがマックスだったときって、収入幾らでしたっけ?」

KP「年収5000万以上、KPと相談、とありますね。」

松山「5000万っていったら、うな重換算で何杯分ですか?」

KP「は?」

松山「あれ?なんかいま、僕、すごく馬鹿っぽいこと言いませんでした?」

KP「うん、言った。かなりヤバイこと言った。」

松山「つまり、いままで考えたこともない額稼いでると思えばいいんですか?」

KP「つまり、平均的な10世帯を一人で賄って、貯蓄もやっていけるくらいですね。たしか、平均世帯収入が600万ありませんから。」

松山「うわー、それ、やばいですね。じゃあ、月収5億で、いけますか?」

KP「それ順接じゃないね。えーっと、月収は無理ですね。年収なら、どういう事業をやっているのか、説明してくれたらいいですけど。」

松山「んー、石油王とか。」

KP「だったら職業はディレッタントでしょ?超心理学者としての収入が5億ということを合理的に説明してくださいよ。」

松山「いや、そんなん思いついてたら、こんなところで腐った人生送ってませんって。」

KP「おい。諦め早すぎだろ。」

松山「だってー、無理でしょ。インチキ心理学者が年収5億って、漫画じゃないんだから。」

KP「だから、たとえば、そうだなぁ、精神科カウンセリングを全国展開して、引っ越しても安心して診療できる、カルテ共有式の大手カウンセリングセンターを運営している、とか。もちろん、科学的な精神医学ではなくて、トンデモ論飛び交うもので、ほとんど占い屋みたいなもんなのですが。あとは、そういう形式化された診療システムをスマホアプリとかに落とし込んで、今や国際展開も視野に入れている、とかね。」

松山「あー、そういうのいいですね。」

KP「これでも5億はきついですね。いずれにしても、これは私の発想なので、そっちでこういうのを勝手に作ってください、と。」

松山「無理です、5000万で我慢します。」

KP「諦め早すぎだって(苦笑)」

 

 

そうだ、ペンションに行こう

KP「それで、今回のシナリオなんですが、とあるペンションに宿泊してもらうんですよ。ペンションって、わかりますか?」

松山「バカにしてるんですか?」

KP「いや、ほら、今時の若者はこういうの流行らないでしょ?」

松山「さすがに知ってますよ。」

KP「では、ペンションに行きましょう。特に悪い噂が流れているペンションでもないので、単に休暇で海辺のペンションを利用した、ということで。」

松山「女の子を引っ掛けに、夏場はいつも利用していますよ。」

KP「ああ、常連の体でいきますか?いいですよ。では、そのペンションが家族経営で、非常に打ち解けやすい方々だということを知っていますよ。ちなみに、稲葉さん一家です。」

松山「ウルトラソウッ!」

KP「ハイ!」

KP「祝福でも欲しくなりましたか?」

松山「夢じゃない、あれもこれも…伏原の死も…。」

KP「引きずりすぎですよ!」

松山「えっと、もちろん、美少女の娘さんがいるんですよね?」

KP「んー美少女ってほどじゃありませんが、普通よりは可愛い感じの娘さんがいますよ。いま、花の女子高生ですね。りりちゃんです。APPは14。」

松山「ん?なんかハカセにしては珍しく今風の名前のキャラクターですね。」

KP「それを意識しました。この夫婦の人柄的に、一人目の女の子の時、さぞテンション上がっただろうと思って。」

松山「あー、ああいうのって、テンション上がってつけちゃうんですか。」

KP「マタニティハイって言葉が流布しているらしいですよ。冷静な判断力が働かないとか。まあ稲葉ホワイトプリンセスとかじゃないから、ましな方でしょう。」

KP「とにかく、りりちゃんはペンションのお手伝いが大好きなので、中学生の頃から配膳や掃除をよく手伝ってましたよ。学校から帰ると、着替えもせずに制服にエプロン姿でお手伝いしているのを見たことがありますね。非常に元気のいい、活発な子です。」

松山「いい子そうだ!しかし、制服エプロンとは、狙ってますね。」

KP「お母さんにはいつも叱られてますよ。着替えてから手伝えって。」

松山「そりゃぁ、お母さん、キャラかぶりしちゃいますからね。」

KP「は?」

松山「え?お母さんも制服エプロンなんじゃないんですか?」

KP「お前は何を言っているんだ?」

松山「娘さんの若さには勝てないけれど、負けを認めたくないお母さんは、今日も制服エプロン姿で接客を…。」

KP「そういうお店じゃないから!」

松山「あ、そうなんですね。いや、制服エプロンなんて言うから、つい妄想が…。」

KP「いやあ、こじらせてますなぁ。」

松山「何を?」

KP「言っていいの?」

松山「それ以上言うな!そしてブログにも書くな!」

KP「多分カットしますって。」

松山「なんにせよ、今回のターゲットはりりちゃんということですね。」

KP「いや、女子高生だからね?」

松山「女子高生なんて、何にも考えてない時期じゃないですか!一番ちょろいっすよ!」

KP「へぇ〜そういうご経験でもあるのかな?」

松山「…すみません、ありません、調子に乗りました(男子校出身)。」

KP「それから、いま中学1年生の弟がいますよ。ちょっと無口なツンとした少年ですね。海水浴場からも見える岩場でいつも釣りをしてます。」

松山「あー、いますよね、ちゃらちゃらしてなくて、あえて釣りしてる自分がかっこいいと思いこんじゃってる感じの中学生。わざわざ見えるところで外れたことをしてみせる。」

KP「おお、物分かりが早くて助かります。大志くんというんですけど、彼、まさにそんな感じです。ちょっとだけ無愛想に振舞いますけど、それもキャラ作りです。」

松山「絶対大志くんのこと気に入ってるでしょ?」

KP「そうですね、結構気に入ってますよ。演技に力が入るかもしれません(笑)」

松山「何度も行っているなら、二人とも知り合いのはずですよね。」

KP「ええ、もちろん。」

松山「よし、なんか適当にお土産買っていきます。」

KP「おお、なんか前回から引き続いて気の利くキャラクターを作っていきますね。」

松山「いやぁ、娘さんを落とすなら、まず親からですよ。」

KP「あ、本気で狙っていくのね(苦笑)」

松山「TRPGの中でくらい彼女が欲しい!!」

KP「わー、なんて虚しい叫びなんだ…。」

松山「いいじゃないですか!物事には予行演習が必要なんですよ!」

KP「いつ本番になるんですかねぇ。」

 

KP「なんか、今日は妙に口が回りますね。この調子でやっていきましょう。」

松山「いっそのことそのまま全部書いてください。僕たちの冗談しか言わない会話をそのまま。」

KP「たまにはそれもいいかもしれませんね。じゃあ雑談もカット少なめで書きますよ。」

松山「よし、そういうことなら、ジョークがはかどります。」

KP「それじゃあ、ノッてきたところで、シナリオスタートと行きましょうか。」

 

 

 

Part.1へつづく

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