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TRPGをやりたい!

TRPGのトビラをひらこう!

ロールプレイが苦手な方のためのアドバイス

オンセの手引き ツール紹介

TRPGは楽しいんだけど、ロールプレイをやるのが苦手という方がいるらしいことがわかってきました。

というのは、このブログにたどり着くための検索項目の中に、「ロールプレイ できない」などのワードが登場し始めたからです。プレイヤーの数が増えるに従って、様々な悩みが表出してくるものです。おそらく、この悩みもかなり一般的なものです。決してあなただけの個人的な悩みではありませんので、ご安心ください。

 

今日はそんな悩みを抱えた皆さんのために、TRPGにおけるロールプレイのコツを整理してみようかと思います。まだまだプレイヤー経験の浅い私ですが、自分なりに気をつけていること、あるいはGMとして回しているときにやってもらってありがたかったプレイヤーのロールプレイから、良いロールプレイの方向性を提案しておこうと思います。

 

メニュー

1.ロールプレイはおまけ要素

2.進行に貢献するロールプレイ

3.語尾とポジション

4.仲間に乗っかるという発想

 

 

1.ロールプレイはおまけ要素

新規参入層と私が呼んでいるプレイヤーの中には、ロールプレイにこそTRPGの面白さがあると誤解している人たちが一定数存在しているようです。それゆえ、プレイ前の段階で「上手にロールプレイできる気がしない」などという悩みを抱き、プレイに臆病になってしまうことも起こります。

まず強調しておかなければならないのは、「ロールプレイはおまけ要素」という大原則です。セッション中、プレイヤーは二つの発言を切り替えながらゲームを進行させます。すなわち、プレイヤー発言とキャラクター発言です。

ゲームをプレイしている人間の立場から発されるのがプレイヤー発言で、ゲーム内で事件や冒険の渦中にあるキャラクターの目線から発されるのがキャラクター発言です。この二つの発言は、どちらを利用しても問題ないというのがTRPGの原則の一つです。

 

たとえば、同じ「全員で車に乗って移動する」という宣言でも、様々な発言方法があります。

プレイヤー発言:全員で車に乗って移動しません?

キャラクター発言:「ちょっと遠いな。俺が車出すから、乗れよ」

複合した発言:「ちょっと遠いな。俺が車出すから、乗れよ」という具合に、全員で車移動を提案します

どれを利用したとしても、ゲームはつつがなく進行します。これがTRPGなのです。

 

というわけで、ロールプレイにお悩みのみなさん。

みなさんが初めに覚えておくべきなのは、ロールプレイができないのは全然悪いことでも空気が読めてないことでもなんでもありません。過剰にロールプレイを要求してくるようなら、「ちょっと苦手なんです」とお断りを入れましょう。経験のあるGMなら、きっと柔軟にPL発言を中心にしたセッションに切り替えてくれるはずです。

 

 

2.進行に貢献するロールプレイ

それでもロールプレイがしたいという方。ご安心ください! 初めに習得するべきロールプレイは、キャラクターへのなりきりなんかではありません!

一番初めに習得しておくと便利なロールプレイは、ゲームの進行に貢献するロールプレイです。

TRPGセッションの目標は、誰が一番キャラになりきれたかという競争ではありません。あくまでシナリオの目標を達成することにあります。それゆえ、シーン転換を促したり、技能利用を伝えたり、他のプレイヤーの行動を誘導したりするのが、ロールプレイの第一義なのです。

 

たとえば、重要人物のいる家や施設を訪問して、玄関で誰が玄関の扉を叩くかでダラダラと会話劇をやってしまっている時に、

「ほら、いいから行くぞ」真っ先に出て、扉を叩きます あるいはベルがありますか?

などという発言をしてみてください。ゲームマスターにしてみれば大助かりです。次にやることや訪問目的が明瞭である場合、次の展開へと移りやすい一言をゲームマスターに投げかける一言を発するだけで、完璧なロールプレイとなります。

キャラクターになりきっていないとか言われるかもしれませんが、言い返してやりましょう。「これこそが、いいロールプレイの典型例です。」

 

 

3.語尾とポジション

まずは進行の助けとなる一言を発することができるようになったら、次の技術を身につけましょう。それは、キャラクターの語尾を決めることです。

たとえば、このブログと同じように「です・ます」調を使うというだけでも、キャラづけになります。もっとくだけた「〜じゃねぇか」とか「〜やん」など、若者言葉や方言を取り入れるだけでも、これまたキャラづけになります。ちょっと冒険心をもって「〜だにゃー」とか「〜でゲス」なんていうのをつけてみてもいいかもしれません。

 

語尾というのは便利なものです。そのキャラクターがどういうポジションでどういう発言をするような人格なのかを考慮せずとも、「キャラクターになりきっている感」を簡単に表現できます。

先ほどの例にしても、

「面倒なやつらだにゃー、私がいってやるにゃー」といって進み出て玄関のベルを探します

とするだけで、急にロールプレイ感が出てきました。いや、さすがに「にゃー」とか言えるのはテキセだけだと思いますけど(苦笑

 

次に重要なのが、パーティ内でのポジションです。ロールプレイが苦手な人にとって、自分のキャラクターを詳しく設定するのは労のかかる作業だと思います。そこで、あえてキャラクター設定を深くは決めずに開始することをお勧めします。

パーティ内でどういうポジションになるのかは、実際に始まってみないとわかりませんからね。

 

 

4.仲間に乗っかるという発想

そこで有用なのが、仲間に乗っかるという発想です。自分一人でキャラクターづけするのが難しければ、パーティメンバーの力を借りればいいのです。

手のかかる人がいれば、その保護者ポジションを狙う。

まとめ役がいれば、その子分ポジションを狙う。

背伸びしているキャラがいれば、そのおだて役を狙う。

とにかく、上手にキャラクター作りしているプレイヤーに乗っかって、設定を作っていきましょう。

 

初めから元ネタになるキャラクターを用意して、その漫画なり小説なりのキャラクターの真似をするというのも一つの手ですが、これはあまり推奨しません。初めからそういう企画とわかっている卓ならまだしも、普通の卓でやられても元ネタを知らない人はうまく絡めませんし、下手にやってしまうとむしろ場が白けます。

他作品のキャラクターを真似する方法で対策するよりは、他のプレイヤーが演じたいキャラクターの個性を支えるポジションを担ったほうが、自然に卓に溶け込んでいくことができます。事実上の相方となる人に、「ロールプレイ苦手だけど、これこれこういうポジションで絡んでいっていいですかね」などとプレイヤー発言で伝えておくと、ロールプレイが上手な人を味方につけることさえできることでしょう。

 

ロールプレイに苦手意識を持っている方は、他のメンバーへの配慮が非常に強い方である場合も多々あります。ここでキャラクターを前面に出してしまっていいのか、他の方のロールプレイの邪魔にならないか、プレイ時間が間延びしてしまっているのではないか…そんな色々なことを考えた結果、何も発言できなかったり、プレイヤー発言で次の場面展開を促したりするのです。

ただキャラクターを演じているだけでは楽しくないという感覚は、正常な感覚です。ゲームを展開させようとする態度も、極めてありがたい態度です。さらに、他のプレイヤーの楽しさを奪いたくないという姿勢も、尊敬に値します。あとは、あなた自身が楽しむことが大切です。

 

ここまでの配慮ができているなら、誰もあなたを「ロールプレイが苦手な人」とは思いません。実際、多くの場合、「ロールプレイが苦手」というのは思い込みである場合がほとんどです。臆することなく発言していきましょう。失敗した時には謝ればいいのですから。

そしてダラダラ演じているばかりでおもしろくないと思ったら、次の場面展開を促すロールプレイを挟んでいきましょう。他のプレイヤーたちと同じく、あなたにだってセッションを楽しむ権利があるのですから。

 

 

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