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【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】小島に潜む巨悪【Part.4】

【前回のあらすじ】

半年前から島で活動を活発化させた社会運動家森田。時を同じくして破壊され始めた4つの「アニトの祠」。そして探索者たちの帰りを拒むように、激しい雷雨が島を覆う。天気予報を無視したこの雷雨は、この島で巻き起こる神話的事件の呼び声なのだろうか?

 

KP「というわけで、翌朝、ようやくクトゥルフっぽいことを開始します」

川越「丁寧にNPC紹介するんだね」

KP「そうしておかないと、わりと登場人物って忘れられがちになるので、僕はそうしてます。今回は3人と少ないですから、そうでもないのかもしれませんが」

郁三「たぶん森田がものすごく面倒くさいやつですよ。何言ってもひらひらかわされるかも」

KP「いつかの神主みたいに?」

郁三「あるいはいつかの女伝道師みたいに…川越さん、このKPはそういう演技がめちゃくちゃうまいんです。本人が狂人ですから」

KP「まあ会ってから判断してくださいよ、翌朝のシーン、始めますよ」

 

止まない雷雨、崩壊する祠

KP「お二人が目覚めても、雨は降り止んでおりません。相変わらずの豪雨。全くアテが外れてしまって、観光どころではなさそうですね。そこに、シミナボアンとバウマンが何やら話す声が聞こえます」

バウマン「また壊れたんですか?」

志男「前と同じですよ、雷でも落ちたんでしょうか・・・」

川越「どうかなされましたか?」

バウマン「ああ、おはようございます。いえ、また祠が、ね」

志男「東の方の祠が壊れちゃったらしいです…この雷雨といい、なんだか良くない予感がしますね…」

バウマン「私は壊れた祠の様子を見てきます。」

川越「あ、ご一緒してもいいですか?」

郁三「どうせ今日も見に行くところもありませんからね」

バウマン「…いいですよ、行きましょう」

 

 

森田興雲ポンコツ説

KP「祠に向かう途中、一人の男が歩いているのに遭遇します」

バウマン「ああ、あれが例の森田という男ですよ。彼も祠を見に行くのでしょう、乗せましょうか」

川越「ええ、いいですよ」

郁三「心理学で、バウマンが森田に抱いている印象を知れたりは…」

KP「それはちょっと無理がありますね」

川越「乗せたい様子か乗せたくないのかくらいなら?」

シークレットダイス → ??

KP「乗せてあげたいようですね」

郁三「こいつらグルだな」

川越「雨に濡れちゃいますからね、乗せてあげてくださいよ」

KP「車を森田の横に停めて、バウマンが呼びかけます」

バウマン「森田さん、祠に行くんでしょう? 乗ってってくださいよ」

森田「ああ、バウマンさん。…そちらは?」

郁三「フッ、なぁに、気にすることはない…ただの観光客ですよ」

KP「それはただの観光客が言うセリフじゃねぇ!」

森田「へぇ、観光客ですか、この雨は災難ですね」

KP「森田は車に乗り込み、バウマンが車を発進させます」

川越「建設反対運動をなさっていると聞きましたが」

森田「ええ、そうですよ、島の未来と美しい自然のために! なんならお二人も、旗の一つも振るってのはどうです? シュプレヒコールも気持ちいいものですよ」

郁三「なんだこいつ!? 軽い!?」

川越「それは遠慮しておきますよ(苦笑)」

郁三「森田さんも祠を見に行くところだったんですか?」

森田「はい、そうですよ。島民が大切にしているものは、私だって気にしていなきゃあダメなんですよ。伝承にはそう詳しくはないんですけどね、これだけ騒ぎになるなら、それだけの理由がありますし、運動を活気付けるのに使える要素もあるかもしれない!」

郁三「ダメだこいつ・・・使えない匂いがプンプンする・・・」

KP「製作(プロパガンダ)70%の持ち主に何をいうか!」

川越「プwロwパwガwンwダw」

 

 

砕けた祠に残されたもの

KP「というわけで、停車して左側を見ると、たくさんの岩が砕け散って散らばっていますね」

郁三「ここって、重機とか入れそうな道ですか?」

KP「道路には重機が通るだけの幅もありますが、そこから祠に向かって重機が通ったような跡はありませんね…そうだ、破壊状況を調べるなら物理学が必要ですね。学者先生やってみたらどうです?」

川越「振ってみるかー」

物理学 5% → 成功

川越「まさか成功するとは!」

KP「では、まるでこの石の祠が大きな手で握りつぶされたような印象を受けます」

川越「重機ではなさそうだと確信を持って言える、と」

KP「はい。では、アイディアロール行きましょう」

アイディア 60% → 成功

KP「では!(歓喜)」

川越「あっ、これ、気づいてしまったパターンだ(笑)」

KP「重機では不可能な破壊のされ方を認識したことで、あなたは超常的な力の存在を感じ取ってしまいます。ここでSANチェックです(0/1D3)」

SANチェック 50 → 成功 減少なし

郁三「壊れた石の中に何か興味深そうなものがないか、目星していいですか?」

目星55% → 成功

KP「では、何か印が刻まれた石を発見します」

郁三「手に取りますよ」

シークレットダイス → ??

シークレットダイス → ??

KP「その石には、五芒星の紋章が描かれています」

川越「オウフ・・・エルダーサインか・・・」*1

郁三「こっそり確保しておきます」

森田「おや、何かお取りになられました?」

川越「見られてたぞ」

郁三「言いくるめましょうか…」

KP「どうやって?」

郁三「きれいな石があったので、拾っちゃったんですけど、まずいですか?」

言いくるめ75% → 成功

森田「いえ、それならいいんですよ」

シークレットダイス → ??

KP「郁三さん、ここであなたは森田さんが何かを探していたのではないかと勘付きます」

川越「こいつもか…いったい誰を疑えばいいんだ…」

 

 

Part.5につづく

trpg.hatenablog.com

 

*1:クトゥルフ神話TRPGでよく出てくる守りの紋章のこと。邪神たちと敵対した古き神たちが残したと設定されている