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【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】アンドロイドは名状しがたき夢を見るか?【part.14】

【前回のあらすじ】

「ツァンの清められた刀身」と呼ばれる宝剣を巡って、伏原と猪瀬の相互不信がついに爆発する。宝剣を渡せないと突っ張る伏原を、猪瀬は教団施設跡の地下に誘なう。そこに待っている「心臓の血液」の儀式の真実とは、いったいいかなるものなのだろうか…。

 

 

おぞましき儀式「心臓の血液」

KP「二人の懐中電灯によって照らされた地下室の床には、奇怪な魔法陣のようなものが、赤黒い何かで描かれています。その中央には、かなり大きな赤黒いシミが残されています。ここで〈アイディア〉ロールをお願いします。」

PL「アイディア高いんだよなぁ。これは気づいちゃうよなぁ。」

〈アイディア〉ロール成功

KP「では、あなたはすぐに気づくことでしょう。そのシミが、ほかならぬ人間の血液によってできたものであることに。そして、そのおびただしい量を見て、ここで一人ならず、数名の人間が、致死量の血液を流して死んでいった光景が目に浮かびます。さあ、SANチェックです。1/1D3でどうぞ。」

 

SANチェック失敗 減少値 3

PL「最大値入りまーす。」

KP「次、〈目星〉いってください。」

PL「まだなんかあんのか!?」

〈目星〉ロール成功

KP「さらに、あなたが壁を照らすと、そこに祭壇のようなものがあり、そこに小さな血だまりがいくつも残っているのに気がつきます。ここでふたたび、〈アイディア〉ロールです。」

PL「あ゛ー、心臓だーこれ心臓が置かれてた跡だー(泣)」

〈アイディア〉ロール成功

KP「そう、それはちょうど握りこぶしほどの心臓が置かれていたと考えれば、これ以上ないほどにしっくりくる大きさの血だまりだということに、あなたは気づいてしまいます。ここでふたたびSANチェックです。0/1D3でどうぞ。」

SANチェック失敗 減少値 1

PL「二つ合わせて、このシナリオ中最大のSAN減少だろうなぁ。」

シークレットダイス→??

猪瀬「おわかりいただけたみたいですね。」

伏原「つまり、ここで、この刀を使って、人間の心臓を切り出したっていうのか?」

猪瀬「ええ、そうです。その刀は本当に不思議な刀です。その『ツァンの清められた刀身』を使えば、心臓を切り出しても、それは動き続けてくれます。そして私たちが祈りを捧げれば、その心臓に宿っていた力、生命力が、術者に分け与えられるのです。」

伏原「つまり、それが、『心臓の血液』…。」

猪瀬「そういうことです。これで、事実をお伝えしましたね。約束通り、その刀を、『ツァンの清められた刀身』をその場に置いて、後ろに下がってください。」

伏原「もし置かなかったら?」

猪瀬「電撃はお好きですか?」

伏原「何れにしても、ここはちょっと苦しい。一度外に出ないか?」

猪瀬「もうすぐ警官が倒れていることに気づかれるはずです。そうなれば、あなたも私も、ここで逮捕されるでしょう。私がここにあなたを招いたのは、時間制限を課すためです。外に行ったら、また話をはぐらかして、それを渡さないんでしょう?」

伏原「…わかった。」刀を足元に置いて、後ろに下がります。

KP「猪瀬はあなたを警戒しながら、近づいて、刀を拾い上げます。」

猪瀬「さて、これで隠し事はありませんね。それじゃ、ミーミルというアンドロイドに会いに行きましょうか。」

 

 

ふたたび佐伯ラボへ

PL「あー、なんか、やばい路線に進んでる気がする。これ渡さないで、彼女をミーミルに会わせない方がいい気がする。でも、もう完全にあっちのペースに持って行かれてる。やばい。とにかくやばい。」

KP「悲観するのはまだ早いですよ。ここからようやくクライマックスですからね。まだまだどうとでもなります。あ、そうだ。〈幸運〉振ってもらえます?」*1

〈幸運〉ロール→成功

〈幸運〉ロール→成功

KP「お!幸薄い系女子の猪瀬さんが幸運に成功した。」

PL「そんなに幸運低いの?」

KP「うん、40しかない。」

PL「POW8という貴重な情報ありがとうございます。」

KP「これなら魔術でもPOW対抗できそうでしょ?」

PL「魔術使えるの!?」

KP「さあ?」

PL「もうやだ、このキーパー。」

KP「仲間内でギスギスしているのを見るのが好きなんだよね。こう、緊張感があっていいじゃん?」

PL「頼むからパラノイアでやってくれ。」

 

KP「さて、火災現場から抜け出して、佐伯さんからの返事を確認しないといけませんね。ま、スマホは破壊されているので、ネカフェか自宅に寄らなきゃなりませんが。」

PL「なんてことをしてくれたんだ!ネカフェでしょうね。」

KP「では、付近のネカフェに行っている間、猪瀬さんは一人で喫茶店で食事をしたいそうなのですが、単独行動させますか?」

PL「させません。ついて来させます。この人は放っておくと何しでかすかわからない。」

KP(せっかく本物のお助けキャラを出してあげようかと思ったのになぁ。これじゃあ話しかけられないか…。)

KP「では、ネカフェでメールチェックすると、佐伯さんから返信が来てますね。相変わらずテンションが高いです。で、要点をまとめると、今ドイツ出張に行くところだから、自分が相手はできないけど、遠藤くんにお願いしとくから、いつでもミーミルと遊んでやってね、でも遠藤くんの研究を邪魔しないように、という具合です。」

PL「ホント軽いな、あの先生。そしてこの感じだと佐伯教授は白か。となると、やっぱり丸山教授の方が黒っぽいね。そうだ、ここでミーミルの人工知能について調べてもいいですか?」

KP「もちろん。〈図書館〉ロールをお願いします。」

〈図書館〉ロール成功

KP「では、ミーミルの取材記事から、ミーミルの人工知能について、以下のことがわかります。」

 

ミーミル・ベース

ミーミルの人工知能は、実際にはロボットの本体ではなく、研究室の地下に用意されたサーバーに実装されている。ミーミルはそのサーバーと通信することで、高度な情報処理能力を小さなボディで実現しているのだ。しかし、ミーミル・ベースの全容は、まだ論文発表もされておらず、世界中の学者からその種明かしを求められている。知財盗用を案じてか、取材も完全にシャットアウトされており、大型ニューロン・ネットワーク・サーバーと推測されるミーミル・ベースは、そのハードウェアのレベルから秘密主義が貫かれている。

 

PL「見つけたぞ。これが今回のラストダンジョンに違いない。」

 

 

Part.15へつづく

trpg.hatenablog.com

 

*1:この幸運ロールは、後に登場するお助けキャラクターの登場に関するもの。PL失敗+猪瀬成功なら登場せず、二人とも失敗ならこの時点では二人を追跡していない、PL成功+猪瀬失敗ならこの時点で声をかけられる、二人成功ならこの時点から二人を尾行している、という設定を急遽設けた。