【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】小島に潜む巨悪【Part.7】
【前回のあらすじ】
山奥に向かう途中、謎の女性秘書リンファに出会った二人。そこに恋の予感はなかった。そのうえ救済の目星に失敗した探索者たちは、いそいそと民宿に帰る。しかし、その道中で待っていたのは、鱗まみれ魚人2匹による襲撃だった!
志男「うおぉぉぉっ!」エンジンをふかして体当たりします
郁三「ぷぷっ、魚だけに?」
川越「ギョギョギョー(高音)」
KP「急加速した車が、お魚さんにギョギョっとぶつかるでギョざいますよー(高音)」
郁三「ギョギョ!!」
KP「ダメージは、適当にダイスで決めるでギョざいます!」
ダメージ1D6+1D4 → 10
川越「最高値きた!」
魚人との戦闘!
KP「ハンドルを失わないか運転ロールで判定します」
運転(自動車)25% → 失敗
KP「急発進と衝突で、ハンドルを失った車は路肩に乗り上げて停車します」
川越「ちくしょう!! 扉で叩くために待つか・・・」
郁三「鍛え上げた武術が火を吹く日が来たようですね…」
川越「え、出るの? こっちは戦闘技能ないから、郁三さんよろしく」
KP「・・・あれ? 僕、このシナリオ戦闘になりやすいってお伝えしましたよね?」
川越「え、うん。でもほら、大丈夫でしょ」
KP「お、おう…(この次の展開で死を悟るんじゃなかろうか…)」
おまけ:吉郁三「おら神話生物さ会うだ」
回避もねぇ こぶしもねぇ
頭突きはそもそも使ってねぇ
キックもねぇ 組みつかねぇ
SAN値は毎回とーぶとぶ
おらこんなキャラいやだー おらこんなキャラいやだー
神話生物さ、会うだー
邪神に会ったら、SAN値さ捨てて
真理に目覚めるだぇー
拳銃ねぇ 投擲ねぇ
マーシャルアーツは何者だ
跳躍は あるけれど 使うチャンスを見たことねぇ!
〜♪
郁三「車から飛び出して、マーシャルアーツパンチです」
パンチ50% マーシャルアーツ75% → 両方失敗
郁三「空振った! 川越さん! カバンに虫除けスプレーとライターがあります!」
川越「焼くのか! 了解!」
KP「郁三さんに化け物の鉤爪が襲います」
鉤爪 25% → 失敗
鉤爪 25% → 失敗
KP「短い腕では郁三さんを捉えることができません」
川越「よし、火炎放射だ!」
火炎放射 25% → 成功 ダメージ 3
KP「一匹が怯みますね」
郁三「もう一発殴ります!」
パンチ50% マーシャルアーツ75% → 両方成功 ダメージ2
郁三「2点最低値パーンチ!」
KP「郁三さんの拳は鱗に阻まれて、相手には大したダメージになりません」
川越「装甲持ちだ! 郁三さん、逃げるぞ!」
鉤爪 25% → 失敗
鉤爪 25% → ファンブル
KP「あ・・・一匹ずっこけましたね。地上には慣れないんでしょうか」
川越「ねぇこれ・・・あの石! 必殺、このモンドロコをやりましょう!」
KP「アイディアどうぞ」
アイディア 60% → 成功
KP「では、それがお守りとして利用されているのではないかと思い至ります」
郁三「川越さん、もういいでしょう」
川越「ええい! ひかえい! ひかえい! こちらにおわす方をどなたと心得る! 恐れ多くも前の副将軍、水戸光圀公にあらせられるぞ! この紋所が、目に入らぬかーっ!」
魚人「ギョギョギョ〜!」
KP「魚人たちは掲げられた紋章にとまどい、後退りを始めます」
カワゴエシェフの魚人料理
KP「戦闘自体は終了ですが、何かしておきたいことはありますか?」
郁三「倒れている方の魚人を縛り上げましょうか」
川越「死体でもいいから連れて行こう」
KP(あれ? PLが発狂したのかな…?)
組み付き 25% → 成功
川越「魚は日々扱ってるからな!」
KP「やっぱりシェフじゃないか!!」
郁三「よーし、パンチで加勢しちゃいますよ」
KP「では志男さんも殴りに加勢しましょうか」
郁三「おら! オメェは仲間が殴られて悔しくねぇのか! 逃げるのかヨォ!」
KP(いったい何が彼らをリンチに走らせたのだろうか・・・)
KP「では、組みついた状態で気絶するまで3人がかりでフルボッコですね。これを縛り上げて、はまった車を押し出して、トランクに乗せて…どこに向かいます?」
川越「普通に宿に帰ろう…あ、それと、志男さんにこんな奴を見たことがあるかどうか尋ねておきたいです」
志男「え? こんなもの、見たことがあるわけないでしょう!」
川越「話にも聞いたことがありませんか? こういう生物の言い伝えとか・・・」
海の深みに住まう者
KP「では、移動中に一つ話を挟みましょう」
志男「この島から一番近い島に伝わる伝承なのですが・・・」
近傍島の魚人伝承(創作)
ある日、女が川で服を洗っていると、河口の方に男が倒れているのを見つけた。男は何者なのかわからなかったが、女はこれを介抱し、そのうち親しい仲になった。2年のうちに男女は子をもうけたが、その子の首には硬い鱗が付いていた。これはなんだと思って男に尋ねると、それは『海の深みに住まう者』の証だと応える。『海の深みに住まう者』とはなんだと尋ねると、いずれ知るときが来るとだけ言う。そして男は子供を残して姿を消す。
果たしてそれから10年後、子が成長すると、その顔はどうにも魚に似る。不気味に思って男を見つけた河口に子を連れて出て、女は叫ぶ。
「あなたはどこへ行ったのか! あなたがいないから、この子は魚になってしまう! 『海の深みに住まう者』なら、海からその顔をこの子に見せておくれ!」
そのとき、海から一人の魚人が現れる。女は驚いて転ぶが、子はむしろ魚人によっていく。
「これは私の子供だ。『海の深みに住まう者』の仲間だ」
魚人はそれだけ言って、子を連れて行ってしまった。
川越「『海の深みに住まう者』ですか・・・」
郁三「海からやってくる魚人。いったいアニトと何の関係が・・・」
KP「さて、お二人が宿に到着して部屋に戻りますと、部屋の中が荒らされています」
川越「やられたか・・・潮の匂いとかするんですよね?」
KP「聞き耳でどうぞ」
聞き耳25% → 失敗
聞き耳70% → 成功
KP「では、郁三さんが潮の匂いを嗅ぎ取ります」
川越「あとはこれがどちらの手の者かって事さえわかれば・・・」
郁三「バウマンもこの宿に泊まってましたよね?」
川越「そうか! 志男さんに確認するように頼んでみましょう」