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【ソード・ワールド2.0リプレイ】魔剣クラウ・ソラス【英雄志望と二つの剣3rd season 5−4】

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前回のあらすじ
フレデリックを追った先で待っていたクキバミを一人舞台の樹上から降ろして、冒険者たちは迷宮に挑戦する。

<前回 |第1シーズン第2シーズンレイラ個別3−13−23−33−43−5

GM:というわけで、クキバミの登っていた木を蹴り倒して無事に1ダメージでクキバミを回収した皆さんは、ついに遺跡……いえ、魔剣の迷宮に足を踏み入れることになります

GM:迷宮の開始までは買い物は許可してましたが、保存食含めて皆さん大丈夫ですか?
コーラル:魔香草や救命草、HPポーションやアウェイクンポーションを買い足すぜ
アーク:食料19 MP草10あるし……あ、水袋一つしかない!
アーク:ゴクゴク……水がなくなる!
レイラ:二週間分の食糧がありますけど……あ、魔香草と救命草買い足します
クキバミ:ポーションだな。食事は最悪デコイミートでも齧るか……
レイラ:水はカシウスさんからしたたりますし
クキバミ:したたるw
GM:水もしたたるいい男

コーラル:うーん…疾風の指輪まで買い足したいんだが金がたりねぇなぁ
レイラ:かしましょうか?<コーラル
コーラル:1000G貸せるなら頼む。2個買っときたい
レイラ:どうぞ
コーラル:あ、カシウスももっとけよ、先制用指輪
GM:カシウスは5つくらい買ってあるので大丈夫です
コーラル:なら、大丈夫か。

GM:水についてなんですが、この迷宮は水が結構各所で使われているので気にしなくていいですよ
アーク:ゴクゴクプハー! からっぽ!
コーラル:まぁ、アタイは飲み水は保存食にカウントしてるなー。特別な状況以外
GM:フェトルちょっと神経質で泥水とか嫌いなので、大抵の水はキレイですし
アーク:あれだよね、キャンペーン募集要項にあった、剣の加護が有利になるダンジョン!
GM:そうですね、なので属性系の課題が多くなります。まぁみなさん見事に剣の加護じゃない種族なんですけど
アーク:いちおう運命変転があるよ!
GM:だけですね。エルフもドワーフもリルドラケンもいないので、結構苦戦すると思います。頑張ってください

GM:というわけで、買い物タイムを終了します!
コーラル:OK
アーク:OK
クキバミ:ユクゾ!

GM:さて、皆さんは密林の中にポッカリと口を開いた迷宮に足を踏み入れます。石造りの迷宮の中ははじめ湿って薄暗い印象を抱きますが、どれほど歩いた頃か、突然前が大きく開け、聖堂のように大きな空間が姿を現します
コーラル:「いかにもって感じじゃねーか」
アーク:ここでラックのお祈りしたい……
レイラ:別の信仰をチラつかせないでくださいよw

GM:石造りの聖堂の中央には巨大な石柱が一つ立っており、その周囲を4つの輝く鉱石がもつれ合うように宙に浮かんで石柱の周りを回っていましたが、5人全員が足を踏み入れると、それぞれの石が緑・青・赤・黄に光り、部屋の四隅に飛び去ってしまいます
GM:それと同時に入って来たはずの通路が壁に変化し、結晶が飛び去った部屋の四隅に対応する色の扉が姿を現します
GM:しかしその扉も、壁を背にしているわけではなく、広間の只中にポツンと扉だけ置いてあるような奇妙な状態です

クキバミ:「めんどくさい仕掛けじゃなー」我初見でもムービー飛ばすタイプなんじゃけど
コーラル:ダメだぞクッキー。スキップは二周目からだ。じゃないと作ったデザイナーさんに申し訳ないだろ

コーラル:んじゃまー、とりま適当な扉から当たるか
アーク:その前に聖堂っぽいのでラックでお祈りしたいです!
レイラ:ほんとにやるんですか……(苦笑
GM:ラックいいですよ。終わったら石柱の上から声をかけられますので
アーク:行使判定 2d6+7 → (1,3)+7 → 11(残りMP32)
コーラル:んじゃ、適当な扉にちかづこー…としたところで声が聞こえてくるんだな

幻獣:「人族。何をしている」魔法文明語(以下同じ)
クキバミ:我ではなくレイラが喋れたな
アーク:「ル=ロウド様?」(理解不能
レイラ:「は! か、かわいい……」
GM:魔物知識判定を行えます。

魔物知識判定

クキバミのみ成功
アーク、レイラ ファンブル

GM:では、クキバミはまるわかりですね。レッサーマンティコア(+1)です。
GM:顔は歳をとった人間のような姿をしていて、体はライオンのような茶色の短い体毛を持った動物の姿、それでいてコウモリのような膜状の翼があって、さらに尻尾はサソリのような甲殻に覆われています。今は静かにみなさんを見下ろしていて、戦うつもりはないようです。

クキバミ:「ふむ、マンティコアだな。使命をもって大人しく待つような生物ではないと思っていたが」
コーラル:「よくわかんねーが、敵か?」斧構えつつ
レイラ:「まさか! こんなにかわいいのに」
アーク:「違うよ、お祈りしたら声かけてきたし神様だよ」
コーラル:黙ってろピンゾロコンビw

幻獣:「言葉のわかる者もないか、さながら迷い込んだ愚者というところか」魔法文明語
カシウス:「……あー、わかるわかる。こいつら、ちょっとアレで……あんたは、俺たち食ったりするやつか?」魔法文明語
幻獣:「私は見ている。あるいはフェトルに奉仕している」
レイラ:マンティコアがフェトルに奉仕って珍しいんですか?
クキバミ:幻獣が神に使えたりするとは聞くが、マンティコアは初耳じゃな
GM:マンティコアが何かにしたがっていること自体が珍しいかもしれません
コーラル:こいつら頭いいからなぁ
アーク:ただし性格はお察し

カシウス:「あー……ここはつまり、俺たちがさっきの宝石を集めて帰って来ればいいんだよな?」
幻獣:「宝石に宿る魔力は妖精の魔力だ。愚か者どもを大いに惑わすに違いない」
カシウス:「そうか……えーっと、それで……宝石を集めて……」
幻獣:「疑問を口にするとき、しばしばその答えを知っている。あるのはただ沈黙であり、沈黙とは壁である」
カシウス:「……ダメだ」アキラメウス
レイラ:「なるほど、つまり宝石は可愛いと」魔法文明語
幻獣:「宝石を愛でるが、宝石は誰を写しているだろうか」
アーク:なんだこいつ……理解できる人がいるのか……
コーラル:クッキーかな……
クキバミ:我、魔法文明語わからんもーん

GM:訳します
GM:宝石を集めてくることになるが、それは君たちを大いに苦しめる。同じことを2回問うな。答えはわかっているのだから、疑問の裏にくっついていた答えが壁に反射してお前に与えられるだけだ。
GM:宝石をかわいいと言っているが、宝石にはお前の姿が映っている。自己愛の裏写しではないだろうか、そしてまた、ここの宝石も、むしろ宝石自身よりお前たちの姿をよく映してくれることだろう

レイラ:「大丈夫です、振り向かせてみせます」<魔法文明語
幻獣:「私はいつも見ている」

GM:……こんなやつを説明役にしようと思った僕が失敗だったということがわかった
アーク:性格がひん曲がってるやつを使うから
GM:さて、事情はわかりましたし、4色の扉を選びましょうか


次回へつづく