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【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−15】

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前回のあらすじ
自分の決意を仲間に伝えたアーク。4人はその足でフレデリックたちを追いかける。そのころ、先行するフレデリックたちは森の奥に遺跡を発見していた。

<前回 第1シーズン第2シーズンレイラ個別3−13−23−33−4

GM:クキバミはいろいろと道しるべを残しながら、森の奥に向かい、一つの遺跡に到達します。いまクキバミと他のメンバーの協力で遺跡の入り口前に現れた魔神を撃ち払い、敵がばたりと倒れて戦闘状態が解除されたその瞬間です。
クキバミ:我の手にかかればこの程度!
コーラル:名もなき魔神がやられている

GM:目の前の遺跡は石造りで、先日の雪原の遺跡に比べれば小さなものですが、木々と苔に侵食されてもなお石造りの遺跡にはマナの胎動を感じられます。しかしその作りは見るからに古く、神紀文明に関わる遺跡と感じます

フレデリック:「ここか……みんな、私たちは今からこの遺跡を通ってレブダ山脈へ抜ける。中に入れば木の実も取れない。無補給だ。覚悟はいいか?」
ノイ:(カプセル食楽でいいけど嫌いなんだよね……)
レイラ:カプセル食に砂糖まぶしてそうですね

ゴリさん:「そこで魔剣を手に入れる。長年の夢、漢のロマン! がっはっはっは!」
クキバミ:「……我ちょっとおなか痛いから待っててくれろー」時間稼ぎ
フレデリック:「そうなのか? 万全を期すに越したことはない。ここでキャンプを張るか」

ノイ:「……待って」
クキバミ:「なんじゃ、お主もトイレか?」
ノイ:「嘘でしょ、クキバミ。わたしたちはそういうのには付き合わない」
クキバミ:ばれてーら
フレデリック:「どういうことだ?」
ノイ:「……」クキバミをじっと見るだけ(自分の口で説明しろという顔)

クキバミ:「……あー、まあな。悪いがお主等だけでここを通すわけには行かないというわけじゃ」お腹痛いふり中止
フレデリック:「アークか」
クキバミ:「御明察。我はここに奴を居させたいからな」
ノイ:「はぁ……」ため息
ノイ:「出発前にも言ったでしょ? アークは来ないよ。アークはわたしたちが期待したときに限って答えを出せない」
クキバミ:「つまりお主は今も期待しているわけじゃな。大切なのは今じゃ、今ここに奴がいることが奴の英雄の証明になれる これまでの旅が報われる」
ノイ:「……」
フレデリック:「……」

フレデリック:「そうか。クキバミ、お前の見てきたアークなら、ここに来るのか」
クキバミ:「どんな時でも捨てきれぬ可能性の中に奴はいる。死の淵を這い出で宿敵を下してきた奴の”可能性”……それが奴の英雄たる資質」
GM:かっこいい
クキバミ:「奴がここに来ぬ可能性は高いか? その後フレデリック殿に剣を譲り、小さな村で茶を摘む男か? 否、奴は必ずここに来るさ」
フレデリック:「……」

フレデリック:「ぷっ……ははっ、はははっ! はっはっはっはっははは! そうだな! そうでないとな!」
フレデリック:「だがクキバミ、私の目的のためにはここで待っているわけにはいかない。私は進むぞ。アークがここに来るように、私も先へ進む。だからお前はここで待ってアークにこう伝えてくれ。競争に負けたくなければ急げとな!」
クキバミ:「そうか、それも良いであろうな だが常に背後には気を付けたほうが良い、気が付いたら背中を見るのはそちらかもしれぬぞ」ニヤリ
フレデリック:「あっはっはっは! いいぞ! アークは良い友を持ったな! よし、行くぞ、ノイ! 負けていられない!」

GM:そう言うと、フレッドは率先して遺跡に進み始めます。ノイは肩をすくめてそれに従い、ゴリさんとリィナもあとを追います。
GM:森の遺跡の前に一人残されて、クキバミは振り返ってその草をかき分けて現れるだろうアークの姿を待つのでありました
クキバミ:寂しいと死んじゃうから早く来て!


GM:というわけで、このシーンで本当におしまいですね。クキバミさん今回は戦闘なくて申し訳ありませんでした
クキバミ:展開が好きだから問題ないぞ
GM:さて、最後に今回の報酬を表示しますね。クキバミさんもカットされていますが戦っているので、同じ経験点を獲得してください。

報酬

経験点 依頼達成1000点 +シーズンボーナス200点 +撃破230点 =1430点
金銭報酬 依頼報酬 4500G 戦利品345G/人
名誉点 剣のかけら 15個 → 66点

GM:次回、第3シーズン最終シナリオの舞台は魔剣の迷宮です。みなさん頑張ってくださいね!
アーク:おー!
レイラ:ついに来ましたね!


次回へつづく