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【ソード・ワールド2.0リプレイ】英雄志望の進む道【英雄志望と二つの剣3rd season 4−9】

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前回のあらすじ
アークたちを引き合わせた先輩冒険者、カミラ・ペテルカはダインハイト陥落の際に命を落としていた。冒険者の宿のマスターだったロルフ・ゴリッツは、店と看板冒険者を失い、自ら冒険者として復帰する道を選んでいた。冒険者は自由。その言葉をカシウスに投げかけると、カシウス自身の目標を持つように促すのだった。

GM:さて、お次はレイラのシーンの後半です。基本的にアルミィと女子トークしながら、これまでの冒険の話をしつつ、今後なぜアークについていくのかを話してくれればと思います
レイラ:はーい

GM:では以前の個別シーンの続きですが、アルミィとはどこで話しますか?
レイラ:一晩あるなら、時間が進んだことにして、一緒にお風呂でも入ります
カシウス:ガタッ
アーク:GMの素早いカシウス化
GM:反応させておかないとと思って……。
レイラ:ひとまずそれで細かな説明とかは語りつくした感じにできますか?
GM:了解です。では、時間を夜まで進めて、互いにこれまでの経緯、体に負った傷や心の成長を語り合いましょう

GM:アルミィですが、ダインハイト陥落時、魔動機部隊とともに東門から南門にかけて支援にあたっており、現場指揮官の小隊長の判断で戦線を離脱してリンディンフォーデに向かったことで助かりました
レイラ:やはり前線のダインハイトは帝国と違って優秀ですね
GM:その後リンディンフォーデの初期防衛戦にも参加して、しばらくは騎士として活動を続けていましたが、現在は騎士団を離れて、操霊魔法とセージの能力で沿岸地域の水道管理の仕事、ゴーレムに石運ばせてます
レイラ:土建屋さんだ
レイラ:アルミィの彼氏って死んでしまってるんですか?
GM:それについてはこちらでは決めていなくて
GM:いまだ従軍していて、立場は違えど恋人同士というのがいいかなと思っています。wiki掲載の番外編であげたジュエリーも持っています。こういう状況ですから、信頼できる人が残っていると互いにいいでしょうからね
レイラ:死人ばかりじゃなくてよかったです
GM:ともあれ、正直彼女はこの厳しい前線に耐えられるほどの実力者ではありませんからね。今は要塞線の建設を手伝うので精一杯です。

アルミィ:「はぁ……レイラも大変だったんだね」
レイラ:「こっちの方は幸い目立たないんだけど、こっちはね……ちゃんと直す時間もなかったし」遺跡の時の傷をなぞりながら
アルミィ:「私がいたら直せたかもしれないのに……魔剣に関わると大変だね」魔剣についてはどれくらい伝えたと考えてよろし?
レイラ:隠すようなことでもないし、アルミィはこれで賢そうなので全部話しますよ
GM:了解です
レイラ:「魔剣か……実は、私はそこまで重要じゃないとおもってるんだけどね」
アルミィ:「そうなの? クラウ・ソラスっていったら、伝説の魔剣でしょ?」
レイラ:「あーそういう事じゃなくて、『私には』というか」
アルミィ:「えーっ なんで? だって伝説だよ? 英雄になれちゃうよ? みんなの憧れだよ?」
レイラ:「あはは(苦笑)私は英雄にはなれないよ。器じゃないっていうか、そもそもそれもあまり興味ないし」
アルミィ:「そうかなぁ……レイラかっこいいけどな」
レイラ:「ダインハイトの英雄なんて呼ばれるのも、なんだかくすぐったくて……」湯船に深くつかって泡ぶくぶく
アルミィ:「じゃあ、その魔剣を公爵の息子さんにあげたのも気にしてないの?」
レイラ:「あってもなくても、落ち着くまでは皆と一緒にいるつもりだったしねー」
アルミィ:「ふーん……あの二人はいい人なの? ……っていうか、悪い人って感じじゃなかったね、たしかに」アークとカシウスの顔を思い出して苦笑い

レイラ:「カシウスさんには気を付けてね、あの人あれで行く先々で女の人に手を出してるし」
アルミィ:「えっ!?」
レイラ:「本人に自覚があるかはわからないけど」
アルミィ:「えっ……」
レイラ:「なんかこう……すごい」(語彙不足
アルミィ:「私のセンサーには全然ビビビとこなかったのに……逆に恐ろしい……もう一人はどうなの? さっきの話だと、元英雄みたいだけど」
レイラ:「アークさんは……」って言って傷の後を少しなぞってしばらく言葉探します

レイラ:「あまり衝突こそしなかったけど、最初会ったときからずっとイライラしてて……でも、なんだかそう考えるのもバカバカしくなっちゃって」軽い感じで
レイラ:「だって余りに衝動的だし」
アルミィ:「うんうん」そう口にするレイラを覗き込みながら相槌
レイラ:「でも、なににも囚われてないあの人といたら、前にアルミィが言ってた『輝き』が……私にも見つけられるかなって」
アルミィ:「……」レイラの顔見つめ
レイラ:「そう思ってだけ」
アルミィ:「まぶしーっ 目がくらむーっ」目を覆ってのけぞりながら
レイラ:命中判定 2d6+9 → (5,5)+9 → 19
アルミィ:なーーぐーーーるーーーなーーー!
レイラ:顔真っ赤にしてお湯をだばー
アルミィ:「ぎゃーっ ごめんごめんっ! 髪がっ 髪がっ」束ね直して布で押さえなおしつつ
レイラ:「ほんっとにもう」
アルミィ:「えへへへ でもそっか。じゃあレイラ、いまは冒険……楽しいんだ」締めに向かう勇気
レイラ:「そうかな?でもそう思えるようにあれたらいいなって」
アルミィ:「……」無言で目だけ片手で覆ってまぶしー!ポーズ
レイラ:じゃ水と一緒にざばーって突進して湯船に沈めて髪濡らしてやろう
アルミィ:ぎゃーっ! 仕打ちがひどいっ!w

GM:では、そんな朗らかな日常の時間を過ごしたところでシーンを結びますか


次回へつづく