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のいちゃんらじお第1回 「英雄志望と二つの剣」第1シーズン終了で気になるところをまとめちゃいましたスペシャル(前半)

<前回 オープニング1−1過去編2−13−14−15−1

 

以下、GMに変わってノイちゃんが喋っているテイでお送りいたします。

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「英雄志望ラジオーっ」どんどんぱふぱふ

「どうもみなさんこんにちは。『英雄志望と二つの剣』唯一の人間女子(ゴリラは除く)ことノイちゃんです! 半年近くかかって第1シーズンのリプレイ連載が終わりましたね!」

「ノイちゃんラジオではこれまでの展開をまとめながら、第2シーズン以降の注目ポイントを整理しちゃいます」

 

舞台のおさらい

「はじめに舞台のおさらいをしておけってことなので、簡単に読み上げちゃいましょう」

物語の舞台:フィネア地方

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レーゼルドーン大陸南西部に位置する小さな地方。今はかつてのフィネア地方の半分の領域しか人族が生活していない。魔動機文明時代に植民開拓されたものの、大破局によって本国との連絡も途絶してしまった。それでも伝説の魔剣クラウ・ソラスの力で人族はなんとか生存権を確保し、いまでは蛮族との戦争にも楽観論が出てきはじめている。このため軍権国家レシトリア帝国は地方軍閥に自治徴税権を与えて事実上の独立を認め、いまではダインハイト公国と北レシトリア国という二つの公国が事実上独立していた。

「なんかハイ・ファンタジーって感じのする設定だよなぁ。ダインハイト公国で話が進むんだから、帝国とかどうでもいいよねって正直思ってたけど、まさか第1シーズンで国が消えるなんて…」

 

「そう、なんと第1シーズンのラストで首都要塞と国家元首を失ったダインハイト公国は事実上消滅。生き残った人たちは北レシトリアと帝国領アイラット、あとは開拓村リンディンフォーデ(ハニーの人がいるところ)に逃げ出したらしいよ」

 

「私たちが逃げ込んだのはダインハイト要塞から一番近い帝国領アイラット。この農村地帯についての解説はラジオの後半で! まずは第1シーズンのおさらいをー プレイバック!」

 

 

プレイヤーキャラクターのおさらい

「さてそんな世界で冒険をしている仲間は5人。まったく偶然で集まっちゃったんだけど、こんな事件が相次いで、なんだかんだとうまくやってるね。はじめに紹介するのは主人公のアーク!」

 

未来を託された青年 アーク

帝国領の田舎農村で生まれ育った(潜在能力は)超優秀な赤髪の男の子! 知力が高いとは思えない自由で勝手気ままな振る舞いで、冒険者たちを苦境に追い込む大活躍(?)に定評があるね。はじめの頃はパンイチでボスと戦ったり遺跡の中で勝手に走り回って罠を作動させたり…明らかに3枚目の仕事をこなしてたけど、第1シーズン後半でのちの英雄の片鱗を見せてくれたね。ただ楽しそうとかロマンで冒険をしようとしていたアークが、人々の苦しみや悲しみに触れながら、人類を救う英雄になっていく。そんな物語になる…のかなぁ…(不安)

 

「アークのPLさんからは『PL発言もアークの口調になってるせいでバカみたいだけど、頭空っぽにしてプレイしてるだけだから私はバカじゃないよ!』とのコメント(言い訳?)をいただいてます」

 

「第2シーズンで、アークは慣れない『悩む』ってことをやるんだよね。GMいわく、『アークは自分なりに行動するんだけどどんどんこんがらがってしまうし、そんな間にも世界はすごい勢いで動き続けてしまう…それがさらにアークの苦悩を後押しして行って…そんな展開になる』とのことです。がんばれアーク!」

 

ダイスに愛されたナイトメア カシウス・クレイヴ

ツノがついて生まれたために捨てられていたところを行商に拾われた不幸の青年。主人公っぽい設定なのに未だに不幸を引きずって、ファンブルですらない(1,2)の出目を量産してて、すっかり愛されキャラだね。行商人の間で育ったから交易促進会議所っていう行商組織に知り合いが多くて、第1シーズンではラマンという豪商を紹介してくれたね。でもそれにしては商人からの評判が悪くって、どうやら過去に大きな事件をやらかしてしまったみたいなんだよね。冒険者になってるのも、自分の意思っていうより行商警備の仕事から追い出されたっていうのが正しそう…

 

「というわけで、わたしの幼なじみのサチウスです。ずるいくらい『ダイスに呪われている』属性が強いうえ、なんか一人だけ『ギャルゲーをしている』とも言われているよ」

 

「『ギャルゲー説』についてまとめておくと…カシウスの肩にはいつも光の妖精さんがいて、実はこれがツンデレらしいの。わたしには見えないんだけどね。そのうえ勘違い暴走少女のシェリーにもラッキースケベを仕掛けてるし、スピンオフでは幼女と手をつないで歩いたりしてるらしいし…一部からはわたしも幼なじみ属性で攻略対象だなんて噂も…まぁもちろんお断りなんだけど。さらにGMから『第2シーズンにパッケージヒロイン出します』なんて予告も。ちょっとカシウスどういうこと!?」

 

「でも戦闘面はちょっと苦戦中。スカウト・フェンサー・フェアリーテイマーを同時成長してるから、ファイターだけ成長し続けてるアークとはどうしても差が出てしまって、まだまだまともに戦える状況とは言えないんだよね。だからカシウスの攻撃が当たらないのも、抵抗を抜けないのも仕方ないといえば仕方ないのかな。第2シーズンもそういうところが余計目立ってくると思う…がんばれサチウス!(期待の目)」

 

 

過去にとらわれた逆襲の機械少女 ノイ

珍しい野良ルーンフォーク。優しい人たちに恵まれて、宿場町プロッソで孤児たちと過ごしてきたよ。でもプロッソ蛮族侵入事件で友人や信頼していた人たちが揃って死傷…。このとき助けに現れたカミラ・ペテルカに連れられてダインハイトに移住してからは、訓練を受けた後冒険者として活動を始めたよ。第1シーズンではなかなか弾丸が当たらなくて苦い思いをしたけど、最終話で過去を払拭する痛快な一撃を決めたよ。

 

「そしてわたし。いつも冷静沈着でパーティのツッコミ役。冷淡な毒舌も光る、メイド服ロボっ子ノイちゃんだよ」

 

「パーティの中で唯一過去の重大事件が公開されているメンバーなんだよね。プロッソ蛮族侵入事件…やな事件だったね…。ちょっと気になってるのが、あのときの恩人のカミラ。第5シナリオ冒頭でダインハイトのごちゃごちゃに巻き込まれてて渡しそびれたけど、あんな状況でも自分で死地に飛び込んでいくんだから…後悔するようなことになってないといいんだけど」

 

「そういえばGMいわく、第2シーズンの途中でわたしには大きな決断が要求されることになっちゃうらしいの。どうしてこうもずっと波乱が続くのかなぁ…でもわたしはこれからも、蛮族に弾丸を撃ち込み続けるよ!」

 

 

誇りを胸に生きる女性騎士 レイラ・フェルンホルム

北レシトリア出身の女騎士。騎士といっても鎧も着ていないし剣も佩いてないんだけどね。偶然ダインハイトに所属変更になった時期に一連の事件に巻き込まれちゃったという点では、彼女も不幸体質だよね。カミラとクリスティンの指示でわたしたちの手伝いをしたことがきっかけで、ダインハイト防衛戦でもフレデリック・ヴェルチの保護を命じられて、ダインハイトを離脱したの。結局アイラットでも公国騎士団の再組織化ができなかったから、もう騎士の身分はあってないようなものなんだけど、それでも「公国騎士団第2分隊所属レイラ・フェルンホルムであります」っていう自己紹介は続けるみたい…なんだか悲しい子だなぁ。

 

「ゴリラ女子ことレイラだね。第1シーズンではわたしと考えの違いからちょっと喧嘩したけど、うまく仲良くなれてよかった。わたしとレイラの間では堅いことは言いっこなし。まぁ敬語は、治らないみたいなんだけど」

 

「でもレイラって過去のことがよくわかってないメンバーだよね。騎士団員っていうイメージが強くて、家族とか、なんでいま一人でダインハイトにいたのかとか、そういうことがよくわからない感じ。前にボソッと『お兄ちゃん』って言ってたから、たぶん兄弟がいるんだと思うんだけど…今度ゆっくり話を聞いてみようかな」

 

「でもGMいわく『レイラは第2シーズンで萌えキャラになり、第3シーズンで泣かせにくる』らしいから、騎士の後ろ盾を失ったレイラが一匹のゴリラとしてどう振る舞うか楽しみだね」

 

 

謎多き最強の漢女(おとめ) サラー

レシトリア帝国騎士団のトップ5を弓術の師匠に持つ謎多き漢女(おとめ)。情勢を見通す政治的センスと卓越した弓術(威力表クリティカル率)で数多の死体を積み上げてきた実力者だよ。レシトリア帝国皇帝に伝書鳩で手紙を送ることをGMが許可したっていうのが信じられないんだけど、とにかくただならぬ背景を持っているみたい。フィネア地方が危機に陥っていることにも魔剣の目覚めが近いことにも早い段階で勘づいてて、未来のフィネア地方の指導者を選ぶように、ものすごく厳しい目で次代の英雄志望たち、つまりアークやフレデリックを評価し続けているみたい。

 

「いま思えばあの登場シーンも懐かしい…サラーはたしか帝国出身ってことだったし、実際には相当身分が高かったんじゃないのかな。まさかあんなお偉いさんが師匠なんてね。それに伝書鳩の件もリプレイで知ったけど、ほんと只者じゃないみたい。第2シナリオでのカシウスの予想が当たってたってことだね」

 

「そしてサラーといえばアークとフレデリックのどちらが魔剣にふさわしいかを見極めようとする思考がいいよね。でもあの厳しさはちょっと心配かな。アークだってそんなにすぐに成長してくれないだろうし…サラーがアークを見限ってフレデリックの方についていったら…ううん、そういうことは考えないでおこう」

 

「最後にサラーについてのGMからのコメントは…『サラーさん後半で敵として再会しそうなキャラしてるよね』だそうです。ヤ・メ・テ!!」

 

 

「ふぅ…これで全員紹介したね。それじゃ、ここでちょっと息抜きとして、第1シーズンに登場したNPCたちの現在をwikiを見ながら調べてみましょう!」

 

 

第2シーズン開始時でのNPCの状況

「まずやっぱり気になるのは、カミラとゴリさんだよね。二人とも生き残ってくれてればいいんだけど…」

GMのwiki回答
「ダインハイト・フォール後、行方不明」

「…あっ」

 

「つ、続いて…クリスティン…は名誉の戦死を遂げてると思うから…そうだ、きっとあの変態のシン・イマオキさんは大丈夫だよね。まだハニーとかなんとか言ってるはず」 

GMのwiki回答
「リンディンフォーデで冒険者と騎士団残党を再組織して防衛線を構築。さらに港を建設して帝国との海上補給路を確保した」

「嘘でしょ!? あの変態そんなやり手だったの!? これは決めポーズがさらに悪化してること間違いないね…」

 

「ええと、GMさんから『とはいえ、だいたいこれまで海路を妨害してたのってモンスターとか蛮族じゃなくて、反帝国派の海賊だったんですよね。先日そのリーダーが捕まったので、多少なり安全に海路輸送ができるようになりました』とのメッセージが」

 

「…こんな設定が出てくるってことは、なんかのフラグなんでしょ、どうせ? もうわたしたちだってすっかり訓練されたんだから、そうやってしれっとフラグ立てようとしても無駄だから」

 

「あとは…カシウスの嫁ことシェリーちゃんは元気してるの?」

GMのwiki回答
「ダインハイト・フォールにより両親が死亡。公国の消滅により森林調査計画が消滅。傷心から部屋に引きこもり、ただただ泣いて過ごす日々」

「…GMが珍しくわかりやすいあざとい美少女を登場させたと思ったらこれだよ」

 

「はぁ…それじゃ、あの事件のあとも元気にやってるのは変態のシン・イマオキだけか…なんかそんな苦境で変態かまされても哀愁漂うというか…」

 

「と、こういう具合にwikiには本編の周辺情報がたくさん載っているから、ぜひチェックしてみてくださいねーっ」

 

 

前半終了!

「というところで、放送時間も折り返しです! 続く後半では、これまでのシナリオで密かに登場していた第2シーズンへのフラグを一挙公開しちゃいます! これをチェックしておけば、第2シーズンをもっと楽しめること間違いなし! 後半もしっかりチェックしていってネ☆」

 

 

次回に続く