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【ソード・ワールド2.0リプレイ】ユークライントの小遺跡【英雄志望と二つの剣 3-5】

<前回 オープニング1−1過去編2−13−1

 

あらすじ

森の中にある遺跡の調査を頼まれ無事に森を抜けた冒険者たち。たどり着いた遺跡に足を踏み入れる。

 

カシウス:「光よ集え我が元に…フェアリーウィッシュ」

GM:カシウスの周辺が淡い光に包まれます

ノイ:光り輝くサチウス

アーク:もう一つは僕の松明ね!

サラー:カシウスくんを先頭に、アークちゃんが続いて、HPの低いレイラちゃんを中心に、アタシとノイちゃんが続くわ

 

遺跡の中へ

GM:では、皆さんは階段を慎重に降りていきます。砂ぼこりと植物の根に侵襲された壁面の上を二つの光が撫でていきます。一歩また一歩と奥に進むにつれ、不思議と植物の根はなくなり壁面は綺麗に磨かれたかつての姿を残しています。

GM:しばらく進むと小部屋に到着します。正面に石造りの柱があり、そこには淡く白い文字が浮かび上がっています

 

入り口の警告文

レイラ:「あれは…」

GM:魔動機文明語*1ですので、ノイだけはその文字を読み取ることができます

ノイ:「魔動機文明語。300年以上前の文字だよ」

サラー:「訳せるかしら?」

ノイ:「富を求めし盗賊よ、ここは貴様らのための場所ではない…だって」

アーク:「僕たち盗賊じゃないから関係ないね!」

レイラ:「警告文ですよ。盗賊用の罠があるということでしょうか」

ノイ:「私たちも遺跡のものを持っていくには変わりないんだから、泥棒と言われても仕方ないよ」

カシウス:「となるといよいよ慎重に行った方がいいってことだな」

 

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GM:さて、道は左右につながっているようですね

カシウス:「さて、こういうときは左に行けってどこかで聞いたんだが」

ノイ:「左は部屋になってるみたいだよ」

サラー:「ノイちゃんは暗いところでも見えるんだったわね。アタシは先頭に任せるわ」

アーク:「早く行こう!」

カシウス:「じゃ、左に行ってみるかな」

 

ひとつめの小部屋

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GM:この小部屋には古い家具のようなものが朽ちて散らばっています。まだ換金可能なものもあるかもしれません

GM:探索判定目標値10に挑戦してみてください

サラー:「ノイちゃん、あたりを警戒しててちょうだい」

ノイ:「うん、りょうかいしたよ」

アーク:「うー、お宝、お宝!」

アーク:探索判定 2d6 → (3,6) → 9 失敗

アーク:「なんにもない!」

サラー:「アークちゃん、こういうのは探し方があるのよ…」

サラー:スカウトの二人で調べてみるわ

カシウス:「すっかりボロボロだな。何か見つかるといいんだが…」

サラー:2d6+3 → (1,2)+3 → 6 失敗

カシウス:2d6+2 → (1,6)+2 → 9 失敗

アーク:なにこれ

アーク:「なんにもない! 次いこ!」

レイラ:「遺跡内では静かに! ですよアークさん」

サラー:「とりあえず先に進みましょうか。めぼしいものも見つからないし」

 

 

ギミック登場

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GM:みなさんが進むと壁があります

アーク:「あれ? 行き止まりだ」

カシウス:「行き止まりか?」

GM:壁の四方に切れ目があり、この壁は何か特殊な壁だということがわかります

アーク:「隠し扉だ! 壊そう!」

サラー:「おやめなさいな。道具の方が先に壊れるわよ」

GM:サラーがそう言ってアークを止めると、壁の四方の切れ目が埃を吐きます。そして遺跡全体を小刻みに揺らしながら、ごごごごごと重々しい音がして、目の前の壁がスライドしていきます

カシウス:「げほっ、げほっ! なんだ、なにごとだ?」

アーク:「動いた!」

サラー:「カシウスくん! アークちゃん! 正面警戒して! ノイちゃんは後ろを!」

ノイ:「りょうかい」

GM:みなさんが轟音に警戒していると、目の前の壁だった場所に通路が口を開き、轟音がやんで再び遺跡は静かになります

アーク:「道ができたよ」

レイラ:「どう思います?」

サラー:「…動いた理由を知りたいけど、悩んでいるうちに道が塞がるのも嫌ね」

 

止まらぬアーク

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GM:通路の先には丸い部屋があり、その中央で何か燭台のようなものが淡く光っています

アーク:「明かりがある」るんたった

カシウス:「たしかに戻るのも惜しいな。行ってみてもいいんj…ちょ、アーク!」

レイラ:「アークさん! ちょっと待って!」

アーク:燭台まで走るよー

 

GM:さてみなさんがアークを追って燭台までたどり着いたところで、構造解析判定目標値9をどうぞ

サラー:構造解析判定 2d6+4 → (3,5)+4 → 12 成功

レイラ:構造解析判定 2d6 → (5,5) → 10 成功

GM:では、サラーとレイラはこの燭台がMP1を投入すれば部屋を丸ごと回転させる制御装置だとわかります

カシウス:誰かが動かした? 足跡とかある?

サラー:そうね、足跡を警戒するのがいいかも

GM:大変古いものしか残されておりません

サラー:ふむ…

 

回転床のひみつ 

GM:燭台の部屋にはみなさんが通った通路と別にもう一つの通路があります。今はその先は壁になっているようです

カシウス:「これどうやって動いてるんだ?」

レイラ:「魔力で起動する仕組みみたいですね」

サラー:「…考えても仕方ないかしらね。レイラちゃん、動かしてみてもらっていい?」

レイラ:「やってみましょう」MP-1

GM:レイラが魔力を込めると、みなさんの足元がぐらついて、部屋ごと動き始めます

カシウス:「うおっ、ほんとうに動くのかこれ」

レイラ:「少ない魔力で簡単に動くみたいですね」

GM:先ほど通ってきた道の先は壁でふさがり、反対側の経路の先の壁が今度は道につながります

GM:そしてこの動きが終わると同時に、燭台の上に文字が現れます

GMこの先左に宝あり(魔動機文明語)

ノイ:「この先左に宝あり…だって。宝かぁ…罠かな?」

サラー:「疑ってもキリがないわ、それに…」

アーク:「お宝! 行こう!」駆け出すよ

サラー:「止められる気がしないわ」

カシウス:「おい、アーク! だから俺が先頭だって!」追いかけ追いかけ

レイラ:「アークさん繋いでおく紐とかありませんかね?」

サラー:「首輪が欲しいわね(笑」

ノイ:「引っ張られて疲れそう…」

 

回転部屋を抜けると、そこは…

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GM:ではアークとそれを追いかけるカシウスはお先に通路を抜けて左に曲がるわけですね

アーク:行く!

GM:では、アークが左に曲がってお宝一直線すると、突き当りの小部屋に箱が並んでいますが

サラー:「…ま、これも勉強かしらね」

GM:その間に朽ち果てた人影が二つ並んでいます

アーク:「…なんかいたーっ!」

ノイ:「またなんか連れて帰ってきたね…」

レイラ:「お、おばけ!?」

サラー:「落ち着いて、あれは…」

 

魔物知識判定フェイズ

サラー:2d6+4 → (2,5)+4 → 11 正体看破>デスソード
サラー:2d6+4  (2,3)+4  9 正体看破>スケルトンアーチャー

 

サラー:「デスソードとスケルトンアーチャー、アンデッドの魔物よ」

ノイ:「アンデッドってことは、盗人の成れの果てかなぁ」

レイラ:「じゃあ叩けば当たりますね! それならいけます!」

カシウス:「ゴリラパンチ規準の恐怖なんだな」ぼそり

 

先制判定フェイズ

カシウス:2d6+5 → (3,6)+5 → 14 成功
サラー:2d6+3 → (3,6)+3 → 12 成功

→冒険者サイド先制

 

配置フェイズ

アーク・レイラ・カシウス 前衛
ノイ・サラー 後衛

 GM:前衛3人ということは、既定通り

 デスソード・スケルトンアーチャー 前衛

 

GM:では戦闘開始です!

 

 

次回に続く

*1:ソード・ワールド2.0における古代言語のひとつ