【ソード・ワールド2.0リプレイ】不穏【英雄志望と二つの剣 2-10】+幕間雑談
あらすじ
第2シナリオを無事にクリアした冒険者たち。どうやらこのキャンペーン全体の敵役を理解した冒険者たちは、成長処理をしながら今後の戦略を考える。
GM:さて、二つほどイベント処理を行います。
カシウス:まずは協力してもらったラマンに情報提供か
レイラ:それからヴェルチ殿に報告を…
ラマンへの報告
カシウス:「終わったよ、ラマンのじいさん」
ラマン:「おお、カシウス、お使いご苦労」
カシウス:「お使い? なんのことだ?」
ラマン:「ほれ、はよう教えんか、それでどうだったんだ?」
カシウス:「忍び込んでたのは3体。イチリオとニーダムとサンモアだった」
ラマン:「まぁそうじゃろうな。それで、ゴーツウッドはなにを企んでた?」
カシウス:「は?」
ラマン:「ゴーツウッドじゃよ。コソコソしとっただろう」
カシウス:「あ、ああ。あいつなら帝国に金属鎧を持ち込んで売りさばく算段つけてるみたいだ。まだ成功してるってわけじゃなさそうだったけど」
ラマン:「ほうほう、所詮は鎧の密売か。なるほどわかった。それで、ちゃんとヨンクンの様子は自分の目で見たかね?」
カシウス:「…帝国との関係を滅茶苦茶にしたのは俺の責任だ。本当にすまないと思っている」
GM:以降少し雑談をして、カシウスはラマンのもとを去りましょう
レイラ:自分の知りたい対象を混ぜていたんですね
ノイ:抜け目ない人だなぁ…
クリスティンの執務室にて
クリスティン:「報告は聞いた。思っていた以上に深刻な事態の渦中に巻き込んでしまったな。すまない」レイラが執務室に入ると、すぐに彼女は謝罪します
レイラ:「蛮族から話を聞き出すことができませんでした…お役に立てず申し訳ありません…」
クリスティン:「いや、わかっていると思うが、これは君の失敗ではない。相手に先手を打たれたわたしの失敗だ。それに…思った以上に相手の尻尾を引きずり出してくれた。むしろ感謝している」
レイラ:「ノイル団長ですか…いったい騎士団内で何が…?」
クリスティン:「ここからは私たちの問題だな」
レイラ:「はい、できれば彼らをこれ以上危険な立場には…」
クリスティン:「わかっている。これ以上関われば君たちも危ない」
レイラ:「過ぎたことを申しました」
クリスティン:「いや、気にするな。この件については私の見込みが甘かったと言わざるをえない。とにかく、これからは私と私の部下を動かして事にあたる。だが…もし君が我が隊の所属になった暁には、また力を貸してくれ。冒険者ではなく、騎士団の一員としてな」
レイラ:「はいっ! 私でよろしければ!」
クリスティン:「いい返事だ。では一層励んでくれ。ぜひ一度ユークライント密林へも赴いて欲しい。今後の作戦で重要な役割を果たすだろうからな。入隊は…あと8日かな」
レイラ:「それまで精進いたします!」このあたりで退出します
レイラ:(彼らを巻き込んでしまったのはわたしの責任…危険は聞かされていたのに…信頼も得ることができないまま…)
GM:ではレイラは執務室の扉を出て、夕暮れの廊下に憂いを抱いたレイラの背中で、シナリオを結びましょう
成長報告のコーナー
アークの成長処理
成長ダイス(6、1)→器用度+1を選択
技能成長 なし
ヘビーメイス、ポーション類、つけヒゲの購入
アーク:これでヒゲアークの立ち絵が使える!
カシウスの成長処理
成長ダイス(2、3)→敏捷度+1を選択
技能成長 フェアリーテイマー2→3(冒険者レベルアップ)
戦闘特技《魔法拡大/時間》を習得
土属性、光属性の妖精と契約
魔晶石5点、妖精契約用宝石、宝石ケースを購入
アークに借りていた50Gを返済
カシウス:当分は生活費にも余裕がありそうだ
ノイの成長処理
成長ダイス(4、4)→生命力+1を選択
技能成長 シューター2→3(冒険者レベルアップ)
戦闘特技《武器習熟A/ガン》を習得
巧みの指輪の購入
ノイ:お金はいい銃を買うために温存
レイラの成長処理
成長ダイス(2、5)→知力+1を選択
技能成長 グラップラー2→3(冒険者レベルアップ)
戦闘特技《防具習熟A/非金属》を習得
知性の指輪の購入
レイラ:少しは前衛でも攻撃に耐えられるように…なってないですね
サラーの成長処理
成長ダイス(4、2)→敏捷度+1を選択
技能成長 セージ1→2
言語 汎用蛮族語(読文)を学習
ラップドボウ、ハードレザーの購入
サラー:新しい武器、防具は長くお世話になりそうね
幕間雑談
GM:さてと、次回シナリオに入っていくまえに、わたしこんなものを開発しました
アーク:ちゃんと読んだよ!
サラー:あら、おもしろそうじゃない
GM:次回のシナリオではこれを利用します。というか、今後ユークライント密林を通る際にはこのカードを使います
レイラ:本格的にダンジョン攻略が始まるんですね
サラー:ダンジョンよりも前にずいぶん厄介な政治対立を投げられた気がするけど…
人間関係について
GM:それから、PCたちの人間関係を整理しておきましょう
ノイ:わたしとレイラが気まずいね
レイラ:ノイさんが聞かん坊だから…
ノイ:レイラが事情を話してくれないのがいけないんでしょ?
GM:女子二人の気まずさに気づいている方は?
サラー:アタシが気づいてあげたいところだけど、今それどころじゃないのよね…
アーク:僕は気づかないよ!
カシウス:俺か…
ノイ:わたしと幼馴染なんでしょ、なんとかしてよ
カシウス:ただでさえダイス運に恵まれてないのになんか損な役回り…
レイラ:なんとかしてください、せめてダイス以外のところで
アーク:あはは、カシウス怒られてる
カシウス:俺の幸運がどこかに吸われている気が…
GM:では、そんな状態のままレイラが騎士団に去ってしまっては後味悪いですからね。レイラと過ごすことのできる最後のシナリオ。第3シナリオを開始していきましょうか。
一同:おー
次回予告
第3シナリオ「ユークライントの小遺跡」
冒険者というよりは何でも屋として仕事をしてきた5人。ここではじめて遺跡調査という冒険者らしい仕事が舞い込むことになる。目指すは南方に広がるユークライント密林! 魔剣の秘密が眠っているという遺跡へ、夢とロマンの冒険が今始まる!