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【ソード・ワールド2.0リプレイ】死者の街【英雄志望と二つの剣4th season 2−2】

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前回のあらすじ
ダインハイト要塞に詰め寄った英雄たち。その名に恥じない大活躍の末、あの破壊から半年に渡り放棄されていた都市ダインハイトの奪還作戦が実施されようとしていた。一介の冒険者に過ぎなかったアークたちはいま、英雄としてその城壁を見上げている。ダインハイトを取り戻すための最終作戦会議が始まった。

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GM:城門に破城槌が到達したので、それを叩き開けること自体には成功したのですが、いまみなさんは改めて、巨人との戦いの疲れを癒しながら(MPを回復しながら)作戦を相談しているという状態です

GM:この場にはシンとフレデリック、右翼の指揮をとるゴリさんがいます
GM:つまりは、慎重にいくか突っ込むかを選ぶ場面ですので、会話しながらどちらかを選んでくださいね
アーク:フレッド任せたぁ
コーラル:この面子じゃ突破以外選択ねーだろ
クキバミ:心外じゃなぁ(最爆行進士)

シン:「再度潜入部隊からの報告だ。やはり城門の内側に敵影が見られないらしい。より踏み込むべきかとの問い合わせだが、帰還を命じておいた」
クキバミ:「ふん、お優しいことじゃな。」
フレデリック:「被害は増えないに越したことはないだろう。それとも何か考えが?」>クキバミ
コーラル:「まぁ、味方の被害はすくねーほうがいいだろ。っつーか、意外と慎重派なのな、変態」
ゴリさん:「いや、俺はガンガン押した方がいいと思ってるぞ」>コーラルに
コーラル:「ゴリさんのことじゃねーよ」<変態=シン

レイラ:「罠の可能性もありますし、仕方ないかとおもいます」(慎重派)
クキバミ:「被害が増えるかどうかを語るなら少数に特攻させて情報を探ったほうがいいじゃろうに、それが部隊全体に作用するとは思わんか?」大のために小は捨てる派
クキバミ:確実に主人公と対立する奴である
アーク:それっぽい顔してうなずいてる(どっちもよくわかってない
コーラル:主人公わかってないぞ

コーラル:「まぁ、突っ込むのはアタイらの仕事だしな」
シン:「しかし後続と切り離すという敵の策は潰えたのも事実だ……君たちの言うとおり、もっと押してもいいのかもしれない。しかし……」
クキバミ:「ま、勝てばいいのじゃ勝てば、結果のあとに過程に意味が生まれる」
フレデリック:「……なら結果を生み出してもらおう。こういうのはどうだ」フレデリックが部隊を表す木の駒を手にとってダインハイトの地図の上で動かします

フレデリック:「欲しい情報は二つだ。敵が第二城壁の中にいるのか。そして隠れているならどこに隠れているのか……だが」

フレデリック:「一番大切なのは……『どこに隠れていて欲しくないか』だろう」
アーク:(一番隠れてほしくない場所……トイレかな?)

GM:というわけで、見識判定 目標値13です
クキバミ:任しときぃ
クキバミ:見識判定 2d6+11 → (6,4)+11 → 21
クキバミ:へへーん

GM:では、もう一度後続との連絡を立つ伏兵として、①騎士団寄宿舎周辺から出てきて、公王府に先鋒が閉じ込められるパターンと
GM:帝国との連絡を経つために②商店街区画から湧いて出て我が軍の後方を崩壊させるパターンの二つが考えられます

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ダインハイト城内図 オレンジと赤の区画が現在の警戒対象だ

クキバミ:……どっちもということは?
GM:相手のターゲットが英雄たちなら①、英雄たちを足止めして他の人たちを狙うなら②ですが、もちろんどちらとももあり得ます
クキバミ:こわぁい
GM:このいずれかの負け筋にさえ乗らなければ、勝ちはかたいと判断できるでしょう

アーク:トイレは?
GM:警戒するに越したことはありませんね
ゴリさん:(俺の店にはいてほしくねぇなぁ)
アーク:(なんか仲間の気配を感じた!)

クキバミ:「ふむ・・・、ここか、ここじゃな」フレデリックが動かした自軍のコマを挟むように二か所に敵のコマを置く
コーラル:「へー」
フレデリック:「同感だ。……つまり、その二箇所の偵察さえ行えれば、安全に行軍できる」
クキバミ:「ならば話は早いな、カシウス、マントを用意しておけ」
カシウス:「潜入か? なら俺だな」
フレデリック:「そういうことになる。無論正面から行って雄叫びでもあげれば、敵も嫌でも出てくるのかもしれないが……」
アーク:(叫べばいいのかな?)

レイラ:カシウスさん単騎で潜入になるんですか?
GM:もうひとりスカウトがいるじゃない
クキバミ:そういえば

シン:「潜入路は二つだ。寄宿舎側は危険だが陸路しかない。だが商店街なら運河を使うのがいいだろうな。泳いでいけるか?」
クキバミ:あ、最初のってそういう
カシウス:「……」
クキバミ:「こっちには偵察のプロとやかましいののプロがそろってる、相手の作戦などもう崩れたのも同然じゃな!」
GM:やかましいののプロってw
コーラル:「あー…ん? つまりなんだ。アタイが先に突っ込んで暴れてくりゃいいんだな?」
クキバミ:「しまった。両方できる奴がいたか……」
レイラ:「いやいやいくらなんでも無謀ですよそれは」
アーク:「暴れるのなら任せて!」

フレデリック:「暴れるつもりなら偵察もへったくれもない。行って順に叩き潰せばいい。だが両方の安全が確保できるまでは全体が入るわけにもいかないな」
コーラル:「ふんふん」
アーク:うんうん
レイラ:突撃の方向でいきます?

コーラル:んや、普通に考えるなら、偵察だな
コーラル:アタイの場合、前回程度の敵なら見つかっても何とかなるだろうし、耐えてる間に味方の増援がきてくれりゃ、何とでもなるさ。カシウスは隠密能力高いから呼びに行ってくれれば間に合うだろ
GM:では偵察路線にしてみますか
GM:まずはカシウスも同行できる寄宿舎側にしますか?
クキバミ:そっちで肩慣らしだ!
コーラル:んじゃぁ、そっちからいこう

コーラル:カシウスは水場の方は連れていけねぇの?
GM:もちろん無理やり運河を泳がせてもいいですが、水弱点なので相応のリスクはあるとお伝えしておきます
コーラル:ふーん、投げ込むか
カシウス:俺をなんだと思ってるんだ!

レイラ:「さすがに敵地で大声を張り上げるのは危険でしょうし偵察をした方がいいのでは?」
アーク:うんうん

コーラル:「敵地まで攻め込んだはいーが、敵の状況がまったく掴めねーってのもおまぬけな話だしな」
カシウス:「俺もそう思う。任せてくれれば様子を見るくらいなら問題ない」
レイラ:「ではどのルートからということになりますが、安全な水路はどうでしょうか? 危険を冒す必要もないでしょう」
アーク:うんうん

カシウス:「待てレイラ、落ち着け。水はな、危険なんだ」
レイラ:「? 水路と言っても水嵩はこれぐらいですよ?」腰ぐらいを手で刺しながら
レイラ:(忘れてる)
カシウス:「俺は寄宿舎側から見た方がいいと思うな。断然だ、間違いない。直感ってやつだな」
アーク:うんうん

カシウス:「な? クキバミもそう思うだろ?」
クキバミ:「……まあどっちもやるんじゃからどっちでもよい。まあリクエストにお応えして寄宿舎から取り掛かるぞ、皆体制を整えて置け。シン、お主は我と今後の展開について考えてくれ」
レイラ:追いつめられるカシウス君
コーラル:「あー、そういやコイツ、水苦手だったな」
コーラル:「大丈夫だ。カシウス」肩ぽむ「抱えて投げてやるから」
レイラ:「あっ……」察し
カシウス:「や、やめろ……コーラル、落ち着け……まだだから、な? まず寄宿舎だから……!」
アーク:「おぼれたら助けるよ!」
レイラ:「いやあなた潜入とか一番向いてないでしょ」
コーラル:「まぁ、まずは近い方からだなー」
シン:「では提案に従おう。二人は潜入部隊のものと一緒に順に偵察を頼む。残る君たちは……そうだな、帝国との対応について協議しておこう」

GM:では今回は潜入ルートで進めてみます
GM:第二城壁や公王府から気づかれないように、今回はあえて屋根ではなく地上ルートです。スカウトなのにもどかしいですね
レイラ:潜入しない組はなにかしておくことありますか?
GM:時間的に言っても潜入が終わって帰ってきた頃には終わりかもしれませんね。でも潜入もそう長くは描写しない予定だったんですが
コーラル:基本的には判定して、状況確認して、帰るって感じかな
GM:はい、その予定ではあったんですが、でもせっかくだから描写したいってのもわかるし、まずは隠密判定で進むところから順に描写していきましょう

レイラ:その前に
GM:なんじゃろう
レイラ:クリスティン・ヴェルチってここで行方不明ですよね?
GM:はい
レイラ:じゃあカシウスさんに伝えておきたいことが
GM:了解です

レイラ:会議が終わったあと、偵察に向かうカシウスさんに声をかけます
レイラ:「難しいかもしれませんがヴェルチ殿の安否の確認もお願いできますか?
カシウス:「へ? フレッドならここにいるだろ?」
レイラ:「お姉様のクリスティン殿です。できればフレデリック殿のお耳には入れたくないので内密にお願いします」
レイラ:私もずっと心残りだった
カシウス:「あー、そうか、あの人か。ちょっと顔が覚束ないんだけど……鎧着てる方の騎士だよな?」
レイラ:「はい金髪、碧眼の女性です」
カシウス:「まぁわかった。何かわかったら伝えるよ」
レイラ:「お願いします」

GM:では、隠密判定に入りましょうか


次回へつづく