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【クトゥルフ神話TRPGリプレイ】わたしは死体02

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前回のあらすじ
ヤンキードラマーの田村と火炎瓶看護師の茜は同郷の馴染みだ。茜がおぞましい悪夢から目覚めると、自室には自分と同じ姿をした死体が転がっていた。田村が家に来る予定があるというメモ書きにしたがって、慌てて死体を隠す茜。


合流するとも限らない

KP:というわけで、田村さんの出番です
田村:あいよ

来訪を拒む

田村:「おーい、来たから開けてくれよ」
:「はーい」ばたばたと玄関に向かい、キーチェーン越しにドアを開けます

KP:というわけで、キーチェーンを挟んでわずかに開いたドアから、茜が姿を現します

KP:シークレットダイス(田村 心理学)
KP:田村さんは茜がキーチェーンをつけて扉を開けるような、上品な警戒をする女性でないことを記憶しています
田村:違和感はあるわけだね。部屋の中を覗きます

:「ちょっと、なに覗いてるのよ」
KP:〈目星〉に成功したら何か見えることにしましょう

田村:目星(50) 1D100→94 失敗

KP:では綺麗に整理された部屋だなと感じます。来客でもあったのでしょうか
:じゃあ私から見ても綺麗になってるってこと?
KP:はい、そうですね。ということは、本来なら田村が中に入っても恥ずかしくないように掃除はしてあったようでもあります

田村:「なんだよ、中きれいになってるだろ。とりあえず入れてくれよ」
:「もうちょっと準備に時間かかるから、ちょっと下の喫茶店で待ってて」
田村:「……わかった。早くしろよ」

違和感の察知

KP:シークレットダイス(田村 心理学)
KP:このところあなたが感じていた彼女の様子がおかしいことと現在の挙動は明らかに関係していると思われます。相談がなかったということも含めて、この部屋に何か立場が危うくなるような秘密があると考えられます
田村:おっけー、原因が部屋の中にあると思っていいのね
KP:はい
田村:じゃあ玄関の様子が見える場所に移動して待ってようかな
KP:了解です


死体を隠す

KP:ではもう一度茜さんに主導権を戻します。怪しまれないようわずかな時間しかないと思いますが、何をしてから向かいますか?
:死体を隠す
KP:了解です。では〈隠す〉の判定でお願いします

:隠す(15) 1D100→8 成功

:フーン!
KP:初期値成功とはやりますね……ではそうそう簡単には見つかることはないでしょう

死体隠蔽の処理

KP:ここでの〈隠す〉の効果について説明します。このシナリオでは、死体の腐敗によって近隣住民に気づかれ、通報されるまでを5日と定義しています。しかしここで技能を活用して隠蔽を行うことで、期限を2日伸ばすことができます
:よかった
KP:というわけで、これから7日間で調査を終わらせて解決してください。今日が1日目です

:あれ?
KP:どうしました?
:私うまいことすれば戸籍がない人間になれるんじゃない?
田村:なってどうする
:浅間山荘に行く*1
田村:通報しました

死体の調査

:隠すついでに外傷とかの死因の確認がしたいです
KP:外傷はありません。毒物か病気か発作か、その手のものが原因と思われます

田村:でもこういう細かいことやると、来るのが遅いってことは僕にはわかるよね?
KP:そうですね、時間はかかっています。部屋の中をより探してから向かうか、このまま向かうかどうかお選びください
:室内の探索も気になるけど、先にモジャオに会いに行こう
田村:勝手にあだ名付けるな

KP:では、喫茶店で合流しましょう

喫茶店で合流?

田村:「遅かったじゃないか」
:「ごめんちょっと準備に時間がかかって」しどろもどろ
田村:「何をそんなに準備することがあるんだよ。服装も化粧も普段通りじゃないか」
:「ちょっと体調がすぐれないのよ」
田村:「なんか悪い夢でも見たのか?」
:「そういうんじゃないんだけど、ちょと私も混乱してて」

展開はダイスに委ねられる

KP:言いくるめ振ってみましょう いい感じの言い訳ができたか

:言いくるめ(5) 1D100→78 失敗

KP:でしょうね。ではしどろもどろな印象です
田村:じゃあ詰めていくか

田村:「それはこの前の話とかとも関係しているのか?」
KP:茜はアイデアでもしますか?
:するー

:アイデア(65) 1D100→50 成功

KP:成功ですね、では、田村の言う『この前の話』を思い出そうとしますが、あなたの記憶という記憶が抜け落ちています。とっさに喫茶店のカウンターに置いてあるカレンダーを横目で見て、今日があなたの考える日付と1ヶ月ほどずれていることに気がつきます
:じゃますます混乱しますね

KP:このことはあなたを動揺させるでしょう。正気度判定を実施します(0/1)
:正気度判定(40) 1D100→49 失敗
:正気度減少 1 (残り39)
KP:では、あなたは動揺を隠すことができません。自分の身に明らかに異常な事態が発生していることを自覚します

田村の勘は鋭い

KP:シークレットダイス(田村 心理学)
:頭の中で「探し物はなんですか~?」って流れてる
KP:田村さん、これってブラフでしたよね?
田村:ブラフだけどもなんか言われたら相談を持ち掛けられてるって返す
KP:なるほど

KP:では、あなたはこれまでの観察から、あることに気づきます
KP:先日街中で見かけたとき、明らかに顔色が悪かったのですが、今は確かに動揺があるものの、その時ほど深刻な表情をしていないこと、そしていま、彼女は『このあいだのこと』が存在しないにも関わらず、それがあるのではないかと必死に記憶を探り、カレンダーに目をやり、そして一瞬目に動揺を走らせたことがわかります
:口元に手をやる不安のサインを出してます
田村:だいぶ怪しいし、これは深刻かもな。日付に関係あるってことは、やっぱり事態が大きく動いたが故の動揺なのか
:完全に探偵役じゃない

昔馴染みの安心感

田村:「もしかして覚えてないのか?」
:「ごめんなさい、ちょっと覚えてなくて」
田村:「なんか大変そうだな。まぁコーヒーでも飲もうや、ちょっと落ち着こう。」
:「うん」と小声でつぶやいて紅茶のカップを回します
田村:「砂糖いるか?とってこくるぞ。」
:「いい、大丈夫だから」

トマト

田村:一息ついて
田村:「朝飯食ったのか?俺食ってないから軽食頼むけどどうする。」
KP:茜さんはそれすら覚えてませんね。お腹は空いてはいますが、食べる気分ではないかもしれません
:「おなかすいてないからいい」
田村:「とりあえずなんかおなか入れとけ」
田村:といって付け合わせのトマトを押し付けます。僕トマトNGなので
KP田村のトマト嫌いは記憶していますね
:こっちに来てもさすがに今は手は付けないですかね

同郷のよしみ

:「そろそろ食べられるようになりなよ、、、」
田村:「食べる必要が出たときはな」
:おおきな溜息
田村:ちょっと茜もリラックスし始めたころだと思うので
田村:「まぁ、たぶん話しにくいことだと思うから家来て酒でも飲まないか? 昼間っから飲む酒は格別だぞ」
:お前はダメな奴だ
田村:お前のためだろうが
:「ありがと、でもまだやることがあるから」
:あれ? これは別行動のながれかな?
田村:「まぁ、つらいことがあったら一緒に酒でも飲もうや。同郷のよしみやからな」

KP:別行動ですね、了解です。僕ならいちおうそれでも回せるかなと思います
KPシナリオ資料自体は合流を前提としていますので、良い子はここで素直に合流してね
田村:約束だぞ☆
:火炎瓶ぶつけちゃうぞ☆
田村:やば

KP:ではここでシーンを切りますね
田村:はーい

次の行動提案

田村:こっちはこの後、茜の職場とか火炎瓶仲間に聞き込みに行きたいかな
:そんなものはいない
KP:ゲバ棒仲間なら?
:いない!
KP:などと経歴を偽っていますが、案外まともに就職してる仲間がいるかと思うので、そういうことにしておきます


調査ノート

● 茜の自室には自分の死体があった。
● 死体が露見するまで7日間の猶予がある。
● 田村は茜の様子がおかしいことと、部屋の中に秘密があることを察知している。
● 茜はおよそ1ヶ月程度の記憶が抜け落ちているが、それ以前の記憶は残っていた。

告知

このセッションで遊んでいるシナリオ「わたしは死体」は、現在BOOTHで電子版を手に入れることができます。
ご興味の方はぜひチェックしてみてください。
hitoritabi.booth.pm

次回へつづく

*1:1972年に発生した連合赤軍による立てこもり事件。激しい銃撃戦となった。