【ソード・ワールド2.0リプレイ】氷壁を砕け!【英雄志望と二つの剣3rd season 3−6】
前回のあらすじ
雪原を抜ける冒険者たちだったが、天候が悪化し寒さがより厳しくなった。最果ての遺跡にたどり着くことができるのだろうか。
<前回 |第1シーズン|第2シーズン|レイラ個別|3−1|3−2|
コーラル:いったんクッキーが見つけた日の当たる場所に行って休憩だな
レイラ:吹雪状態でも大丈夫なんですか?
GM:効果は変わらないとしましょう。他の場所に比べれば風も穏やかですので、雪を掘ってビバークしてください
アーク:穴掘りなら任せて!
GM:休憩ポイントへの移動なので、カウンターは進まず、回復効果で7点に戻ります
コーラル:よっしゃ、じゃあ地図判定するか
コーラル:地図製作判定 2d6+6 → (4,5)+6 → 15 成功
カードを1枚オープン
【方角を見失う 北向きの針で回避 寒さカウンターが4進行する】
レイラ:ほんと北向きの針買っててよかったですね
クキバミ:あるとないとでは大違いじゃな
コーラル:これで経路は決まったな。北に行って探索、真東に進んで遺跡に到着だ
GM:では再びの豪雪地帯、あたりの景色は猛烈な吹雪にかき消され、かろうじて見えるお互いの姿を頼りに進みます
クキバミ:地図製作判定 2d6+9 → (1,5)+9 → 15 成功
カードを1枚オープン
【氷の岩壁 一人が登攀判定18 失敗時落下ダメージ(達成値不足分*3点)】
クキバミ:西に配置じゃな。完全制覇じゃ
コーラル:追加報酬もらってゴールだ!
カード未設置タイルに侵入
【旧時代の遺物 宝物鑑定判定の結果*200G】
GM:ミイラ化した死体から魔法文明時代の遺物を回収します
アーク:これはひとりだけ?
GM:はい、ひとりだけです
クキバミ:宝物鑑定判定 2d6+9 → (3,2)+9 → 14 → 2800G
コーラル:とりあえずまた埋めといてやるか
クキバミ:これは袴の中にこっそりしまっておこうかの……
コーラル:耳掴んでばっさばっさ
レイラ:「これさっきの遺体が持ってたやつじゃないですか!」
クキバミ:「ちっ、ばれたか(あとで配ろうと思っていたにきまっとろう!)」
レイラ:「本音が漏れてますよ!」ベアクロウ
クキバミ:「あだだだだ! ミンチになる!」
カシウス:「元気だな……こんなに寒いし氷まみれなのに……(ガタガタ)」実は水氷属性なのでどっちも苦手
アーク:「動けばあったかくなるよ?」
レイラ:「私にはこれがありますから」マントひらひら
クキバミ:「我の毛皮はシャンデル製*1じゃ」ふふん
カシウス:「さっきから景色が変わってない気がするんだが、ほんとにそろそろなのか?」
コーラル:「なんだよ、もう凍り付くのか?」
クキバミ:「我が今まで何か間違えたことがあったか?」そこそこある
GM:そのようなやり取りをして進んでいると、視界を塞ぐ吹雪の壁の中から、全く唐突に文明を感じさせる金属の構造物が姿を現します
コーラル:金属だと
GM:こんな環境下にも関わらず魔力が通っているのか、ところどころに淡く光る青い筋が走っており、さらに近づいてみると、それがかなりの大きさがある魔動機文明による巨大な建造物だとわかります
レイラ:おお……
GM:みなさんはその圧倒的な巨大さと神秘に満ちた存在感に、それこそがスレイン公爵の語っていた最果ての遺跡に違いないと直感することでしょう
レイラ:「まさか、こんなに大きな遺跡が本当にあるなんて……」
クキバミ:「中身はまさに謎という感じじゃな」
カシウス:「しかもまだ生きてるのか……?」
レイラ:「光ってるところもありますからね、恐らくは」
コーラル:「しかしデケェ遺跡だな。しかもえっらい頑丈そうだ」がんがん
レイラ:「貴重な遺跡ですから、丁寧に扱ってくださいよ」
コーラル:「こりゃ壁ぶっ壊して一直線に進むってわけにもいかなそうだな」
クキバミ:「こんな貴重なもの壊そうと思う気が知れぬわ」
GM:さて、感覚的に言えば田舎の学校くらいには広い敷地のあるその遺跡ですが、外周を見聞したところで次のことに気づきます。あきらかに遺跡の入り口と思われる大きな門型の入口が開いたままになっています
レイラ:「あ、ありましたよ入り口。入ったところで休憩にしませんか? 体も冷えてますし、移動もずいぶんかかりましたから」
カシウス:「そうだな、吹雪に当たりっぱなしじゃさすがにきつい……火、つけようか?」
レイラ:「お願いします」
コーラル:「じゃあ飯の準備するわ」
レイラ:「私もやります」
コーラル:「塩ふって焼くだけだから手伝いはいらねぇよ」焚き火にぽーん
レイラ:「えっ、それは……」
アーク:「僕かまくらつくる!」ザックザック
レイラ:「あ、アークさん、ついでにお湯沸かすので雪持ってきてください」
カシウス:「……なぁクキバミ、遺跡、やっぱり生きてるんだろ?」
クキバミ:「言葉の意味にもよるがな。魔動機の動力源は機能しておるのだろう」
カシウス:「なら、なんでここ開いたままなんだ?」
クキバミ:「……故障であればいいがな」
カシウス:「……近場だけでも安全かどうか見ておくか、えっと……」誰か手伝ってくれそうな人を見渡し
クキバミ:「あやつらは聞かんじゃろ、我が行くぞ。実は我も入りたくてウズウズしていたのだ」
カシウス:「ありがとな。ま、すぐそこまでだけど……」
アーク:「雪だるまできたよ!」
レイラ:「あ、ありがとうございます」頭を鍋に移して
アーク:「あっ!」
GM:あたまーーーー!
次回、遺跡探索パートへつづく
*1:この世界の高級ブランド