TRPGをやりたい!

電源・非電源ゲーム全般の紹介・考察ブログ

【ソード・ワールド2.0リプレイ】悪霊使いの家【英雄志望と二つの剣3rd season 2−14】

<前回 第1シーズン第2シーズンレイラ個別3−13−2

 

前回のあらすじ

罠を解除したカシウスが再び気絶した。レイラが意識を囚われたために火力が不足する戦場で、罠まで駆使して抵抗する魔女マグダレーナを倒すことができるのだろうか。

 

第4ラウンド冒険者サイド

コーラルの行動

コーラル:このラウンドで決めるぞ

デスサイズ能力発動(HP-5)
通常攻撃 対象マグダレーナ
 命中判定 2d6+13 → (3,1)+13 → 17 win!!
 回避判定 2d6+11 → (1,4)+11 → 16
 威力37(C11)+16 →(1,4)→ 6+16 → 22
 防護点8 14点物理ダメージ

コーラル:「っ……浅いっ! クッキー! アーク!」

クキバミ:「おうともさ!」

アーク:「ちっちゃい子! 僕にもファナティシズムちょうだい!」

セリン:「ちゃんと殺してよね」

 

セリンの行動

ファナティシズムを行使 対象アーク
 行使判定 2d6+7 → (6,2)+7 → 15 成功
 アークの命中+2、回避-2

 

アークの行動

通常移動 敵後方乱戦エリアに侵入
魔力撃宣言 対象マグダレーナ
 命中判定 2d6+14 → (3,2)+14 → 19 win!!
 回避判定 2d6+11 → (5,1)+11 → 17
 威力31(C10)+22 →(2,1)→ 2+22 → 24
 防護点8 16点物理ダメージ

アーク:カシウス邪魔したな!

カシウス:えぇ……

コーラル:クッキー頼む!

 

クキバミの行動

グレネードを行使 魔法制御 対象マグダレーナ
 行使判定 2d6+11 → (5,4)+11 → 20 win!!
 精神抵抗 2d6+9 → (6,3)+9 → 18
 威力30(C10)+10 →(2,4)→ 6+10 → 16
 16点炎属性魔法ダメージ

コーラル:やったか……!?

カシウス:どうだ……?

アーク:……

GM:クキバミの放ったグレネードの爆炎の中から、ゆらりと黒い影が現れ、瞳を赤く輝かせます

マグダレーナ:「きひひ」

アーク:まだか!

 

第4ラウンドエネミーサイド

マグダレーナの行動

武器を操る 対象コーラル

GM:コーラルが手に入れたばかりの大切な武器が突然勝手に動き出し、コーラル自身を切り裂こうとします

コーラル:ま、まてい!? て、抵抗はっ!?

GM:え? 必中ですよ

コーラル:まじかよ……

 威力34(C11)+8+1 →(1,5)→ 7+8+1*1 → 16
 防護点8  8点物理ダメージ(コーラル残りHP28)

GM:デスサイズとはいえ使い手が違うとこんなものか

コーラル:ふっ、やはりこいつを使いこなせるのはアタイだけってことさ

GM:では、冒険者サイドの行動お願いします

 

f:id:xuesheng:20180919202355j:plain

 

第5ラウンド冒険者サイド

コーラルの行動

コーラル:ムカついたからアタイが仕留めにいくぜ

デスサイズ能力を発動(HP-5)
 命中判定 2d6+13 → (4,3)+13 → 20 win!!
 回避判定 2d6+11 → (2,4)+11 → 17
 威力37(C11)+16 →(4,3)→ 8+16 → 24
 防護点8  16点物理ダメージ

コーラル:「アタイの得物を……自由に扱えんのはアタイだけだぁっ!!」鎌の端で引っ掛けて、思い切りぶん回して壁に叩きつける

GM:始終笑っていたマグダレーナは、その一撃を受けて ぐぎぃっ と醜い悲鳴をあげます

GM:壁から崩れ落ち、這いつくばってそこから逃れようと腕を伸ばしたところで、ついに力を失います

GM:戦闘終了です

 

f:id:xuesheng:20180919202449j:plain

 

戦闘終了 冒険者勝利!

 

GM:順に処理していきましょう。初めはカシウスの回復からですね

アーク:しょうがないなぁ、シールドアウェイクンで起こすよ(残りMP5→0)

アーク:「カシウス起きて」盾でがつん

アーク:行使判定 2d6+7 → (1,1) → 自動失敗

アーク:あ……

カシウス:……

アーク:「あれ? 起きない」

クキバミ:我のアウェイクンポーションはさっき使ったからもうないぞ

カシウス:ぴくぴく

コーラル:アタイが持ってる、使っとけ

カシウス:助かる……

 

カシウス:「げほっげほっ、無事か!?」がばっ

クキバミ:「お主よりは無事じゃよ」

カシウス:「そうか……無事ならよかったよ……いてててて」胸のあたりを抑えつつ

GM:カシウスをみんなで寄ってたかって回復してる頃には、セリンが動かなくなったマグダレーナを見て腹を抱えて笑っています

セリン:「殺した! 死んだ! ははっ はははははっ! 死んだ!」大喜びです

コーラル:もう動かないのか?

GM:はい、死んでたのが動いていただけですし、死んだものとして扱います

コーラル:……なるほど、そいつは困ったな

 

コーラル:「とりあえず、本当にやばいやつだったってこともわかったし、依頼は達成ってことだろうけど……レイラのやつは結局どこ行ったんだ?」

クキバミ:「あ、そうじゃ! レイラどこじゃー!」ダバダバダッシュ

 

 

GM:威力ダイスのクリティカルでレイラなしで押し勝ちましたね。では、レイラの救出はちょっと別の演出にしましょう

GM:クキバミはレイラを探しに地上階へ駆け上がりました。いくつかの扉を開けて中を見ては、誰もいないのを確認して閉め、また別の扉を開けてとバタバタと繰り返した末にひとつの扉を開けたとき、

GM:ボロボロの広く暗い部屋の奥でレイラが倒れているのを目にします

クキバミ:「レイラ! 大丈夫か!?」走って駆け寄るぞ

GM:では、駆け寄ろうとしたクキバミに立ちふさがるように、突如マナが凝集して人影のような黒い何かが立ちふさがります

何か:「寄るな」

クキバミ:「なんじゃ偉そうに! 名を名乗れい! このこの!」突っかかろうとして転ばされてるであろう

リリィ:「やめて!」突っかかろうとすると意外にも抵抗せずたじろぎます

GM:その後ろでレイラはベッドの中で目覚め、母親にクキバミが楯突いているのを目にします。とはいえ、その古びたベッドはクキバミの目から見ればベッドかどうかもあやしいところです

クキバミ:「お! 目覚めたか! 助けに来たぞ! 早く一緒に帰るのじゃ!」

レイラ:「クキバミさん……? お母さんに何をしてるんですか?」

GM:黒い影はふわりと分散して、レイラの後ろに隠れて再び形をとります

リリィ:「レイラ、この人たちがこの家を壊そうとしているの。あなたがここを守らないと……」

クキバミ:「なに!? 珍しい母上じゃな……どうも、娘さんと冒険者をやらせてもらっている……ってそんなわけあるか! これは幻覚じゃ! 目を覚ませレイラ!」

レイラ:「何を言ってるんですか、ここにちゃんといるじゃないですか。落ち着いてください」

リリィ:「レイラ、この人たちはあなたの安らぎを壊しに来たの……いつもそうだったでしょ?」

 

カシウス:「クキバミ、誰と話して……レイラ! そこにいたのか!」おっす、おらHP1

アーク:危険すぎる……

レイラ:「またですか……また壊しに来たんですね。私の居場所を奪って、今度は家族も引き裂きに来たんですね」

コーラル:「おいおい、どういう状況だ? あの変な影が原因か?」到着と同時に武器構え

クキバミ:「おそらくな。あれを討ち払う以外に方法は……」

レイラ:「家族を捨てて逃げ出したあなたには、私の家族を奪わせません」クキバミに

クキバミ:こっちが捨てられたんじゃ! タビットなんてそんなもんじゃ!

アーク:「カシウス! ちゃんとこの子連れてってよ!」笑っておかしくなってる子を担いでくるよ

 

リリィ:「あなたの場所を守って、レイラ。あなたの家族を……」

レイラ:「……」一歩二歩と進み出て

レイラ:魔力撃で攻撃します。クキバミさんに

GM:了解です、クキバミは危険感知判定での反応を許可します

 

レイラ:命中判定 2d6+8 → (2,3)+8 → 13

クキバミ:危険感知判定 2d6+10 → (2,3)+10 → 15

クキバミ:じゃが! 我は漢立ち! 回避などせん!

GM:では、レイラが攻撃姿勢にはいって重心が動いたとき、クキバミの鋭敏な第六感がレイラが本当に攻撃を仕掛けてくると直感しますが、それでも本当に拳が当たるその時までレイラを信じ、身動きを取らずにその拳を受け止めます

レイラ:威力10(C10)+20 →(2,4)→ 3+20 → 23

クキバミ:防護点3点で20ダメージ……どっこい生きてる

GM:クキバミの軽い体がレイラの拳を受けて弾き飛ばされます

 

カシウス:「!!? おい、レイラ何を!?」

コーラル:「レイラ、てめぇっ!?」

レイラ:「あなたも、壊しにきたんですか?」カシウスにゆっくり向き直って

カシウス:俺が今殴られたら死ぬ!

コーラル:「っ……悪く思うなよ……!」レイラに攻撃を

クキバミ:「まてコーラル! 我は問題ない!」

コーラル:ピタッと止めよう「生きてたかっ! けどよ! レイラのやつ完全に操られてんぞ!」

カシウス:「なぁ、落ち着けよ、レイラ。俺たちは何も壊す気なんて……こんなことしなくても……」

リリィ:(この人たちはあなたを受け入れない……あなたの平穏を壊す人……)

レイラ:「こんなこと? あなたと違って、私は失敗できないんですよ」拳を握ってカシウスに近寄って

カシウス:間合いとって下がるよ、死にたくない

レイラ:「ナイトメアのあなたと違って、いくらでも時間があるあなたと違って、私には失敗している時間なんてないんです」

カシウス:「!」寿命が違いすぎるもんな

レイラ:「だから私は今、ここを壊されるわけにはいかないんです!」拳振り上げます

GM:カシウス死んじゃうのでかばう行動は許可します

コーラル:戦闘態勢だったからアタイが入ろう。嫌だなぁレイラに殴られるの

レイラ:威力10(C10)+20 →(1,6)→ 3+20 → 23

コーラル:防護点8、15点食らって残り7点

コーラル:「バカ! けが人はすっこんでろ! いまのこいつはやべぇんだよ!」

レイラ:「邪魔をするな!」

コーラル:ちっ……アタイはカシウスやクキバミと違って甘かねぇぞ……反撃だ

コーラル:「……どらぁっ!」

コーラル:命中判定 2d6+11 → (6,1)+11 → 18 win!!

レイラ:回避判定 2d6+8 → (1,5)+8 → 14

コーラル:威力37(C11)+11 →(2,5)→ 8+11 → 19

レイラ:防護点4、15点受けます

レイラ:弾き飛ばされますが、片手ついてバランスをとって姿勢を戻します

カシウス:あわわわわわ……

クキバミ:何か、何か方法は……

レイラ:「なんであなたは、いつもいつも邪魔ばかり……」

コーラル:「あぁん!? 仲間に殴りかかる奴の邪魔すんのは当たり前だろうが!」

レイラ:「仲間だったら、お母さんを殺そうとしてもいいんですか!?」

コーラル:「お母さん!? わけわかんねぇことを……操られてんじゃねぇぞ、情けねぇ!!」

レイラ:「お母さんが死んでから、私がどんな思いをしてきたか! 女だった私がどんな思いをしてきたか、あなたにわかるわけない!」支離滅裂

コーラル:「ぁぁああっ! わかるか、この……馬鹿野郎!」デスサイズ投げ捨てて素手殴り

レイラ:わかるわけありません! 自分でもわかってませんから! あとパンチ避けません!

コーラル:威力0(C12)+10 →(2,1)→ 0+10 → 10

レイラ:防護点適用しません。10点受けて、あたりのものを巻き込みながら倒れます

GM:さて、殴り飛ばされたクキバミ、満身創痍のカシウスをかばって重傷を負ったコーラル、そのコーラルの攻撃を受けてなお、憎しみか絶望か、何が彼女を動かすのか、ふらふらと立ち上がるレイラ……

レイラ:「こんなに悲しいのに、偽物でも、私がいてもいい場所を手に入れたのに……あなたはまたそれを壊すんですか! アァーーク!!」吠えるように

アーク:「……。カシウス、この子お願い」

カシウス:「え? おい……ととっ」

 

アーク:「僕はバカだからさ、何を壊したのかわかんないし、また壊そうとしてるのかもしれないけどさ……」

レイラ:拳を握って睨み構えます

アーク:「レイラのいていい場所はそこじゃないよ」

レイラ:「やっぱり……やっぱり壊すんじゃないですか……!」殴りかかります

アーク:盾で受け止めるよ

レイラ:威力10(C10)+20 →(6,2)→ 4+20 → 24

アーク:防護点11で13点ダメージ。

アーク:「うん、壊すよ。レイラのいる場所はここじゃない」盾で受け止めて

レイラ:「それなら、私は……私はどこに行けばいいんですか!!」

アーク:「僕たちと一緒にいればいいよ。レイラの場所は、仲間のところでしょ?」

レイラ:「……」

 

レイラ:精神抵抗に再挑戦していいですか?

GM:あくまでダイスで決めますか、いい態度ですね。では、目標値は下げてあげますよ、15に(1しか下げないんかい)

レイラ:魔力撃使ったので-1なので変わりませんね

GM:酷いオチだ

アーク:僕がGMに魔力g……

 

レイラ:精神抵抗 2d6+8 → (2,6)+8 → 16 成功

 

アーク:あ、やっぱりいいです

GM:お前いま何しようとした! 言え!

GM:では、レイラは自らの意思で悪霊の洗脳を解除できるようになります

レイラ:「……」

 

レイラ:「私は騎士じゃないし、冒険者じゃないし、あなたの操り人形でもない!!」振り返って、リリィに向かって拳を振り抜きます

GM:回避するようなモンスターデータはありません、命中します

レイラ:威力10(C10)+20 →(6,4)→1回転!→(5,1)→ 5+3+20 → 28

GM:レイラが拳を振り抜くと、そこにあるのはマナで形取られた偽りの写真たてが浮いているだけです。レイラの拳はそれを貫き、瞬く間にその周囲の歪んだ黒い煙は霧消していきます

GM:レイラの目に映っていた懐かしい部屋は、全体にヒビが入ったように砕け散り、偽りの姿からただの古ぼけた洋館の放置された一室へとたちどころに姿を変えてしまいます

 

レイラ:「……」膝から崩れ落ちます

アーク:受け止めた方がいい?

レイラ:お願いします

 

GM:では、レイラが気を失ったところで、エンディングに入っていきましょう。

 

 

次回へつづく

*1:魔法の武器の追加ダメージ1点