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【ソード・ワールド2.0リプレイ】悪霊使いの家【英雄志望と二つの剣3rd season 2−6】

<前回 第1シーズン第2シーズンレイラ個別3−13−2

 

前回のあらすじ

狂気に陥った人を治療すると、館の中でポルターガイストが発生していることがわかった。しかしどうやら事情はそれだけではないようだ。魔女のマグダレーナ以外にもあの館に住んでいるらしく、教会の助けを借りないとか、みんながそれを黙っているとかで、何やらわけありのようだ。朝食を済ませた冒険者たちは幽霊屋敷へと向かうのだった。

 

GM:では、曇り空の館です。石の門にはすでに蔦が絡まり、庭にも乱雑にくさが伸びきって、昼間だというのにどこか空気は重く感じます。元来寒いこの地域では幸いにして背の高い草や木が育ちにくく、それが幸いしてなんとか庭の体を保っているような汚れきった庭に、注意深く見れば頭蓋骨のない小動物の骨が落ちていたりするのに気づくかもしれません。門扉の錠はすっかり脆くなって、衛兵たちが入ったときに壊れてしまっています

カシウス:「雰囲気がどうも不気味だな。人の気配がまったく……」

アーク:とつげきー!

GM:では、そんな館に入ったところで、いちど探索判定をしましょう。庭と館の1階を調査します。庭ならレンジャーもいけるということで

 

探索判定

カシウス・クキバミ・コーラル成功

 

GM:さて使用人部屋まであるずいぶんな邸宅です。魔法の発動体や手書きの魔導研究書なども見つかります。そのほか薬草・毒草類が小さな瓶に入れられていたり、乾燥した動物の死骸なども見受けられます

レイラ:研究の内容ってわかりますか?

GM:レイラなら魔法文明語が扱えますし、ちょうどこの人と同じ系統の魔術を学んでいるので、わかります

GM:これは操霊魔法の研究ですが、素人の独自研究ということもあり、その解釈は独特でクセの強いものです

レイラ:操霊魔法ですか。魂と肉体の研究ですね

GM:はい、そういうことになります

コーラル:きっとどこかに日記が落ちてるぞ

カシウス:あぁ! 窓に! 窓に!

 

GM:さて、ついでに素材のうち換金できそうなものでも探しましょうか。発動体も金になりますよ

アーク:取ってっていいの?

GM:特にペナルティは予定していません

アーク:じゃあ持って行こう、金だ!

GM:薬品学判定で11以上で金目の素材を見分けられます

 

薬品学判定

クキバミ成功→1d6 * 20G = 60G取得

 

クキバミ:安物しかないな

カシウス:もっと細かく調べればあったのかもしれないが……

コーラル:アタイらの仕事は悪霊退治だからな

 

GM:さて、続いては足跡追跡判定です。この館で姿を消した老婆の最後の足取りを調べましょう

コーラル:そんなものわかるもんかね

GM:冒険者ですから。目標値は12とします。

 

足跡追跡判定

コーラル・クキバミ 成功
カシウス 失敗

 

コーラル:おい、スカウト

カシウス:無理に決まってんだろ! っていうか基本値同じ(3人とも2d6+6)なのに!

クキバミ:年季が違うのさ

GM:それではコーラルとクキバミは探索の中で人間の生活の痕跡を見つけます。なによりろくに掃除がされていなかったことから、ものの散らかり方と埃の残り方でしばしば通っていた生活動線を特定することができます

コーラル:生活の跡って新しいのか?

GM:はい、噂が聞かれるようになった時期よりは新しいと考えていいと思います

コーラル:まだ生きてやがるな

クキバミ:あるいは、死んで動いているかもしれんの

GM:その生活動線を辿っていたところで、2人はもう一度探索判定をお願いします。目標値は再び12です

 

探索判定

コーラル・クキバミ成功

 

GM:その動きを辿っていると、一箇所不自然な場所で足跡が途切れる場所を見つけます。足跡が壁の中に吸い込まれるようになっており、そこに秘密の通路があるのだと推測できます。

コーラル:「おい、こっちだ。ここに別の入り口があるみてぇだ。叩き壊すか?」

カシウス:「よく気づいたな……」

クキバミ:「すぐに壊そうとするとはこれだから……」

アーク:地下室かー この館って2階もあるんだよね?

GM:誰も地下室って言ってねぇだろ!

レイラ:地下が本丸でしょうし、2階調べてからでもいいんじゃないですか?

GM:誰も地下室って言ってねぇだろ!

コーラル:でも2階って動くベッドがあるんだぜ?

クキバミ:窓から落とされるぞ

GM:『悪霊の家』じゃないから!*1

コーラル:ま、ソード・ワールドだからそうそう死なないし2階から行ってみるか

カシウス:いや、扉の開き方だけ調べておこう

クキバミ:それは悪くないな

アーク:カシウスまたドアに潰されちゃうの?

カシウス:そんなわけないだろ!

 

GM:では念のため皆さんの位置を確認しておきましょう

GM:カシウスが壁を調べてて、コーラルがすぐ近くにいて、

アーク:壁に突撃したがってるからカシウスのすぐ後ろ

GM:レイラが後ろの方にいて、アークはカシウスを覗き込んでて、クキバミは……

クキバミ:アークの頭にのっかってるぞ

アーク:定位置

GM:ではカシウス、仕掛けを探すために探索判定で目標値13です

 

探索判定

カシウス:2d6+6 → (5,6)+6 → 17 成功

 

GM:仕掛けを見つけました。石像の首が起動スイッチになっているようです。しかし安易に触ると呪い属性の魔法ダメージが部屋全体を包みます

カシウス:「……これだな。だが下手に触るとヤバそうだ。魔術による工作みたいだが……」

コーラル:「解除できねぇのか?」

カシウス:「仕組みがわかればな」

GM:解除するためには解除判定で14あるいは誰か一人が部屋に残って犠牲になってください

アーク:カシウス

カシウス:差し出すなよ! 解除させろよ!

カシウス:「……これなら、やれないこともなさそうだな。ちょっとやってみる」

コーラル:よし、全員退避だ

クキバミ:だな

カシウス:ちょっとは俺を信用しろよ!

アーク:そうだよみんなひどいよ(離れます)

レイラ:あ、私も

カシウス:見とけよ、俺が本物のスカウトだってところを……

 

解除判定

カシウス:2d6+8 → (6,2)+8 → 16 成功

 

カシウス:ふっ……

コーラル:1が出てない……!?

GM:緊張の一瞬でしたが、カシウスは慎重にその装置の構造を理解し、バネを外して魔法結晶の発動装置を解除します

カシウス:「よし、これで解除できた……と思う」振り返ってみんなが離れてるのを確認して石像のスイッチ起動

クキバミ:「不安じゃなぁ、ほんとに大丈夫かのぅ?」

GM:カシウスが起動すると、石の壁が動き始め、薄暗い地下への階段が姿を現します

コーラル:やっぱり地下かぁ

クキバミ:地下だな

GM:落胆するなよ! 期待通りだろ!?

カシウス:「これで大丈夫だ」

GM:あ、カシウスは解除の過程で、謎の魔力が詰まった罠用の魔力結晶を手に入れました。おめでとうございます

コーラル:「たまにはやるじゃねぇか」

カシウス:「たまにってなんだよ。クキバミ、これ、何かわかるか?」

GM:見識判定16です。希少です

 

見識判定

クキバミ 失敗

 

クキバミ:「いや、見たことがないのぅ。魔力を発動する結晶といったら、髪飾りに使われたりもしているが……」

GM:そうですね、それと同じくらい、1500Gくらいにはなるでしょう

カシウス:「そうか。俺じゃ落として大変なことになりそうだから、預けとくよ。扱いは慎重にな」

クキバミ:「お主には言われたくないの」

カシウス:「それで、どうする? たぶんこの下には誰かいるんだろ?」

コーラル:「行っちまって早いとこケリつけたほうがいいんじゃねぇか?」

GM:みなさん危険感知判定を行ってください

カシウス:俺のせいじゃない!

アーク:誰も何も言ってないのに!

 

危険感知判定

クキバミ 成功

 

GM:危険というほど危険ではないので目標値高めですが、それに該当する判定がないもので*2

クキバミ:我の第6感がここは危険だとささやきかける! 耳ピク!!

GM:クキバミは隠し扉の反対側の壁から視線を感じます。もちろんそこには誰もいませんが

クキバミ:「いま後ろに誰かおらなんだか?」

コーラル:「ぁん? 誰かって、誰がさ?」

カシウス:「何言ってるんだ? 誰もいないだろ」

レイラ:何がありますか?

GM:様々な魔剤、本やろうそく、ぬいぐるみ、食器などの日用品です

レイラ:……

コーラル:「ビビってんじゃねぇよ、気のせいだろ」

レイラ:「……」

カシウス:「いまは地下に行こう。暗いし松明を……」

クキバミ:「うぅむ……気のせいか? 松明より我のフラッシュライトを使おう」

クキバミ:フラッシュライト行使判定成功

クキバミ:「……あ! レイラ! なんかおる!!」

レイラ:「!?」

アーク:「へ?」

クキバミ:「なんかおる! レイラー! なんかおるぞ! ぬいぐるみだ!」

GM:クキバミがそう言ってアークの頭の上からぬいぐるみをライトで照らすと、不恰好な女の子のぬいぐるみがむくりと立ち上がります

クキバミ:「おったーーー! 捕まえてたもーっ!」

レイラ:「!!」飛びついて人形の足捕まえられますか?

GM:命中判定11でどうぞ

 

命中判定 目標値11

レイラ 成功

 

レイラ:とっさに人形の足を捕まえて逆さに持ち上げます

 

ぬいぐるみ:「離して!!」

 

カシウス:「うおっ喋った!?」

クキバミ:シャベッタアアアアアアアア

レイラ:「操霊魔法の一つです。リモートドール。あなた、コンジャラーですね」

ぬいぐるみ:「うるさい! 触らないで! やめて! やめて!!!!」ジタバタ

レイラ:声っておばあちゃんですか?

GM:女の子です

コーラル:「ぉぉ、人形が喋って動いてる……なんか……いじめてるみてぇだな」

レイラ:「術者に影響はありません」

カシウス:「ははは……」

アーク:「でもかわいそう」

コーラル:「解除できないのか?」ぬいぐるみにつんつん

ぬいぐるみ:「あ!!」ぬいぐるみが動かなくなります

クキバミ:wwwww

カシウス:忘れてたなこいつ!

コーラル:「解除しやがった!」

 

レイラ:「逃してしまいましたね」

カシウス:「……今の間抜けなのが幽霊の原因か?」

アーク:「子供みたいだったね」

コーラル:「あ、そういえば」

クキバミ:「何か知っておるのか?」

コーラル:「料理人のにいちゃんがな、この館には別の人も住んでるって話を……」かくかくしかじか

GM:ガタン! 2階から物音

 

クキバミ:「どうやら、その同居人は上にいるようだな。間抜けなようだが」

カシウス:「なんであいつらは黙ってたんだ?」

コーラル:「さあな。捕まえてみりゃわかるだろ。上だ!」ダッシュ!

カシウス:「おいっ!」

アーク:「僕も!」

クキバミ:アークロボ発進!(頭上)

カシウス:「おい! お前ら!」追いかけ

レイラ:「……」ぬいぐるみの埃を払ってちゃんとした姿でテーブルにでも置いてあげます

GM:では、レイラ。あなたがそれをやってみんなの後を追おうとしたとき、階段の方ではなく、廊下の先の方に、あなたによく似た横顔の色白銀髪の女性がふっと姿を現して廊下の角を曲がります

レイラ:……私、その人影の後を追いますね

 

 

次回へつづく

*1:クトゥルフ神話TRPGのサンプルシナリオとして掲載されている最も有名なシナリオ

*2:2.5で異常感知判定が追加されたぞ! やったね!