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【ソード・ワールド2.0リプレイ】悪霊使いの家【英雄志望と二つの剣3rd season 2−5】

<前回 第1シーズン第2シーズンレイラ個別3−13−2

 

前回のあらすじ

神経質そうで気も狂っていそうな大金持ちのモーリスは「あの館に残っているあらゆる忌まわしきものを消し去れ」と強調した。依頼を引き受けた冒険者たちは、一晩休んだ後、仕事に取り掛かることにするのだが、その言葉はどこかにひっかかっていた。

 

GM:さて、今回は進行もフリースタイルで行きますよ。みなさん、翌日の昼前くらいに館に調査に行く前に、何かしておきたいことはありますか?

クキバミ:錯乱して出てきたという連中に話を聞いておきたいな

アーク:僕はラックしとかないと。お祈りお祈り

クキバミ:それが終わったらついてこい

アーク:そうか、サニティだ、治療しまくるぞー

GM:さて、邸宅の一角にある石造りの衛兵のための建物ですが、その一部が改装されて閉鎖病棟になっています。錯乱した兵士たちが徘徊しないようにするための措置ですが、そこまで案内したところで昨日の衛士長が扉の鍵を開けながら口を開きます

衛士長:「助かります。傷は治せても、あの錯乱ばかりは……」錠前を開けると閂を外して扉を開き、中へ進みます

クキバミ:「目は合わせないほうがいいぞ」

アーク:「そうなの?」

GM:中は高い位置の窓から光が差していて、ベッドが一つありますがそこには人の姿がなく、食事が散乱しています

衛士長:「ん? どこに……」

A兵:「くるなぁぁぁぁぁぁああぁぁぁあぁあ!!!」

GM:その叫び声で、人が一人ベッドの下に隠れていたことに気づけます

クキバミ:「アーク、仕事じゃ」耳ふさぎ

アーク:「任せて!」マルチアクション

GM:マルチアクションいる?

アーク:いる! シールドサニティ!

クキバミ:そうだった、こやつのサニティ盾でなぐるんじゃった!

レイラ:こっちも錯乱してるじゃないですか……

コーラル:サニティが効いても効かなくても静かにはなりそうだ

カシウス:ひどい話だ……

 

アーク:行使判定 2d6+7 → (6,3)+7 → 16 成功

GM:バコンッ!

衛士長:「えっ!?」

A兵:「いたい……」

アーク:「なおったよ!」

衛士長:(冒険者風のやり方なのだろうか……)

クキバミ:「オーケイ、さあ、お主の見たものを教えてもらおうか」

GM:ベッドから這い出たところでゴードンが状況を説明し、A兵は見たものを説明し始めます

 

A兵:「あんな家二度と行きたくねぇ! なんか人かゴーストかわからんくらいのゴーストが出てきて、気味の悪い変な道具があっちこっちから飛んで来るんだ。しかもただ飛んでくるってだけならいいぜ? そいつぁもう俺たちを殺さんばかりの勢いで来るんだよ! 魔女の館に違いなかったってわけさ!」

クキバミ:ポルターガイストだな

アーク:ポルターガイストだね

レイラ:子供の頃見ましたよ、映画怖かったですね

コーラル:何年の映画だよ……知ってるほうがすくねぇよ……

クキバミ:「明らかに敵意があるのぅ」

A兵:「そうなんだよ! まったくなんたってあんなもんを教会の助けなしに始末つけろなんて

衛士長:「ゴホン」

A兵:「……ま、まぁとにかくさ、あんたらでどうにかしてくれるならそれが一番いいよ」

GM:というわけで、魔物知識判定どうぞ、バレバレですけど(苦笑

 

魔物知識判定

 クキバミのみ成功→ポルターガイスト(ルールブック改訂版Ⅲ281ページ)

 

クキバミ:ふむ、いい敵だな

A兵:「そうだ、他の連中は? みんなにも『それ』やっといてくれよ。お目覚めバッチリだ」真っ赤になった右頬を撫でながらアークにそう言います

アーク:「え? まだいるの?」

衛士長:「あと2人います。お願いしても?」

アーク:じーっ(何かよこせ!)

衛士長:「まぁまぁ、いいではありませんか、同じ村に泊まったよしみですよ、はは、ははは……」

アーク:「ケチ」ぼそっ

GM:では一応形式的に行使判定だけどうぞ

アーク:はーい

アーク:サニティ行使2回成功(省略)

クキバミ:「そろそろ寝坊助も起きたじゃろ」

GM:では、このお礼は別のところで情報として差し出すことにして、礼拝堂の鐘が鳴って、一つ時が進んだことが村全体に知らされます

 

GM:ゴロンガランラン、ディンドンドン

 

コーラル:「ふぁぁぁ あと24時間……」

GM:格が違うぜ……

レイラ:起きてたけどベッドから出てなかったので、重たく這い出します

コーラル:鼻ちょうちん出しながらいい匂いがする方に歩く

カシウス:もうダメだな

クキバミ:寝坊助どころの騒ぎではないな

GM:じゃあ料理人のところまで歩いてもらいますね

コーラル:「むにゃむにゃ食い物……」

料理人ジェーコフ:「……」

コーラル:「むにゃむにゃ」

ジェーコフ:コーラルの顔面に焼けた骨つき肉をぶん投げます

アーク:勇気!

カシウス:シェフじゃなかったら死んでたぞ!

コーラル:がぶっ……もぐもぐもぐ……むしゃむしゃむしゃ……がつがつがつ!

コーラル:バキバキバキ

クキバミ:骨も!?

アーク:寝てるから……

コーラル:ごくん

 

ジェーコフ:「おめざ……めじゃねぇな、こいつ」

コーラル:「ん……くぁぁぁっ! あー、なんかいい夢見たぁ……んだが、どこだここは? ベッドじゃねぇな、あと顔がべたべたして気持ち悪りぃ」

ジェーコフ:「ここはあんたにとっては天国だよ、寝坊助の食いしん坊さん」

コーラル:「へぇ、アタイは地獄に落ちるもんだとばかり思ってたが、神様は意外と性根をみてくれるもんだな。……じゃあ天国のコックよぉ、朝食くれよ」

ジェーコフ:「はぁ……そんな調子じゃ幽霊に夢ごと食われちまうぞご客人。あんたあれだろ? 幽霊屋敷の件で雇われたって冒険者」肉切り包丁でダンダンッと小気味好く肉を骨ごと切ってスープ鍋に放り込みながら

コーラル:「おう、そうだぜ。なんだ? 幽霊って人を食うのか? 呪い殺すとかじゃなくて?」

ジェーコフ:「さぁな、俺は知ったこっちゃないよ。そういうのは冒険者の方が詳しいに決まってるさ、だけど……まぁどうせ旦那やゴードン衛士長は言ってないだろうから、ついつい口を滑らすコックがいたってことで、幽霊の正体についてちょっとだけアドバイスだ」

コーラル:「あぁん? なんか知ってるのか?」つまみ食いできる?

GM:まぁお好きなものをどうぞ

ジェーコフ:「いやな、俺が知ってるのは、あの家にマグダレーナ以外の人が一人住んでるってことだけだ」

コーラル:「はぁん、あの念押しはそーゆーわけかい」

ジェーコフ:「みーんな、そんなやつのこと忘れたことにしちまっているけどな、でもまぁなんだ……俺もあんまりみんなを悪くは言えねぇよ」

コーラル:「いっとくが、アタイは優しくも愚かでもねぇし、難しい話はめんどくせぇからすぐ忘れちまう。それでよけりゃ、飯が出てくるまでの暇つぶしに聞いてやるぜ?」

ジェーコフ:「……」スープ鍋を混ぜながら

コーラル:「……」もぐもぐ

ジェーコフ:「……いや、すまねぇ。俺も詳しく話す気分にはなれねぇよ。でも……そうだな、『ああいう差別』がまだ田舎村にはあるってこと、よそで言いふらさずに胸にしまってくれるよう、ご当主に代わって俺からお願いする。こいつはその代金だ」スープに大きめの肉を入れて渡します

コーラル:「……そうか」受け取ってガツガツと食って

コーラル:「夢で食った肉はうまかったけどな……こいつは、まずいや」

ジェーコフ:「すまねぇな」

コーラル:「いや、ごっそさん。ええと、あんた名前はなんて言ったっけ?」

ジェーコフ:「ジェーコフだ。滞在中のあんたらの飯は俺に任せろ。ちょっと無理言っていいもん出させてもらうよ」

コーラル:「そうかい。家が傾くくらいは食わせてもらうからそのつもりで用意しろよ、ジェーコフさんよ」

ジェーコフ:「へっ、そいつは楽しみだぜ」

 

GM:というわけでおまけの小イベントでした

コーラル:よーし、このシナリオ終了後にこの屋敷燃やそう

カシウス:魔女狩りだ! 燃やせ燃やせ!

GM:やめてよ! まだ悪気があったかわからないだろ!

アーク:まだ?

GM:やめてよ!

コーラル:燃やそう

レイラ:しかし差別ですか……このゲームで差別といえば、ナイトメアですね

カシウス:俺だな

アーク:最初隠してたもんね

カシウス:これ、俺がナイトメアだってわかったら、こいつらなんて言うんだろう

コーラル:まぁ今はやめとけよ、金はもらおうぜ

 

GM:では、10時くらいから仕事にかかりましょう

 

 

次回へつづく