時には背伸びして前線に飛び込む無料MOBA「Paladins」【フランク編】
どうもこんにちは。
お久しぶりの無料対戦型FPS「Paladins」紹介記事です。
あまりFPSが得意でない僕が挑戦する各役職シリーズの最後は、遊撃手「フランク」です。これまでに紹介した役職と異なり、フランクは明らかに個人での技量が問われる役職です。そんなフランクとして遊ぶと「Paladins」はどんなゲームになるのでしょうか。
フランクの役割
これまで正面火力を担当するダメージ、前線形成を担当するフロントライン、回復を担当するサポートを紹介してきました。今回紹介するフランクはそのいずれとも違う最後の役職です。
一般にフランクのキャラクターは耐久力が低く、その代わり移動系のスキルが充実しています。つまりスピードで相手を撹乱する遊撃手がフランクなのです。
その主要な役割は次の通りです。
- 敵の後方に侵入してサポートやスナイパーを倒す
- 味方の取りこぼしを追跡してトドメを刺す
- 敵の側面から攻撃して陣形を混乱させる
生存を意識するのが大切
実は全てにおいて重要なのは、生存することです。
これまでの3役職と異なり個人で行動し続けるため、サポートに回復してもらうことはできません。味方の火力支援も受けづらく、一人で状況を克服するプレイスキルが求められます。
1対1の撃ち合いで負けず、戦闘終了後に速やかに退避してどこかに身を隠し、自己回復後反復的に陽動攻撃を仕掛けるという動きが期待されます。
実践してみよう
キャラクター選択:Talus
今回はフランクのキャラクターから「タラス」を選びました。タラスはまさしく一撃離脱タイプのフランクで、生存能力には定評があります。ただ移動スキルに癖があるのが難点です。
タラスの移動スキル
体当たり
照準方向に体当たりします。敵に当たればダメージを与えることができます。照準方向に移動するため、逃走時には使いにくく、撃ち合いが競り合いになったタイミングで勝利を決定づけるために利用したいところルーントラベル
足元に設置後、一定時間経過するかもう一度発動で瞬時に設置位置にワープできる。敵に攻撃を仕掛ける前に物陰に設置しておき、敵を撃破したり十分撹乱したというタイミングで物陰に離脱するのに使う。使い忘れるとほぼ離脱は不可能なので、交戦前には必ず設置したい。
他のフランクキャラクターは、交戦後に離脱や回避に使える移動スキルが充実しています。その点タラスは、先に敵に見つかって攻撃を仕掛けられるとほぼ逃走は不可能です。とにかく相手に見つからないようにこそこそと移動することを心がけなければなりません。
対戦モード:チームデスマッチ
いつもは爆弾車を押し合うシージモードで楽しんでいますが、今回はチームデスマッチに挑戦してみます。フランクとしては前線がはっきりするシージの方がやりやすいかもしれませんが、フランクの練習にはもってこいのモードです。
チームデスマッチでは先に40キルしたチームが勝利になります。つまりデスを抑えてキルを取るのが重要で、うっかりすると死にやすいフランクには大きな責任が伴います。
視野を広く持ちたい
僕だけかもしれませんが、フランクでプレイするときにはとにかく視野を広く持ちたいという考えから、FPSモードからTPSモードに切り替えています。自分のキャラクターの背中が見える位置にカメラが動くので、FPSモードより広い視野を得ることができます。
対戦開始!
側面から飛び出して反復攻撃
まずは小手調べに側面から飛び出して攻撃してみます。もちろんルーンを設置することで離脱の用意は万全です。
しかし相手もタラスが同じことを仕掛けていて、離脱されてしまいました。1キル取っておきたかったところですがやむを得ません。
戦況を見極めて大胆な移動を
しかし敵の展開位置が思わしくありません。
橋を挟んで対峙しているので、側面から出ても敵の正面に出てしまいます。これでは火力が集中してデスに追い込まれる危険性があり、フランクの強みを活かせません。
そこでここは大胆な戦術を採用します。しばらく前線を離れることになりますが、大きく右に迂回して敵の背後をとりましょう。
相手フランクも考えることは同じ
しかし移動中に背後から攻撃を受けます。相手のタラスも同じように側面から回り込もうとしていたようです。相手に先に発見されるとどうしても弱いのがタラスくん。あと一歩のところまで追い詰めますが、ここは撃ち負けてしまいます。
このような前線以外でのフランク同士の撃ち合いは頻発します。こういう場面ではプレイヤースキルが勝敗を決するため、フランクはやはり撃ち合いの技術が最も求められる役職と言っていいでしょう。
リスポーンから再度背後へ移動すると……
リスポーンまでに異常に気づいた味方が敵タラスを撃退してくれました。ここは相手に先んじて背後をとるべく戦場を駆け抜けます。
こうなれば圧倒的な勝利は約束されたようなものです。まずは相手のサポートを潰して敵を壊滅に追い込みましょう!
裏取りから2枚抜きに成功しました! ルーンに戻ってもう一度身を潜めます。相手はこちらの潜伏場所には気づいておらず、さらに正面火力で敗北して死に体で敗走してきます。正面の味方と連携して丸ごといただきましょう!
移動技のクールダウンは大切
といって焦ってはなりません。タラスは移動技が機能しなければ簡単に撃ち負けます。相手がこちらに気づいていなくても、息を潜めてタイミングを待ちます。右下の技アイコンに数字が書かれていますが、これがスキルのクールタイムです。
とにかくタイミングを逃さない
しかしここで予想外のことが起こります。味方のもう一人のフランクが目の前でスナイパーに攻撃を仕掛けたのです。2対1なら移動技がなくても勝利は確実。あえて回復を待たずに突っ込み、2人がかりでスナイパーを沈黙させます。
フランクは慌ただしい職業ですが、だからこそ冷静に戦況を見なければなりません。絶えず移動して、絶えずチャンスを狙い続けるのです。
これで敵の前線は完全に崩壊しました。スコア的にも大差をつけています。
その後はフランク同士の撃ち合いが何度か起きましたがいずれも撃ち勝っていきます。フランクの撃ち合いはいつもギリギリの戦いになるので本当に恐ろしいものです。
忘れてはいけない撃ち漏らしの追撃
味方が撃ち合って退却したのにスコアが伸びないとき、撃ち漏らしが発生しています。相手の回復より先に素早いフランクが片付けてフォローしましょう。
とはいえ、この役割はタラスだとちょっとやりにくいと言わざるを得ません。味方が打ち合った場所に急行できるような移動スキルがないので、ポジショニングであらかじめ撃ち漏らしを狙える位置に移動しておく必要があります。
さて、この1キルがラストキルとなって、この戦いには勝利しました!
まとめ:フランクは判断力勝負!
というわけで、フランクでの戦闘を紹介しました。フランクの役職で戦場に飛び込むと、これまでとは全く違って、息を潜めてチャンスを伺うというムーブが発生します。また、必然的に1対1での撃ち合いも頻発し、これに撃ち勝つプレイヤースキルが要求されるようになります。
これまで紹介したダメージやサポートが比較的エイム技術を求められず、戦況判断が重視されたのに対して、フランクはエイム技術や敵の視線・視界判断といったミクロな判断が求められます。腕に自信のある方は、フランクにも挑戦してみるとよいでしょう。
こんな多様な楽しみ方がある対戦型FPS「Paladins」はSteamにて無料で遊ぶことができます。また、Nintendo Switchへの移植も決まっており、現在有料で全てのキャラクターが初めから使えるパックが販売されています。
気軽に始めることができるので、ぜひ一度体験してみてはいかがでしょうか。