【ソード・ワールド2.0リプレイ】再会の大地【英雄志望と二つの剣3rd season 1−8】
前回のあらすじ
冒険者たちは作戦を立てて人質の奪還作戦を開始する。二手に分かれた作戦はそれぞれにリスクのあるものだったが、状況から言って最善のものに違いない。アーク・コーラル・レイラの3人は騒ぎを起こして敵を引きつけ、その間にカシウスとクキバミで人質救出を図る。
GM:ではそんなところで戦闘に入りましょうか
コーラル:あ、酒使って食料に火でもつけられないか?
アーク:酒……持ってない……
カシウス:酒の種ならあるぞ
コーラル:よっしゃ少ない水に持ってるだけ叩き込め。火がつきやすい
カシウス:安いもんな、いいぞ
GM:了解です、まぁフレーバーみたいなものですからね、火がつくとしましょう
コーラル:やったぜ
アーク:騒ぐぞー
GM:では、作戦決行の時間まで時間を進めましょう。夕刻です。再び蛮族の陣地まで近づきますが、先にアークたち3人から処理します。隠密と突撃とどちらがいいですか?
アーク:突撃! 蛮族の晩御飯!! しゃもじ掲げて突撃だ!
コーラル:下手くそなリュートを奏でながら乱入だ!
レイラ:どうなってるんですか……w
GM:では、3人は特に隠れることなく、音楽と謎看板を掲げて突撃します
カシウス:くさ
アーク:BGM付きだ!
GM:反応したのは2体のボガードトルーパーです。シチュエーション戦闘を行います
シチュエーション戦闘
バルバロステイルズ収録。敵の全滅以外の目標を持ったマップ上の戦闘のこと。プレイヤー達の作戦に応えるために、クライマックスシーンの全体はシチュエーション戦闘として実施した。
【状況】ボガードトルーパー2体のうち1体が応戦し、
1体が伝令に走ろうとしている【目標】1ラウンドでボガードトルーパー1体の逃走を防ぐ
【分岐】成功:騒ぎはエーヴァに伝わらない
失敗:騒ぎがエーヴァに伝わる
GM:では、戦闘を開始します。つまり2人でボガードトルーパー1を撃破できれば、2番に追いついてミッション達成ですね。先制は冒険者側からとします
戦闘開始! vsボガードトルーパー×2
第1ラウンド冒険者サイド
レイラの行動
レイラ:じゃ行きます
通常移動 乱戦を宣言
キャッツアイ・マッスルベア宣言
魔力撃宣言 対象ボガードトルーパー1
命中判定 2d6+11 → (2,1)+11 → 14 win!!
回避判定 固定値12
威力10(C10)+20 →(3,3)→ 3+20 → 23
防護点7 23 - 7 → 16点物理ダメージ
追加攻撃
命中判定 2d6+11 → (2,6)+11 → 19 win!!
回避判定 固定値12
威力10(C10)+20 →(3,5)→ 4+20 → 24
防護点7 24 - 7 → 17点物理ダメージ(トルーパーダウン!)
レイラ:二人が陽気してる影から飛び出して、無言で脇に一撃、その後上から殴りつけます
GM:レイラの鉄の拳を受けて、相手は地面に這いつくばって気絶します
アーク:むごい
アークの行動
アーク:もう一匹に突撃晩御飯!
通常移動 乱戦宣言
魔力撃宣言! 対象ボガードトルーパー2
命中判定 2d6+12 → (2,2)+12 → 16 win!!
回避判定 固定値12
威力30(C12)+16 →(3,5)→ 8+16 → 24
防護点7 24 - 7 → 17点物理ダメージ
アーク:「逃がさないよ!」しゃもじアターック!
GM:そのしゃもじメイスだったのかw
トルーパー:「ギャフン!」
コーラルの行動
コーラル:ぼえー♪
アーク:海賊のくせにバード持ってないのはそれが理由か!
コーラル:うるせぇ! アタイに歌の才能はなかったんだ!
通常移動 乱戦参加
通常攻撃 対象ボガードトルーパー2
命中判定 2d6+10 → (4,2)+10 → 16 win!!
回避判定 固定値12
威力30(C12)+9 →(2,4)→ 6+9 → 15
防護点7 15 - 7 → 8点物理ダメージ
コーラル:「教えてやるぜ、こいつがロックだ!!」リュートをトルーパーの頭でへし折りながら
GM:紛れもなくロックだwww
アーク:こうして世界にロックが広がっていく……
コーラル:必死にバイトして買ったリュートを翌日に喧嘩で折っちまうことだってあらぁな
第1ラウンドエネミーサイド
ボガードトルーパー2の行動
通常攻撃 対象アーク
命中判定 固定値14
回避判定 2d6+7 → (2,6)+7 → 15 win!!
GM:では、伝令に走ろうとしたボガードトルーパーは二人に捕まり、慌てて反撃しますが、これも命中しません。
GM:シチュエーション戦闘の成功条件を満たしたので、お望み通り、情報は伝わらず、ここで騒ぎが発生します
アーク:たいへん上手に焼けました
GM:シーンを転じてカシウスとクキバミの方に移りましょう
GM:待機していたカシウスとクキバミは、陣地の反対側で煙が上がるのを確認します
GM:蛮族達はそちらに襲撃があったと感づいて、剣を抜いてそちらに急いでいます
カシウス:「よし、今なら! 行こう、クキバミ!」
クキバミ:「気張っていくぞ、カシウス」
カシウス:「ああ」力強く頷く
GM:では隠密判定をお願いします。目標値は12です
隠密判定 目標値12
カシウス:2d6+9 → (6,6) → 自動成功
クキバミ:2d6+4 → (1,6)+4 → 11 失敗
GM:しょうがないなぁ! クキバミの失敗分までクリティカルで帳消しにしてあげよう
カシウス:「クキバミ、こっちだ!」手をのばして気づかれそうになったところを引っ込める
クキバミ:「すまない、なにぶん潜入は不得手でな……」
カシウス:「役に立ててよかったよ。……よし、こっちなら誰もいなさそうだ」
GM:例の牢には相変わらず布がかけてあります
カシウス:「これだ、ここにレイチェルが……」布を払う
GM:カシウスが布を払うと、すでに扉が開いており、中には誰もいません
アーク:デスヨネー
カシウス:知ってた( ´◔‿ゝ◔`)
GM:ただそこには、カシウスが以前残していた紙が落ちています
カシウス:「いない!? ……自分で逃げたのか? いや、まさか……」拾って確認
レイチェル:『嘘ばっかりごめんね』
GM:紙には涙の跡が残っており、文字もやっとの思いで書いたと思われるほどひどく震えています
カシウス:「……」
カシウス:「また……また俺は……しくじったのか……?」
クキバミ:「伝言か?」
カシウス:「わからない。でも、たぶん連れて行かれた。……行こう、エーヴァのところだ」
クキバミ:「我らだけでか? 勝てんぞ」
カシウス:「でも行かなきゃダメだ。今ならまだ助けられる!」
次回へつづく