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【ソード・ワールド2.0リプレイ】再会の大地【英雄志望と二つの剣3rd season 1−4】

<前回 第1シーズン第2シーズンレイラ個別3−1

 

前回のあらすじ

北レシトリアの首都フラマンドの近くで冒険者たちを待っていたのは、ノイルのもとで諜報をしていたことで知られる謎の蛮族の女性だった。彼女はアークたちに北レシトリア不可侵と引き換えに首飾りを差し出すように要求する。この交渉のために人質をも用意していると言う。刻限は明日の夕方だ。それまでに情報を集めて態度を決めなければならない。

 

 

 

GM:というわけで、調査項目を開示します

 

調査項目

人質について
 聞き込み判定 9
 隠密判定 目標値はひ・み・つ

この付近の蛮族の情報
 聞き込み判定 11
 足跡追跡判定 13

取引の確証性
 文献判定 14

その他気になること
 判定適宜12

 

 

GM:隠密判定に失敗した場合、参加した人だけで即座に戦闘になります

カシウス:なん……だと……

アーク:がんばって! 骨は拾ってあげるよ!

カシウス:サヨナラ!

 

GM:というわけで、知りたい情報を選んで判定をお願いします

アーク:聞き込み判定って暴力+知力だっけ?

クキバミ:ぼ う り ょ く

 

コーラル:蛮族相手に聞き込みできるか?

GM:構いませんけど蛮族共通語ありませんよね?

コーラル:……オーガ系とか

GM:見破ることから始まる聞き込みになりますよ

コーラル:しかたねぇな、普通に聞き込もう。蛮族のうわさについて

GM:判定どうぞ

 

コーラル:聞き込み判定 2d6+6 → (4,5)+6 → 15 成功

GM:聞き込んでみると、この付近で最近猛威を振るっている蛮族がいるそうです

コーラル:「おっと、そいつはどんなやつだ? つえぇのか?」

商人:「あんたの倍はないかもしれないが、とにかくでかくて馬鹿力のやつだって噂だぜ」

コーラル:「パワー系か、そいつぁわかりやすくていいや。見た目は?」

商人:「毛がなくて、なんでも不気味に笑った顔で、手当たり次第に人を殺して回るらしい」

コーラル:「凶暴な野郎なんだな。しかし、討伐隊とかでてねぇのか? ここらへんの騎士は強いんだろ?」

商人:「そりゃ強いんだけどな。どうにも出てるのがそれだけじゃねぇらしいんだ」

コーラル:「ってーと?」

商人:「詳しいことは知らねぇが、ボガードの武装した奴があちこちで出てきては逃げ、出てきては逃げしてるらしくてよ。いったいどこを根城にしてんだかさっぱりだし、肝心の大型は倒せずじまいってわけさ」

コーラル:「はぁん。こまいのに撹乱されて、でかいのが好き勝手ってか。そいつぁ立派なゲリラじゃねぇの」

商人:「へぇ ゲリラってのか。まったく、蛮族ごときがどこで知恵つけてきやがったんだか」

コーラル:「指揮官がいんな、そりゃ。あんがとよ。あと、デカブツの特徴をもちっと教えてくれ。出現ポイントとかもな」

コーラル:50G渡そう。魔物知識判定できるか?

商人:「俺が聞いたのは全部じゃないぜ? ええとな……」

GM:というわけで、情報を持ち帰りました。デカブツについては魔物知識判定が可能です

 

魔物知識判定

 クキバミのみ成功

 →ゴーリー(ルールブック2-251、BT43)

 

クキバミ:「ゴーリーだな」

コーラル:「つえぇのか?」

クキバミ:「いや、我らなら何とかなるだろう。こちらにも似たようなのがちらほら居るしの」

コーラル:「ぁん?」

クキバミ:「しかし、本来そう知恵のない種族だ。他に指揮官がいると言うコーラルの読みは当たりじゃろうな」

コーラル:「あの女が指揮してると思うか? なんかあの感じとやり方が違う気がすんだよ」

カシウス:「たしかに、あの女は以前ほとんど兵を使わないでダインハイトを落としたことがある……あちこちで戦うってのはなんか……」

クキバミ:「我は我で調べてきたものがある。これを見よ」

クキバミ:文献判定 2d6+9 → (5,3)+9 → 17 成功

 

魔動機文明末期の帝都レシトリア戦と魔剣ダインスレイヴ

帝都レシトリアには妖精がいない。この状況に陥ったのは大破局後のことで、大破局に際して短期間帝都レシトリアが制圧されたとき、妖精を含む帝都付近のほぼすべての生物が死滅するという大事件が発生したためだ。のちの帝都奪還戦で敵がダインスレイヴを運用したことから、この未曾有の攻撃にもダインスレイヴが関わっている可能性が高いと考えられている。また、この広範囲を死滅される攻撃は大破局の際この帝都でしか発動されておらず、帝都にある何かがトリガーとなって引き起こされたとも推測されている。

 

クキバミ:「つまり、エーヴァの言っていたことの半分は本当じゃな」

カシウス:「半分?」

クキバミ:「奴らが帝都に用事があるというのは事実じゃ。じゃが、帝都を落とした後に北レシトリアを攻めぬ理由はない」

コーラル:「どっちを先に落とすかってだけの話か」

クキバミ:「まぁたしかに北レシトリアは寒いからの。落として旨味のある土地ではないかもしれん。とはいえ、北を先に取られても人族は詰んでおるようなもんじゃの」

カシウス:「交渉の余地はない……か」

コーラル:「アタイはそのほうがありがてーけどな。殴って解決したほうがわかりやしぃ」

クキバミ:「どっちが蛮族なんじゃろ……」

コーラル:「あぁん?」

カシウス:「アーク、どうやら戦わないとまずそうだ」

アーク:「……ちょっと教会行ってくる」

カシウス:「……?」

 

アーク:僕も聞き込み判定するよ。人質について。プリーストだし教会で

GM:了解です、判定どうぞ

アーク:聞き込み判定 2d6+6 → (2,2)+6 → 10 成功

 

信者:「ああ神様……どうかこの街をお護りください……」

アーク:「おねーさんどうかしたの? ル=ロウド様の神官でよければ話聞くよ」

信者:「!! まさかあなたは旅の神官様! こんな時勢に旅をお続けなさるなんて! きっと敬虔なお方なんでしょう」祈り祈り

アーク:敬……虔……?

アーク:……そうだね!

GM:きっとそうだよ!

アーク:「話せば楽になることもあるよ」

信者:「はい……ありがとうございます。ダインハイトの悲劇から、ずっと祈っていたのですが、ついに蛮族がこの地にも現れるようになったと聞きます」

信者:「ついには警備も多かった帝国からの隊商までも攻撃をうけて半壊したそうです……もう私は怖くて怖くて……」

アーク:「そうなんだ。大変だね……」

信者:「こんな危機でも、私は何もすることができないんです。なんて無力なの……」悲しげ

アーク:「大丈夫だよ。いまこうして神様に祈ってくれたじゃないか」

信者:「そう……ですね。わたしたちの祈りが神様に力を与えて、それがあなたのような神官様の神聖魔法に力を与えている……そうやって非力な私は自分を肯定するしかない……わかってはいるんですけど……」

アーク:「大丈夫、神様は聞いてくれるよ。あなたの祈りはちゃんと届く」

信者:「はい……祈ります。あなたのような神官様にお力添えできるように……」

 

アーク:……僕、何聞くために行ったんだっけ?

GM:帝国からの隊商が襲撃を受けて壊滅しているので、要人を警護していたか、それに随行していた冒険者や騎士、つまりは帝国の重要人物が囚われているとわかりました

レイラ:わかったようでわかっていない情報ですね……

アーク:じゃあその話を持って帰ろう

 

アーク:「……だって。よくわからないけどいい人だったよ」

クキバミ:「神を信じる者の考えはよくわからんのう」

カシウス:「まぁそういうことだったら、騎士団なり交易促進会議所なりに聞き込みに行けば、誰が捕まったのかわかるんじゃないか? レイラ、騎士団にあてはないか?」

レイラ:「……聞いてきますね」ぶっきらぼうに歩き去り

クキバミ:「……カシウス、減点じゃな」

カシウス:「え? なんでだよ」

コーラル:「……」

 

レイラ:商人にでも聞き込みしてみます

レイラ:聞き込み判定 2d6+9 → (4,1)+9 → 14 成功

レイラ:「最近襲撃にあった帝国からの隊商ってご存知ですか?」

商人:「ん? ああ、あの噂になってるでかい戦いがあったやつだろ?」

レイラ:「はい。帝国からの護衛もかなりいたとか」

商人:「ああ、なんでも帝国からお忍びで誰かが来てたらしくてよ。誰が乗ってたんだかは箝口令で全然わからないんだが……情勢が情勢だし、ずいぶんな護衛を連れてたのに、なんか女型の蛮族と噂のデカブツにやられちまったらしいぜ」

レイラ:「女型……」

商人:「でもよ、それってやばいよな? 俺たち商人の噂でも誰だかわかんねぇような要人の秘密の移動を、蛮族が知ってたってことだろ?」

レイラ:「襲撃の頻度はそこまで高かったわけではないんですか? つまり、偶然その隊商にあたったとか……」

商人:「いやぁそりゃぁ小さな襲撃はあちこちであったが、撃退できないほどじゃない。でもこのときは、この一件でしか姿を現してねぇ女型ってのが出たってことはよ、そういうことだろう」

レイラ:「物資はどうなりました? それほどの隊商ならかなりの量を運んでいたはずですが」

商人:「それよ! モノはあんまり取られなかったらしいんだ。そこにいた誰かが狙いだったってことだろうよ」

レイラ:「ありがとうございます。皆さんもお気をつけて」

商人:「あいよ。嬢ちゃんも冒険者なら、あぶねぇ仕事はうけるんじゃねぇぞー」

レイラ:「はい……ありがとうございます……」

 

 

レイラ:「……新しい情報は特にありませんでした。疲れたので少し休んでいいですか?」

カシウス:「ああ、ありがとう。……帝国からの要人。誰だ?」

クキバミ:「お主らの友人ではないのか?」

カシウス:「いや、サラーなら確かに俺たちを止めることはできるが、帝国と北が戦争になるような人間じゃない」

クキバミ:「なら、皇帝周りの誰かじゃろ。議員とかかもしれんがな」

コーラル:「北と帝国って、いま仲悪りぃんだろ?」

クキバミ:「荒れておるな。少ない食料の取り分を巡ってにらみ合いじゃ」

コーラル:「それで誰かが交渉に行ったけど、北が守らなかったから蛮族に殺されました、とかな」

クキバミ:「帝国のことじゃ、北が殺したことにするかもしれんの」

カシウス:「……いや、あの女がそういう風に偽装するかもしれない。そういう奴だ」

コーラル:「よくわかんねぇからちょっと見てこようぜ。バレても全部たおしゃいいんだろ?」

カシウス:「……それしかないか。ただ、見つかったときに全員がやられたらだめだ。俺が一人で行ってくる」

アーク:「僕も行くよ」

クキバミ:「いや、アークはダメじゃろ。一番捕まってはならん立場じゃ。コーラルが行くべきじゃな」

コーラル:「へっ、全部アタイが始末しとくぜ」

 

レイラ:「私も行きます」

カシウス:「! いたのか?」

レイラ:「行きましょう」

カシウス:「……あ、ああ」

コーラル:「……」

 

 

次回へつづく