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【ソード・ワールド2.0リプレイ】再会の大地【英雄志望と二つの剣3rd season 1−3】

<前回 第1シーズン第2シーズンレイラ個別3−1

 

前回のあらすじ

反逆罪として帝国に追われていた冒険者たちだったが、北レシトリア国はアークたちを拘束しないらしい。張り詰めていた緊張の糸が切れ、レイラは兄の胸で涙を流す。

 

 

 

シェイン:「そういえば、もうひとつ伝言をもらっていたんだ」

GM:しばらくしてレイラが落ち着くと、シェインは本当に忘れていたという調子でそう切り出します

シェイン:「緑のローブを着た冒険者がね、君たちを探していたようなんだ」

アーク:いったい誰なんだ……

レイラ:何ラーなんでしょうか

カシウス:「緑のローブ?」

シェイン:「『サラーが探していたといえばわかる』って聞いたんだけど、思い当たる名前かい?」

レイラ:「!」

カシウス:「なっ……サラーが? このあたりに来てるのか?」

コーラル:「?」

シェイン:「よかった。知り合いだったんだね」

 

クキバミ:「誰だ?」

カシウス:「ああ、ええと……前に一緒に冒険してた仲間でな。いまは別行動をしてるんだが……」

クキバミ:「フレデリック・ヴェルチ殿の引き渡しのときにおったやつか」

カシウス:「ああ。頭の回転も速くて、頼りになるやつなんだよ」

コーラル:「ふーん? まぁ、よくわからねぇけど」

シェイン:「フラマンドに向かうとは聞いているけど、街道沿いではなく丘陵地隊を探しながら進んでいるはずだ。ただ……その人、腕はたしかかい?」

レイラ:「はい。凄腕の弓使いで、頼りになる人だよ」

シェイン:「そうか。……このところは正騎士でも殉職するような強力な蛮族も侵入しているから、単独での行動はしないほうがいいと忠告したんだけど……それなら心配いらないかな」

カシウス:「ああ、サラーなら大丈夫だと思う」

シェイン:「よし、じゃあ僕たちはここまでだ。フラマンドまでの道中気をつけて。僕たちは警戒に戻るよ」

レイラ:「うん……お兄ちゃんたちも気をつけて」

カシウス:「ありがとな」

 

アーク:行っちゃうんだ

GM:優先事項は蛮族警戒ですからね

レイラ:警戒任務のついでで、見つけた場合は伝言ってことだったんでしょう

 

 

GM:さてみなさん。ここで今回の趣旨をお伝えします。

GM:サラーとの合流を優先して丘陵地帯を進むか、街道沿いをフラマンドに急ぐか選んでください。それによってシナリオを変えます。

コーラル:アタイは任せる。サラーのことは知らないしな

クキバミ:我も同じく

アーク:ちょっとまだサラーには会いたくないな

レイラ:では、街道沿いを進みましょうか。

GM:了解です。それではしばらく時間を飛ばして、フラマンドにもうすぐ到着するというところまで飛びます

カシウス:了解

 

 

GM:フラマンドに到着する少し手前の街道沿い、そこに一つ大きな岩が頭を出しているのですが、その上にとある人物が座っているのを見つけるところからシーンを再開します

 

謎の女性:「~♪」

GM:岩の上に座っている女性は上機嫌に鼻歌を歌っていますが、ダインハイト組の3人はその姿に見覚えがあります

GM:みなさんが近づくとひらりと岩から飛び降りて、不敵に笑います。その姿はみなさんにだインハイトのあの日をフラッシュバックさせることでしょう。

GM:あの要塞から脱出したあの日、冒険者の宿でみなさんを待ち構えていた、ノイルの密使と呼ばれていた女性その人です

 

謎の女性:「お久しぶり、剣の勇者さん」

アーク:きょろきょろ

カシウス:どっかで見た覚えするけどわかんないから美人なスタイル良さそうなお姉さんと脳内補完

クキバミ:そういえば座ってるときパンツ見えたのでは

謎の女性:ダメだこいつら

 

謎の女性:「あら、困るわね。あなたよ、赤毛の坊や」

アーク:「僕は勇者様じゃなくてアークだよ!」

謎の女性:「そう、アークね……」しばらく全身を舐めるように見て

謎の女性:「ダインハイトではまだ駆け出しだったのに、すっかり強くなったみたいね」

カシウス:「……知り合いか?」

アーク:「よくわかんないけど敵っぽいおばさん。ゴリさんが戦った人」

カシウス:「敵? ゴリさん……! そういやこいつ! ダインハイトで!」

コーラル:「zzz……んあ? 敵?」武器構え

クキバミ:魔物知識判定じゃ

GM:どうぞ

 

魔物知識判定

クキバミ:2d6+9 → (4,2)+9 → 15 成功
→リャナンシー

 

アーク:レベル11……

クキバミ:「コーラルやめておけ、殺されるぞ」

コーラル:「はっ! 殺されるのが怖くて海賊がやれっかよ」強がりつも敵の強さを感じて冷や汗が額に垂れる

クキバミ:「殺されるより心を貪られるほうが恐ろしい……いったいなぜこんなところにこれほどの蛮族が……」

 

謎の女性:「思い出してくれたみたいね、嬉しいわ。それと、私がここにいるってことがどういう意味か……ダインハイトの顛末を見たあなたたちなら、わかるわよね?」

レイラ:「まさか……! 北レシトリアまで侵攻する気ですか!!」

謎の女性:「さすが、ノイルが見初めた女の子ね。話が早くて助かるわ」

レイラ:思い出させないでください

謎の女性:「でも、今日はあなたたちにその件で相談をしようと思って遊びに来たの」

カシウス:「相談……だと……?」

アーク:(ゴリさんが倒せなかった相手……)「聞くよ」

謎の女性:「坊や、意外と賢いのね」

アーク:これでも村で一番賢かったんだ!

 

謎の女性:「実はね、私たち、北レシトリアにはあまり興味がないの」

クキバミ:なんで興味がないんだ……?

GM:尋ねていいですよ

クキバミ:「意外だな。『大陸全てを我らのものに……』とでも言うのかと思ったわ」

謎の女性:「もちろんそうしてもいいのよ。でも、この凍土には気難しいのがいるのよ。私たちでもお手上げだわ」

カシウス:(気難しい……?)

謎の女性:「それに、私たちの目的はあなたたちの言葉で言う『帝都レシトリア』。そこにたどり着ければ十分なの」

クキバミ:「かつての魔神との誓約を果たそうと言うのか……?」

謎の女性:「あら、タビットさんはザールギアス様と魔神の契約もご存知なのね。ますます底が知れないわ、あなたたち」

クキバミ:(アイラットの地下遺跡のことは伝わっておらんのか……)

 

謎の女性:「でも、帝都を攻撃する前に北レシトリアを攻撃しないといけないって、そういう意見もあるのよ。なぜだかわかるかしら?」

GM:女性はアークに冷たい視線を突き刺します

アーク:……わかんない

レイラ:アークさんに言うってことは、魔剣じゃないですか?

アーク:ああ! でもアークにはわかんない!

カシウス:だろうな

コーラル:レイラのこと欲しがってるおっちゃんがいるからじゃね?

レイラ:思い出させないでください

 

謎の女性:「私たちが300年前にあの街に到達しかけたとき、信じられない邪魔が入ったのよ。ロッテル・ヴェルチとクラウ・ソラス。聞いたことあるでしょ?」

クキバミ:Wikiに書いてあったな

GM:Wiki情報は一般常識として知っていて構いません

クキバミ:「お主らにとっては邪魔。我らにとっては英雄。帝都レシトリアを奪い返した魔剣クラウ・ソラスの使い手じゃな」

謎の女性:「私たちは二の舞を演じたくないの。つまり、あなたの『ソレ』が邪魔だから、北レシトリアごと滅ぼそうかしら? ってこと」アークの胸のあたりを指さします

アーク:デスヨネー

レイラ:アークさんの雄っぱいですかね

アーク:鍛え抜かれた胸筋!!

GM:国を滅ぼす大胸筋!

カシウス:俺太もも派なんだよな

 

カシウス:(また首飾りか……)

アーク:服の上から首飾りを握りしめて渡さないポーズ

クキバミ:「それが欲しいというなら、お主ほどの力を持つなら、いま力づくで奪えばよいではないか」

謎の女性:「そういうのは趣味じゃないのよ。私はあなたの意思で、この国を滅ぼすか、剣を捨てるか選びなさいって言ってるの。これから起こることは、すべてあなたの決断次第。素敵でしょ?」アークに

アーク:……戦闘になったら何もできないまま殺されそう

謎の女性:「もし差し出さなかったら、私たちは全力でこの国ごとあなたたちを滅ぼすわ。お互いにたくさんの犠牲が出そうね」

レイラ:「そんな……」

謎の女性:「せっかくだから、じっくり考えてくれてもいいのよ。そうね明日の夕方に待ち合わせとかどうかしら。悩みに悩んで国を滅ぼす決断をしたり、魔剣を手放す決断をする……素敵じゃない?」

 

GM:真偽判定を行いましょう

コーラル:助かる

 

真偽判定/目標値秘匿(二段階)

カシウス→一段階成功:何か隠しているようだ

クキバミ→二段階成功:論理的矛盾がある。追加の交渉カードがなければ、騎士団を含むこちらの戦力に対応できないはずだ

 

カシウス:「……お前、まだ何か隠してるだろ」

謎の女性:「あら、勘がいいのね。あなた、女の子にモテるでしょ?」

カシウス:ふっ……女難に見舞われるだけさ……

 

謎の女性:「あなたたちに騎士団を呼ばれても困るじゃない。いくらわたしでも、500人とかは相手にしたら疲れちゃうわ」

カシウス:「……?」

謎の女性:「だ・か・ら。あなたたちもよく知ってる人質を用意したの。北レシトリアで死んじゃったら、北レシトリアと帝国が戦争になっちゃうような人よ」

カシウス:「人質だと? 帝国と北が戦争……?」

レイラ:サラーさん?

カシウス:それで戦争になるか?

アーク:お禿の隊長さんとかは?

コーラル:捕まるタマじゃねぇと思うが

 

クキバミ:「他にこのゲームのルールはあるかの? 無ければアークに考える時間をやりたい」

謎の女性:「ゲームだなんて洒落てるわね。いえ、ないわよ。それじゃ明日の夕方、お城の南の岩場で待ってるわ」

アーク:「待って」

謎の女性:「何かしら?」

アーク:「おばさん、名前は」

謎の女性:「エーヴァよ。あなたもすぐに私の魅力にとりつかれるわ」

GM:そう言うと、エーヴァはそう言って悠然と立ち去ります

レイラ:「待て! 騎士として、あなたを帰すわけにはいきません!」かなり距離が開いてから、震えながら

GM:レイラがようやくそう言ってみても、相手は振り返ることすらせずに歩き去ります

クキバミ:……声もかけてやりたいが、かけられないほど惨めだな

GM:では、レイラの叫びは本当にその女性を止めるために放たれたのか、失われつつある自信と尊厳をかろうじてひきとめるために放たれたのか、寒々しい北国の草原にその声は虚しく吸い込まれ、去り行く不遜なる蛮族とレイラの震える背中を見ながら、『剣の勇者』は胸の首飾りを今一度強く握るのであった

GM:というところでシーンを結びましょう。

 

 

GM:はい、というわけで、今回はエーヴァの周辺情報を調査して対応を決めるシティシナリオです。

アーク:報酬は!?

GM:報酬はなんとかするのでお気遣いなく

GM:人質とは誰なのか、エーヴァの兵力は、いったい蛮族の目的とは!? そのへんを調査して最終的な対応を決めましょう。

GM:というわけで、概ね1日間の調査頑張ってください!

 

 

 

次回へつづく