【ソード・ワールド2.0リプレイ】フリップ!フロップ!【英雄志望と二つの剣2nd season 5-7】
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前回のあらすじ
地下水路の奥で液状生物の存在を事前に察知していた甲斐あって、効率よく敵を撃退することに成功した冒険者たち。一つ目の依頼を終え、冒険者たちは次の戦いのための準備を整える。
クキバミ:じゃあアークからヒールバレットで回復していくぞ
ヒールバレット
対象アーク 18点回復=全回復
対象レイラ 14点回復
対象レイラ 自動失敗
対象レイラ 17点回復=全回復
クキバミ:ばすん
アーク:(このうさぎいつも回復でファンブルしてる……)
クキバミ:銃は苦手
クキバミ:あとは魔香草を煎じておくか
コーラル:クキバミの回復の固定値ってどれくらいだ?
クキバミ:お、魔香草なら器用でボーナスか、ならコーラルの方がよいな
コーラル:任しとけって
クキバミ:そういうことなら、自分用に買ってた薬師道具セット*1を差し上げよう
コーラル:おっとプレゼントされちまった。今度お礼に何かやるよ
クキバミ:かわりに今は頭に乗せてもらうぞ よじ登り
コーラル:お、おう
GM:ええと、威力表ダイスを1d6+4で振るんですね。どどんとふのダイスボットを使うなら、先に1d6+4を振ってみてください
コーラル:1d6+4 → (6)+4 → 10
GM:これをK0$10+固定値でダイスロールしてみてください
コーラル:K0$10+6@13 → 3+6 → 9
GM:クキバミのMPが9点回復ですね
コーラル:薬師道具セット便利だな。今度から買おう
GMによる補足
判定が面倒な場合は、どどんとふに自作ダイスボットを追加すると便利です。
魔香草で威力表0、救命草で威力表10しか参照しないので、それぞれ名前を分けて事前登録してみましょう。
コマンド名:MH ダイス:1d6 表タイトル:薬師道具セット魔香草
1:(1,4) → 0+固定値
2:(2,4) → 1+固定値
3:(3,4) → 2+固定値
(以下威力表を参照しつつ同様に処理)
コマンド名:HH ダイス:1d6 表タイトル:薬師道具セット救命草
(魔香草のものから威力表の参照を威力10に変えて同様に作成)
これらのコマンドを登録しておけば、チャットにMHとかHHと打ち込むだけで薬師道具セットによる回復量判定を行うことができます。
コーラル:クキバミの持ってる魔香のパイプってのは使えないのか?
クキバミ:このパイプは自分で回復するとき専用なのだ
アーク:そうなのか
レイラ:あ、ニタマゴくんの回復は私の方でやりますね
アースヒール
対象ニタマゴ 8点回復
対象ニタマゴ 10点回復
対象ニタマゴ 11点回復=全回復
GM:それで、戦利品収集はカシウスがやるんでしたかね
カシウス:一人でやると30分もかかるけど、幸運のお守り*2持ってるから俺がいいかな
GM:ジャイアントビートルについては部位単位で合計2回どうぞ
戦利品ダイス
ブロブ 2d6+1 → (4,3)+1 → 8 → なし
ジャイアントビートル 2d6+1 → (4,1)+1 → 6 → なし
ジャイアントビートル 2d6+1 → (4,3)+1 → 8 → (400G)
カシウス:「売れそうなものは……何も残ってないな……こっちは?」
GM:カシウスはブツブツ言いながら、ブロブが爆発の衝撃で跡形も無くなってしまっていることを丁寧に確認し、続いて甲虫におもむろに歩いていき、片足をついて羽を覆う甲羅を両腕で掴み、メキメキと音を立てながら引き剥がします
カシウス:グシャッ バキィ
アーク:カシウスばっちい
コーラル:あ、そうだ、みんな武器から煙が出てるぞ
アーク:そうだ、アルコール!
コーラル:ほれ、酒だ酒、べしゃべしゃ
アーク:べしゃべしゃ
レイラ:私のテーピングはこれで外して捨てるんですが、この武器とか拳も溶けるんですか?
コーラル:よくわかんねーけどかけとけかけとけ べしゃべしゃ
レイラ:べしゃべしゃ
GM:では、煙がでていたコーラルとアークの武器に酒をかけると煙が止まります。これで刃こぼれなどの心配はなさそうです
GM:さて、それではもう一度南に進路をとって、今度はアンデッドの討伐に向かいましょうか。
コーラル:「んで? 次はどっち進みゃーアンデッドが出てくるんだ?」
カシウス:「そういや全然そのへん聞いてなかったな」
レイラ:「クキバミさん、地図もらってましたよね?」
クキバミ:「まかせよ。あっちの方向じゃ」コーラルの頭の向きを無理やり変える
レイラ:グキッ
GM:頸椎を狙った攻撃
コーラル:「おおうっ、いきなりやんな」もふもふ
カシウス:「向こうか、また俺が前を歩くけど、足元には注意しろよ」
クキバミ:「あとは壁にスイッチがあったじゃろ。あれに似たものがないかも注意しておいて損はないかもしれんの」
GM:さて、それでは地図に描かれている領域に帰ってきましょう。地図上で西に向かいます
GM:例によって薄暗い道ですが、地図が示すところによると、先ほど進んだ道のりより近いところでアンデッドを目撃したという印がつけられています
クキバミ:「割と近いようじゃな」
レイラ:「アンデッド……出るんですか……?」おっかなびっくり
GM:みなさんがしばらく進んでいると、道が激しい水の流れに行き当たります。クキバミの持っている地図では、この部分は通路として表示されているようです
クキバミ:「流れが変わっておるな……橋もかかっていた様子がない。変じゃの」スイッチはあるかの?
GM:あたりを確認すると、小さな赤色のランプがついている埋め込み式の魔動機があります
アーク:押すなよ! ぜったい押すなよ!
カシウス:押したら世界が爆発する!
クキバミ:じゃ、コーラルから降りてジャンプして押します ぴょんこ
レイラ:かわいい
GM:スイッチを押してみると(起動しているためMP消費は必要ありません)地下水路全体に石を引きずるような重たい音がゴゴゴゴと響きます
レイラ:「すごい音ですね!」耳おさえながら
GM:みなさんが轟音の中お互いの声も聞き取れないような状態がしばらく続きますが、わずかに経過すると目の前の水が少しずつ引いていきます
コーラル:「水がなくなってってるぞ!」
GM:しばらくすると、先ほどの水路で見覚えのある湿った床が残り、窪んだ部分を階段で上下して通過できるようになります
コーラル:「おー、これで通れるようになったな」
カシウス:「こういう設備があるのか……ありがたいな」
クキバミ:「でもこれだと目的地までの道が出てきたり消えたりするということじゃのう。不便だしメモしておこう」
GM:さて、階段を降りたところでみなさんは元水路だった部分を左右に歩くこともできることに気づきます
クキバミ:あーそりゃそうじゃ
コーラル:どっちに行くかは任せるぜ、ハズレ道には宝箱があるんだ
アーク:この世界はなさそう
レイラ:ひとまず依頼をこなしましょうよ
クキバミ:真っ直ぐ行ってぶっとばす。よいな?
アーク:全速前進DA!
GM:では湿った道を進みましょう。少し窪んだところを降りて登って、さらにしばらくいったところがアンデッドの目撃証言があったところです。
GM:そこは水が流れるというより滞留しておりまして、地下水路の中でも明らかに異質な匂いがします
アーク:腐ってるのかな?
レイラ:「う、腐った匂い……」
コーラル:よっしゃぁ、メイスを準備しておくかぁ