TRPGをやりたい!

電源・非電源ゲーム全般の紹介・考察ブログ

【ソード・ワールド2.0リプレイ】いにしえの契約【英雄志望と二つの剣2nd season 3-12】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−22nd-3

 

前回のあらすじ

レイラは自らが犠牲となることで、アークとカシウスを生かすことを選んだ。しかしその決意は、自分の力でみんなを助けるとサラーに誓ったアークにとって別の意味を持っていた。それは農民の事件に続いて繰り返されてしまったた、自分自身の力不足が招いた悲劇だった。またしても間違えてしまったのか? 煙の中に消えていくレイラの悲しみを含んだ笑みに、アークの心は壊れようとしていた。

 

 

カシウス:「くそっ、出口は……!」

クキバミ:「魔神のいたところは脱出路とつながる唯一の道じゃ。待ち伏せされているようでは、脱出は不可能じゃな」道中作っておいた地図を見ながら

カシウス:「だからってこのまま立ち往生してても仕方ないだろ! クキバミ、なんかこういうときに役立つ魔動機術かなんかないのか!?」

クキバミ:「それを言うなら役立つ妖精魔法はないのか?」マギスフィア見て考えつつ

アーク:ぶつぶつ

GM:アークがSANチェック失敗して一時的狂気の反響動作状態みたいです

アーク:「僕じゃない僕じゃない僕がやった? ちがうちがう、僕? 僕のせい? うそうそレイラ?」

カシウス:これ不定入ってるんじゃないか?

クキバミ:(……アークは完全に正気を失っておる。カシウスにアークを牽いてもらう必要がある……ならばレイラが命をかけて守った二人の血路を開くは我の務め……)

カシウス:「おい、アーク! しっかりしろ! それどころじゃないんだ!」

クキバミ:「魔動バイクを使うぞ。このロープでアークを縛りつけろ」ロープを投げる

カシウス:「バイク? そんなもんないだろ?」受け取りながら

アーク:「レイラごめん、悪い僕、僕悪い……ちがうちがうちがううそだ……助けられなかった……」

クキバミ:「作るんだ」行使判定いきます

クキバミ:行使判定 2d6 → (4,4) → 8 成功

GM:では、クキバミの取り出したマギスフィア(大)がぐにゃりと形を変えて、魔道バイクへと姿を変えます

アーク:「助けられなかった人……謝らなきゃ、謝りに行かなきゃ……行けない? どこ?……逝ける? 逝けるよ……逝かないと!」

クキバミ:アークがやばい

カシウス:俺たちじゃこの人間離れしたやつを止められない

アーク:自分の剣を自分に刺します

アーク:威力24+10(C10) →(2,1)→ 2+10 → 12

クキバミ:「カシウス! こやつを縛り上げるぞ!!」

カシウス:「おい、バカ! アーク! さっきから……何やってんだよ!!!」

アーク:「カシウス、ごめんね、いかないと……」

アーク:威力24+10(C10) →(5,6)→1回転→(4,6)→2回転→(6,5)→3回転→(3,5)→ 9+8+9+7+10 →43

GM:あっ

アーク:……1つ目を運命変転

GM:ではアークが自らの命を終わらせんと突き刺したにも関わらず、不思議な力がその剣を急所から外させます

アーク:「こないでよ!」

カシウス:剣をアークから奪えるか?

アーク:もう剣に力は入ってないから取っていいよ

GM:では筋力で抵抗ではなくスリしておきましょう

カシウス:スリ判定 2d6+6 → (5,5)+6 → 16

アーク:対抗判定 2d6 → (1,1) → 自動失敗

カシウス:ロールプレイの女神が微笑みまくっている!

アーク:「僕は……僕は謝りにいかなきゃ、いけないんだ……」焦点が合っていない目

カシウス:まだ暴れるか?

アーク:自暴自棄だから、落ち着いてバイクに乗れる感じじゃないかも

カシウス:そうか……GM、俺はアークを殴る

GM:了解です

カシウス:命中判定 2d6+7 → (6,1)+7 → 14 win!!

アーク:回避判定放棄

カシウス:威力0+6@11 →(1,6)→ 2+6 → 8

アーク:ちょうどHP0になった

GM:あとは生死判定ピンゾロしなければ、このロールプレイは成功する……!

アーク:生死判定 2d6 → (6,1) → 7 生存・気絶

GM:カシウスが殴り付けると、首から出血しているアークは気絶します

 

カシウス:「……クキバミ、いまのうちに」アークから奪った剣を鞘にしまって自分につけながら

クキバミ:「……お前は正しい。よくやった」アークをバイクに縛り付けるぞ

カシウス:「正しい、か。……ははっ、どうだかな」

GM:行動可能PCがたった二人に……

クキバミ:よし、逃げるぞ

カシウス:俺はバイクより早く走れる。アークを頼んだぞ

 

クキバミ:ぶるるん ぶるるん!

GM:遺跡の中でバイクが急発進します。その音は当然反響して、遺跡全体に響くことでしょう

カシウス:ところでどこに向かうんだ?

クキバミ:コーラルが一人で暴走した通路の一部に入り口と近いところがある。GM、ここをグレネードで爆破して突破できんか?

GM:相応の威力を要求しますし、1発で済まないかもしれませんが、可能とします

カシウス:待ち伏せをかわすにはそれしかないのか……っ 行くぞ!

 

GM:では、ここで魔神たちが音に気づくかをチェックします

GM:シークレットダイス

GM:あら、気づいたようです

クキバミ:わぁん

GM:バイクの後方、暗闇の中から声がして、ダスキーグレイスたちがバイクを追いかけてきていることがわかります

クキバミ:なに、追いつかんさ

GM:今回はマギテック技能で運転しているので、騎乗判定をマギテック魔力で代用します。カシウスは軽業判定で判定し、ダスキーグレイスの先制力と対抗しましょう

クキバミ:魔力判定 2d6+9 → (4,2)+9 → 15 成功

カシウス:軽業判定 2d6+7 → (5,4)+7 → 16 成功

GM:では、複雑な地形ですがクキバミはうまくバランスをとりながら遺跡の狭い通路を走り抜けます。そして目の前に壁が迫ってきます

クキバミ:「振り返るな! 道を開くぞ! 飛び込め!」バイクのグレネードを叩き込む!

クキバミ:行使判定 2d6+9 → (2,3)+9 → 14 成功

クキバミ:威力20+9(C10) →(6,5)→1回転→(5,2)→ 9+5+9 → 23

カシウス:クリティカル!

クキバミ:生き延びたぞ!

GM:壁に叩き込んだ爆弾で土砂が崩れる中を、バイクとカシウスが走り抜けます。飛び出してドリフトしつつ停車して辺りを確認すると、まだ外は明るく空も青いままです。

GM:クキバミがドリフトして停車したその横に、カシウスが受け身を取って軽やかに立ち上がります

GM:振り返ると遺跡の入り口の横に穴が空いていますが、その穴はすぐに土砂が崩れ落ちてふさがってしまいます。これで追撃を気にする必要はないでしょう

 

クキバミ:……生き残ったが、冒険者としては致命的な敗北だな

GM:クキバミの背には傷だらけのアークが気絶しており、遺跡の中には二人の仲間が残されてしまいました

カシウス:……

GM:さて、お二人はどうしましょうか

カシウス:俺はアークを治療してもらおうと思う。傷だけ直してどうにかなりそうじゃないけどな

クキバミ:なら我が報告に行かねばならないな。依頼を受けたのは我ではなかったのだが

カシウス:悪いな……でもそうしてやらないと……

クキバミ:「カシウス。このまま走って騎士団の詰所まで行くぞ。ここも封鎖せねばならない」

カシウス:「封鎖って! 待ってくれよ、まだ中にレイラとコーラルが……」

クキバミ:「……我がフロンタと相談しておく」バイクを走らせよう

カシウス:「……」追っていくしかないか

 

GM:ここで応急手当て判定しないなら、アークはもう一度だけ生死判定をお願いします。HP-1なので、ピンゾロ以外成功です

アーク:生死判定 2d6 → (3,4) → 7 気絶・生存

GM:では、3人は生存でエンディングに移ります

 

GM:エンディングシーンとして、フロンタ隊長との会話がありますが、クキバミが一人で報告に行くという認識でいいですね?

クキバミ:カシウスにはアークのそばにいてほしいからな

カシウス:そうだな

GM:では、クキバミとフロンタの1対1でエンディングに入りましょう

 

 

次回につづく