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【ソード・ワールド2.0リプレイ】動き始めた歯車【英雄志望と二つの剣2nd season 2-12】

<前回 第1シーズン2nd−1カシウス過去編2nd−2

 

前回のあらすじ

“わかりやすい足跡”を追いかけると、そこで待ち構えていたのは魔動機術を使いこなす謎の男が息を潜めて待ち構えていた。数的不利にも関わらず、暗殺者は怯むことなく攻撃を仕掛けてくる。すかさずクキバミが放ったショックボムは、相手の身動きを取りづらくし、形勢は圧倒的なものになりつつあった。

 

 

第2ラウンド エネミーサイド

補助動作 魔動機術オートガードを発動(MP-5)
補助動作 魔動機術ターゲットサイトを発動(MP-3)

通常攻撃 対象カシウス
 命中判定 2d6+10 → (3,4)+10 → 17
 回避判定 2d6+10 → (4,4)+10 → 18 win!!

カシウス:勝ったわ

GM:えっ

カシウス:「俺に当てられると思うな!」フェンサー4にしてよかった!

 

第2ラウンド 冒険者サイド

クキバミ:勝ちを決めさせてもらおう

クキバミの行動

ワイヤーアンカーを行使!
 行使判定 2d6+9  (2,3)+9  14 win!!
 精神抵抗 2d6+8  (4,1)+8  13
 回避力-2

クキバミ:「捕らえたぁ!」

暗殺者:「!!」変形したマギスフィアから放たれたロープが絡みつく

レイラ:「アンカー!?」

コーラル:「いっひひ! いい仕事するじゃないか! 気に入ったよウサギ!」

クキバミ:「敵の無力化は我の十八番よ」

 

コーラルの行動

通行攻撃 対象暗殺者
 命中判定 2d6+9 → (5,1)+9 → 15 lose…
 回避判定 2d6+6 → (5,6)+6 → 17

暗殺者:ロープに片腕を引かれながらもステップで回避します

コーラル:「ちぃ! これでも避けるったぁ、こいつただもんじゃないね!」

 

アークの行動

魔力撃宣言 対象暗殺者
 命中判定 2d6+9 → (2,4)+9 → 15 win!!
 回避判定 2d6+6 → (2,5)+6 → 13
 威力24+14(C10) → (2,4) → 5+14 → 19
 防護点6 19-6 → 13点物理ダメージ

アーク:やりすぎた?

GM:まだまだ!

アーク:しぶとい!?

 

レイラの行動

魔力撃宣言 対象暗殺者
 命中判定 2d6+9 → (1,5)+9 → 15 lose…
 回避判定 2d6+6 → (5,5)+6 → 16

GM:ロープで巻かれて動けなくて暗殺者が務まるか!

レイラ:避けられた! なら!

追加攻撃
 命中判定 2d6+9 → (2,5)+9 → 16 win!!
 回避判定 2d6+6 → (1,1) → 自動失敗

GM:あ……

 防御ファンブル表 1d6 → 6(防護点無効)
 威力10+14(C10) → (3,3) → 3+14 → 17
 防護点無視 17点物理ダメージ

レイラ:やりすぎました?

アーク:ぐちゃっ 

暗殺者:生死判定 2d6+9 → (2,4)+9 → 15 成功・気絶

GM:一つ目の拳をかわしますが、そこでクキバミにロープを引っ張られ、次の拳が顔面に直撃し、のけぞるようにノックダウンします

 

戦闘終了! 冒険者勝利!

 

コーラル:「ひゅーっ、やるじゃねぇの。最後のパンチ、顔面モロだぞ、モロ」

レイラ:「いえ、クキバミさんのおかげでした。あの状態でもかわされるとは……」

クキバミ:「我の全力をかけた行動妨害じゃったが、あそこまで動かれると自信なくすのぅ」

レイラ:「拘束してあれだったんです、クキバミさんがいなかったらどれほど猛威を振るったか……」

クキバミ:「そう言ってくれると嬉しいぞ。お主いいやつだな」

レイラ:(かわいい)

 

戦利品処理

 カシウス:2d6+1 → (1,6)+1 → 8 古びたナイフ380G
 レベル上昇ボーナスとして自動獲得 マギスフィア(中)

 

アーク:うーん、カシウス

カシウス:6出てるだろ! 文句言うなよ!

アーク:1が出てるじゃないか!

 

GM:あ、1と6で思い出した

カシウス:どうした?

GM:運命変転忘れてました

カシウス:GMいつも忘れてないかw

クキバミ:前も忘れておったのう、読んだぞ

GM:PLとして人間使うことがないからさ!! いつも変な種族ばっかりだから!

コーラル:しっかし、人間のレベル6で回避10か、相当優秀だな

GM:オートガード使ってたのでそこまででも

コーラル:ああ、そっか

 

コーラル:「さて、おいヘタレー、回復魔法くれよ」

アーク:誰のことだろうな

クキバミ:我ではないな

カシウス:「……はぁ、俺のことか。マナも無尽蔵じゃないんだけどな」ほーらカシウス汁だぞー

アーク:「あ、なら僕が回復しようか?」

コーラル:「お、頼むわ赤頭」汁いらね

カシウス:ちぇっ

 

(アークがキュアウーンズでコーラルのHPを回復)

 

アーク:「これで大丈夫だね」

コーラル:「で、こいつは……どーするかね?」

クキバミ:「とりあえず縛っておくが、我では力が足りん。誰か手伝ってくれ」

レイラ:「あ、お手伝いします」非力クキバミかわいい

クキバミ:「助かる。お主ますますいいやつだな」

レイラ:「得手不得手がありますから」持ち上げて武器を奪って腕を後ろ手に回しつつ

クキバミ:「タビットは力仕事に向かんしの。ん? お主もハイマンじゃが……ムキムキじゃの」

レイラ:「ムキ……」ぴくり

クキバミ:我は気付かぬぞ

 

GM:さて、縛ったところで起こしますか。あんまり長いと生死判定再判定ですよ

レイラ:そうですね、どうせ起こすならここでやっておいてもいいかもしれません

カシウス:でもこいつ暗殺者ってことはニンジャだからすっごく強いぞ

クキバミ:ニンジャを起こすのは怖いのぅ

GM:ニンジャとはいったい……

 

アーク:よーし、マルチアクション宣言! 盾でひっぱたきながらアウェイクンだ!

GM:シールドサニティに次ぐ必殺技!

アーク:シールドアウェイクン! 行使成功!

アーク:「おきろー!」どかっ

レイラ:「あんまり酷いことしないであげてください」縄ギリギリ

カシウス:「その縄も十分痛そうだが……」

コーラル:暇だから暗殺者の見えるところで斧振っておこう ぶおーんぶおーん

 

暗殺者:「……」目を開けますが

レイラ:「起きましたね?」

クキバミ:「見ての通り貴様の負けだ。大人しく口をわるがよい」

暗殺者:「……」

コーラル:ぶおーんぶおーん

アーク:そっと付けヒゲをつけてあげよう

レイラ:やさしさ

カシウス:ヒゲアサシン!

 

クキバミ:「貴様の雇い主は誰だ?」

カシウス:「コリンズの屋敷を襲ったんだろ? 誰の指示だ?」

暗殺者:「この場で俺に尋ねてどうする。私をあの斧で殺し、どうせ嘘の証言をでっち上げ……」

レイラ:無言で縄ぎりぎり

暗殺者:奥歯ギリギリ

レイラ:「あ、ごめんなさい、痛かったですか?」

暗殺者:「ふんっ」

レイラ:「早めに言っておいた方がいいと思いますよ。あの人いろいろ不名誉な品を持ってるみたいですし……」アイマスクとかカツラとか

暗殺者:「必要ならばお前たちの雇い主に直接話してやる」

カシウス:「……だ、そうだが、みんなはどう思う?」

コーラル:「は? こいつ、捕まるまでが仕事だろ?」

暗殺者:無言で睨み

 

クキバミ:小屋やこいつの持ち物を漁るしかないのぅ

レイラ:身柄を誰に引き渡せばいいのか判断できませんからね

GM:では探索判定をどうぞ

 

探索判定 目標値10 → クキバミのみ成功(アークファンブル)

 

GM:では、クキバミは一つの指令書を見つけます。帝国騎士団フロンタ・ラトヴィックのサインで、アイラット候コリンズの暗殺を命じた指令書です

暗殺者:「ちっ……見つかったか」

レイラ:真偽判定は可能ですか?

GM:可能です

 

真偽判定 目標値15 → アークレイラ成功

 

GM:アークいっつも筆跡みやぶってるな(1-1フレデリックのサイン参照)

GM:ではアークとレイラは、その筆跡に違和感を覚えます

レイラ:「こんな偽物じゃなくて、本物を出してください。その方がお互いのためになると思いますよ」

アーク:「偽物の罰だよ」ほっぺたにバツ印ひとつ

暗殺者:「何を言う。本物だ。俺はその指令書をやつの側近から受け取って指示通り行動し、そして失敗した」

レイラ:真偽判定ってできますか?

GM:では魔力のデータを使って目標値出します

暗殺者:2d6+8 → (6,6) → 自動成功

GM:というわけで、クリティカルを出した方以外は彼の証言がどの程度事実なのか判断できません

カシウス:無理だろw

 

真偽判定 目標CT → 全員失敗

 

アーク:優秀だった……

レイラ:「はぁ……仕方ないですね。ひとまず引き渡しに行きましょう」

クキバミ:「否。話を信用できぬ者を不用意に引き渡すのは危険ではないか?」

カシウス:「ん? そうなのか?」

クキバミ:「こやつの存在は紛争の足がかりにしか成らんであろう」

レイラ:「騎士団からの指令書は偽のものですよ」

クキバミ:「だとしても、じゃ」

クキバミ:「こやつをレイチェルと領主コリンズ殿に引き渡せば、あの男のこと、これを使ってどう言いがかりをつけるか知れたものではない」

カシウス:「たしかに……」

レイラ:「なら騎士団のフロンタ隊長に引き渡しましょう」

クキバミ:「それも危険じゃの。もしこやつの言うことが事実なら、結局我らは逃げ出した犬に首輪をつけて飼い主のもとに返しただけになる。そして我らにこやつの拘束を依頼したのは騎士団ではない。レイチェルだ」

カシウス:「依頼主の判断を仰ぐ必要があるってことか……」

 

レイラ:では、ひとまずレイチェルさんのところに連れて行ってみましょうか

アーク:……僕の直感だから理由はないんだけどさ

カシウス:どうした?

アーク:正直、依頼人のあの子も信用できない

GM:なんでや! レイチェルかわいいやろ!

カシウス:そうだぞ!

アーク:うん、今の状況だと、隊長さんと領主様は明らかに信用できない。だからその二人に比べたらましなんだけど……うーん……

レイラ:ふむ……

アーク:GMに訓練されすぎたからなのか、間違ってないのか、それがわからない……

 

GM:それで、どうしますか?

クキバミ:「ひとまずレイチェルのもとに連行はしよう。その後は我の決めることではない」

カシウス:「レイチェルの意見も聞いてみてから決めればいいってわけか」

 

 

次回へつづく