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やさしい狂気のはじめかたVol.3 掲載シナリオ紹介【クトゥルフ神話TRPGシナリオ集】

 皆様長らくお待たせいたしました。先日ようやく「やさしい狂気のはじめ方Vol.3」の掲載シナリオが全て整いましたので、ご報告させていただきます。

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 発売自体は昨年の11月に行われたように記憶しておりますが、それから長きにわたってシナリオ一つが未掲載状態のままというあるまじき失態をおかしてしまいましたこと、まずはこの場を借りて心よりお詫び申し上げます。

 

 さて、本日は無事に3シナリオが整った「やさしい狂気のはじめ方Vol.3」の掲載シナリオを紹介していこうと思います。

 

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狼をめぐる冒険

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 1本目はすでに多方面から好評をいただいている「狼をめぐる冒険」です!

 2人用シナリオ(最大3人)で、プレイヤー次第でいくらでも時間を膨らませて遊ぶことができるシナリオです。ある日人狼に噛まれてしまった探索者の一人は、その心通じるもう一人の探索者と共に、人狼化してしまうまでの最後の数日間を過ごします。愛する人の定められた死を前に、何をすることができるのかを問うシナリオです。

 これは早瀬コウ、つまり僕が執筆したシナリオです。「狼をめぐる冒険」は「キャラクタープレイの究極系」を志向して執筆しました。物語の力よりも、キャラクターの力の方に大きく依存し、プレイヤーがキャラクターに熱中すればするだけ、物語がドラマチックになるという仕組みになっています。

 その最たるものはプレイヤーが怪異に抗うことを選択しなかった場合の演出まで書いてあるという点にあります。また、プレイヤーたちの辿る物語によっては一切登場しない組織や人物が用意されており、プレイヤーたちは自分たちの決断で次に進まなければならないのです。

 実のところ「秋の足音」で得た種々の技術をポップなシナリオに流用した結果生まれた副産物的なシナリオなのですが、発売から半年以上、すでに「壮絶な沼シナリオ」と大変好評(?)をいただいております。みなさんも自分のキャラクターでせっせと沼に沈みたければ、ぜひぜひご購入のうえおためしあれ!

 

秋の足音

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 二つ目のシナリオも僕、早瀬コウが執筆した大型オープンワールドシナリオです。明治初期の山梨県を舞台に、帝都東京から派遣されてきた医学者となって風土病の調査を行うシナリオです。それぞれのプレイヤーに個別の物語課題を与えるという「ドラマティックシーン制」を試験的に採用しており、一人一人の決断の積み重ねが物語を形作っていくように設計されています。

 また、シナリオの長さもキーパーの判断で決めることができます。その点、旧来のシナリオの概念とは異なる挑戦的なシナリオで、キーパリングにも発想の転換が求められます。そもそもキャラクタープレイよりも文学趣味に走ったシナリオと評価することもでき、キーパーもプレイヤーも人を選ぶシナリオかもしれません。

 とはいえ、明治日本という非常に珍しい舞台を扱ったシナリオであり、情報量も非常に多く、科学的知見で圧倒的な不可解に立ち向かおうとするホラーミステリーとしてはこれまでで最良の出来と胸を張ることができます。物語の内容は小説としても公開されておりますので、そちらをお読みになって購入判断の一助となればと思います。

trpg.hatenablog.com

 その他参考

道険し(TRPGシナリオをまだまだ面白くせねばならないという悩みについて) - TRPGをやりたい!


 

 

ミツバチ

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 そして先日新たに収録されましたのが、白ねずみさんあらため水澄ましろさんのシナリオ「ミツバチ」です。

 このシナリオでは週刊誌の記者となってスクープを追いながら、奇妙な事件の周囲に現れる「仮面男」の正体に迫っていきます。週刊誌といえば、2016年には大いに世間を騒がせた文春砲をはじめ、以前は芸能スクープの代名詞フライデーなど、絶えずスクープのすっぱ抜きを繰り返しています。そうしたスクープは時に「世間の敵」を作り出し、バッシングの嵐を生み出してきました。

 このシナリオはそうした「世間の敵」へと向けられる「無名の悪意」の恐ろしさを物語ります。探索が進めば、世間を包む悪意は身近にも迫りはじめ恐怖と錯乱の中で懸命に真相を目指さなければなりません。果たして「仮面男」とはいかにして作り上げられてしまったのか? それを解き明かすとき、本当の悪の姿をそこに見いだすのかもしれません。

 

 

まとめ

 「やさしい狂気のはじめ方Vol.3」は以上の3作を掲載して、BOOTHにて電子書籍として販売中です。なんとこのボリュームでたったの500円です! 面白いシナリオを手に取りたい方、是非是非ねずぷろのBOOTHへお越しください!

 シリーズ過去作もあわせて、今後ともねずぷろをどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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