【ゼロから始めるゲーム作り】第1回 プラットフォームを選ぼう
みなさんこんにちは、ハカセあらため早瀬コウです。
この4月から活動の方向性を少しだけ変えることにしたのですが、今日はその第一弾、ゲーム作りに挑戦していこうという企画です。
……そう、決して解説記事ではありません。僕がその週に挑戦したことをレポートして、そこから何か発見があればと思って記事にしていく、そんな感じでやってまいります。一人称が僕になるのもこの記事が初めてですかね。
というわけで、早速ゲームを作ろうと思うのですが……そもそもどんなゲームを作りましょうかね。
「ゲームを作りたい」と考えるときに、始めに選ばなければならないのは目標とテーマです。今日は僕が始めに考えた内容についてレポートしつつ、プラットフォーム選びについて整理してみましょう。
ゲームプラットフォームの大きな分類
ゲームプラットフォームと僕が呼んでいるのは、ゲームハードのことです。たとえばPCゲームとか、Nintendo Switchとか、メガドライブとか、そういうもののことです。もちろんコンシューマーゲームのゲームハードで遊べるゲームを作るにはライセンスが必要だったと思うので、市井の個人が趣味で作るならその時点で選べるものは限られてきます。
大きく二つのプラットフォーム
世の中には大きく分けて2つのプラットフォームがあります。つまり、「コンピューターを使うプラットフォーム」と「コンピューターを使わないプラットフォーム」です。
コンピューターを使うプラットフォーム
今日ではコンピューターを使うゲームの方が広く遊ばれています。それには複数の要因があって、一人でも遊べるとか、複雑なデータ処理をコンピューターに代行してもらえるから高度なゲームが遊べるとか、グラフィックがあるから視覚的に楽しいとか、そういった要素を挙げることができるでしょう。
逆に言えば、ゲームを作るときに以上のような「コンピューターの力を借りないと実現できない要素」を組み込みたいときには、コンピューター上で起動するゲームを設計するとよいでしょう。
コンピューターを使わないプラットフォーム
一方コンピューターを使わないことによるメリットもあります。何よりも物理演算エンジンなしに物理現象を借りることができます。また、プレイヤーが面と向かって遊ぶことを想定するので、ゲームが交流を生み出す可能性を持ちます。そしてなによりも、開発コストが非常に安くなります。
自分自身の実現したいことをよく考えて、本当に必要な要素がコンピューターなしでも実現できてしまうなら、コンピューターを使わないゲームを作ることも視野に入れてみましょう。
始めからプラットフォームを決める必要はない?
ここで選んでしまいなさいとでもいうかのような紹介でしたが、実は選ぶ必要はありません。この段階では、最終的な開発目標を視野に入れておくというのが正しい態度かもしれません。
というのも、始めから美しい3Dグラフィックやインターネット通信を利用したゲームを設計するのは、素人にはハードルが高いのです。目標が遠大になってしまうと、どうしても開発途中で制作に懲りてしまいます。
最も重要なのはテンポ説
そこで僕が掲げることにしたのは、開発には「テンポが大切」という説です。小さな区切りを作って、一つ一つ進めていき、いち早くプロトタイプを作ってしまいましょう。プロトタイプさえ完成すれば、もう遊ぶことができます。あとは遊びながら修正を繰り返すことができるので、こうなればゲーム制作はぐっと楽しくなるはずです。
テンポを重視するにあたって、遠大な目標は障害にもなります。より重要なのは始めのステップで何を作り、次のステップで何を作るのかという小さな目標です。これを意識して始めの一歩を踏み出してみましょう。
TRPGシステムを作ってみよう
というわけで、このブログでは「TRPGシステム」と「コンピューターゲーム」、合計ふたつのゲームの発表を目指します。ゲームのコンセプトについてはまた来週。長期企画になると思いますが、どうぞよろしくお願いします。
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